ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

千葉・花見川(瑞穂橋〜汐留橋) Hanamigawa River, Chiba, January 19, 2020

2020年01月19日 | 日記

今日はホームグランドの花見川を散歩しました。その前に、自宅のバルコニーでリンゴやキウィに集まるメジロ(Japanese White-eye)です。ソファに座りながらウォッチング出来る最も身近なフィールド。

さあ、自宅から花見川まで歩いて5−6分。水は綺麗とは言えませんが、風情はあります。

瑞穂橋から上流に川沿いを歩きます。まず最初に目に飛び込んできたのが、この鳥の巣!写真では大きく見えますが、とっても小さい。メジロ(Japanese White-eye)の巣かなあと思いました。

しばらく水面を観察しました。イソシギ(Common Sandpiper)とカワウ(Great Cormorant)が最初に登場してきました。

カモ類が多くいます。よく見ないと違いがわかりませんが、写真を撮って後でフィールドガイドと睨めっこしました。こちらはスズガモ(Greater Scaup)のメスです。

こちらはキンクロハジロ(Tufted Duck)。ペアができているようです。

オオバン(Eurasian Coot)は一年を通じて花見川で良く観られます。

岸に上がったカルガモ(Spot-billed Duck)のグループをそうっと撮りました。

オカヨシガモ(Gadwall)です。私にはカモらしいカモ、に見えます。

コガモ(Common Teal)も多く見られました。メス、そしてオスの写真です。メスは川面に向かって佇んでいます。

コガモ(Common Teal)のオスの顔はまるで歌舞伎役者のよう!

賑やかなのは川面だけではありません。周囲の茂みや木々にも目を転じます。こちらはツグミ(Dusky Thrush)です。

かわいい!アオジ(Black-faced Bunting)のメスでしょうか。顔つきが少し幼い感じです。

さて、最後にモズ(Bull-headed Shrike)をご紹介。私にとっては花見川で必ず見たい、そして結構高い確率で見られる鳥です。枝に止まってじっとしてくれるので、写真も撮りやすい!

今日もいつもの平和な冬の花見川でした。

しかし、川岸にゴミが多いことには閉口します。特にプラスチック類。花見川を通じて、東京湾そして太平洋に流れ出てしまうではないですか!汐留橋では実にゴミが沢山で、特に捨てられた釣り糸は何とかならないでしょうか。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栃木・大田原・羽田沼(はんだぬま), Handa-numa Pond, Otawara, Tochigi, December 29, 2019

2020年01月05日 | 日記

もはや年末締めくくりの自然観察は羽田沼となって来ました。新たな伝統?

この風景を見ると何故だかほっとします。

例年のように水面にはカモたちが一杯。まず目立つのはマガモ(Mallard)です。

そして、やはりお目当はオオハクチョウ(Whooper Swan)。仲良さそうな5羽のグループ(家族?)を観察できましたが、オオハクチョウはこの5羽のみ。今年は何故だか少なめですか。

こちらはオナガガモ(Northern Pintail)。不思議なことに、メスが圧倒的に多いです。皆んなで日向ぼっこをしているのでしょうか。

沼を一周してみました。穏やかな田園風景が広がる中に、ジョウビタキ(Daurian Redstart)のオスを発見。鮮やかなお腹のオレンジ色が印象的です。

その次はカシラダカ(Rustic Bunting)。日本へは冬鳥として飛来します。

今回初めて沼を一周することで、水面のカモやハクチョウのみならず、田園や雑木林の鳥たち(雑木林ではキツツキ類がいました)も観察する事ができました。また、羽田沼横の田んぼの水路には、絶滅に瀕し保護対象となっているミヤコタナゴがいるようです。

多様な環境を持つ羽田沼とその周囲は貴重なエコシステムです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

丹沢・大山 Ooyama, Tanzawa, November 29, 2019

2020年01月04日 | 日記

江戸庶民に大人気であった「大山詣」を体験しました。ケーブルカーを降りると、そこは登山の起点、阿夫利神社下社です。真っ青な空をバックに神社の背後の山が白く光っています。

鬱蒼とした森の中、表参道を登って行きます。時々振り返ってみると所々で景色が切れ、雄大な相模湾が見えます。あれっ、まだ11月の神奈川県で雪がありますよ。下では紅葉真っ盛りだったのに。

約1時間半の登山の後、頂上に到着。大山の頂上、標高1252mです。ここに阿夫利神社があります。頂上は美しい雪景色!開いていた売店で食べたカップヌードルは最高でした。(もちろん、神社に参拝しました。)

伊豆半島から江ノ島そして東京スカイツリーまで楽しめる頂上からの絶景を楽しんだ後は、同じルートを下山。往路では雲に隠れよく見えなかった富士山の姿もまずます楽しめました。

この日は自然観察というより山歩きと大山詣が主目的でしたが、下山中に立派なツノを持ったニホンジカ(Sika Deer)のオスを見つけました。私を含め何人もの登山客がカメラを向けても、全く恐れる様子がありません。

今回は初めて丹沢山系に足を踏み入れました。バスやケーブルカーで容易にアクセス出来る大山は、その入口と言ったところでしょうか。丹沢は山深く標高も高いので、今後じっくり攻めたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千葉・印旛沼 Lake Inba, Chiba, November 23, 2019

2020年01月04日 | 日記

千葉在住ながら、この主要な探鳥地でのバードウォッチングは初めてです。車を置いて、サンセットヒルズというキャンプ場近くの「野鳥の森」に向かいます。なかなか雰囲気のある入り口・・。

中に足を踏み入れると鬱蒼とした林相(千葉らしい雑木林)。歩道を進むとすぐに上りに差し掛かり、その先の高台から印旛沼が見えました。大きい沼です。

立派な観察小屋があります。外観も素敵です。森の中の観察小屋・・、その風景だけでもワクワクします。

小屋の中からウォッチングしましたが、あいにく鳥の姿は見られず。外に出て歩き出すと、コゲラ(Japanese Pygmy Woodpecker)が登場。

そして、ジョウビタキ(Daurian Redstart)。これはメスですね。冬鳥。私の大好きな小鳥の一つです。

お花の時期ではありませんでしたが、アザミの花がかろうじて咲いていました。日本だけで100種以上もあるそうです。アザミといえばスコットランドの国花ですが、この秋のW杯ラグビーでは日本がスコットランド相手に雪辱を果たしましたね。

冒頭申し上げた通り、お隣りはキャンプ場です。チェックしましたが、なかなかの設備の充実ぶりに加え、沼を見下ろす風景の素晴らしいこと!名前の通り、沼の向こう側に夕陽が落ちるようです。

このキャンプ場から階段を降り、沼に更に近づくことができます。水面をチェックすると多くの鳥が飛んでいました。その中でも、杭に止まったトビ(Black Kite)の姿が格好良かったです。

千葉の野鳥の会では印旛沼周辺の二箇所で定例会をする程ですから、鳥観察のスポットとしては素晴らしいエリアなのでしょう。これからは何度か足を運び、新たな馴染みのフィールドとしたいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする