ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

アメリカ国立植物園(US National Arboretum)

2012年02月18日 | 日記
少し前になりますが、1月下旬にワシントン東部にある国立植物園に行ってきました。娘が地元の学校の遠足で行って、えらく感銘を受けたという「盆栽」見学が主目的です。ここには実に立派な盆栽がたくさんあって、特に関心のない方でもとっても強い印象を受けるでしょう(私が正にそうでした)。日本からの寄贈品、特に皇族や過去の首相からのものなどもありますし、1600年頃から盆栽として生きているものもあって驚きです!英語では、各盆栽の「年齢」を"In training since XXXX"と表現するのが何だかおかしいです。僕も盆栽が欲しいです。



園内は車が無いと移動できません。それぐらい広く、植物のテーマ別に様々なゾーンがあり、その目的地に車を置いて歩いて見に行くと言うシステム?です。時間もありませんでしたので、わが日本の森を見に行こうとアジア・ゾーンに車を進め、車を下りて少し歩いてみました。やはり日本の木々、植生というものを見ると故郷を思い出すものです。大変寒いのに梅も咲いていて感激です。この公園には四季が替わるごとに来てみたいものです。お弁当を持って、ハイキングシューズを履いて、というスタイルがよろしいでしょう。



少し、というか大分番外編になりますが、ここで日本に戻るANA便からの航空写真をご覧ください。日米間の往復の多い私ですが、特にワシントンから成田に飛ぶ際には、カナダ、アラスカ、極東ロシアを通って、北海道から東北の上空を飛ぶというルートをとるわけで、特に冬の景色は抜群です。席を右側の窓際にとり、時々ブラインドを上げてはカメラのシャッターを切ったものです。最初は、カムチャッカ半島上空、でもそのどこだかは分かりませんね。それからオホーツク海から北海道に入ると厚い雲に覆われ全く地上が見えなくなってしまいました。それでも北海道南部になると時折雲が切れ・・・。恵庭岳(上)、支笏湖(中)、樽前山(下)の全容が!



この恵庭岳・支笏湖・樽前山の風景からは、何だかトリオ或いは家族のような一体感を感じませんか?ちょっとした興奮が冷めやらぬうちに、何とも愉快な、可愛い湖が見えてきました。後で調べてみると「倶多楽湖(くったらこ)」というそうです。グーグルしてみると、カルデラ湖で周囲は活火山。透明度は有名な摩周湖に次いで日本第二位。流入する川も流出する川も無い。観光開発はほとんどされていないとか。いつか行かねばならない場所を見つけた思いです。それから実に海に近い所に大きな山が見えてきました。駒ケ岳です。麓に大沼・小沼があって、ここには学生時代に行ったことがあります(鉄道周遊券での貧乏旅行でした)。津軽海峡を渡り本州に入ると、再び広大な雲海が広がり地上が全く見えません。天気予報で良く聞く通り、日本海側から雪雲が押し寄せているのです。それもだいぶ関東に向かって南下すると、見えてきました、恐らく那須連山です。関東に帰ってきたなあ、と実感する一瞬でした。最後は成田空港からのリムジンバス内から撮った夕陽です。ここまで南下すると暖かささえ感じました。



コメント (5)
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