ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

2014年夏の北海道:ああ、残念、シマフクロウ

2015年01月03日 | 日記
大分ブログをサボってしまいました。気が付けば既に2015年!今年は最低月一回は自然観察を真剣に、そしてそのことをブログにアップ、と思っています。まずは、自分のフォトライブラリーをチェックして、ブログに載せていなかった在庫を一掃したいです。第一弾、2014年7月の北海道一人旅です。

女満別空港でレンタカーをすると、ものの2分も走ればすごい雄大な景色です。まずは網走湖でウォッチングをしましたが、サギ類が多かったですね。きっと浅い湖なのでしょう。この初日のハイライト・原生花園でゆっくりと植物を観察しました。狙いはやはりJapanese Roseとも呼ばれるハマナス(写真参照)。







その晩は麓の清岳荘に一泊して翌朝に斜里岳登山!日本百名山です。登山道の7割ぐらいは沢伝いで、それはもう高山植物のオンパレード。まだ名前を確認するまでにはいきませんが、そのいくつかをご紹介。







この北海道旅行では、2つの百名山、3つのNature Trails、5つの湖、そして7つの温泉を楽しみました。充実の5日間でした。次に訪れた知床では、そもそも鳥の前に関心を持った哺乳類の観察を楽しみに。さて、成果はエゾシカと、そして船からウォッチングしたしたヒグマです。







車からシカを見られたのは少しアメリカ時代を思い出すよう。一方、船からクマ見物というのはなかなか面白い。見られる確率も9割以上とかで、大変お勧めです。もちろん、その途中で、海鳥の観察も十分に堪能できます。









今回のもう一つのハイライトは、憧れのシマフクロウ。大変なファンで、以前はその保護活動をしていた北海道野生動物保護公社のクラブ会員であった程。そこで、宿の部屋からシマフクロウが観察できると聞いていた養老牛温泉へ。庭の小さな池(下記最初の写真)の魚を深夜になると捕まえに来る、そこを贅沢なことに自分の部屋から眺めるという算段なのですが、この日は深夜2時半まで待っても現れず・・。そのまま睡眠、はっと目覚めた5時はすでに周りが明るくなっていましたが、どうやらこの日は現れなかったようです。代わりにと言っては何ですが、キタキツネは登場しました。そして、その下は旅館内の写真の写真で、この池に現れるシマフクロウです。







この旅館でのバードウォッチングは凄かった。その中でも、アカゲラの親子とゴジュウカラをご紹介します。そのほかにも実に鳥が多く、なぜここにはこれだけ集まるのだろうと思ったぐらいです。このアカゲラの親子は、私の目の前に30分ぐらいはいたでしょうか。実にいろいろな表情というか、その行動から想像できる感情を見せてくれました。











他にもあちこち回ったのですが(例:もう一つの百名山・雌阿寒岳も制覇)、最後の写真は大変感銘を受けた屈斜路湖の和琴半島の原生林です。ここはもう心が洗われます。











そのトレールの最後には、これは何だろうという感じの掘立小屋が湖畔にあって、それを覗いてみると何と温泉(無料)。風呂の準備等全く無かったのですが、入らない訳には行かないと思わせるものがあり、そして湖を眺めつつそれを占領、満喫しました。何という旅の終わりでしょう。やっぱり北海道は凄い!



コメント
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