ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

東京港野鳥公園 Port of Tokyo Wild Bird Park, December 17, 2017

2018年01月15日 | 日記

T君とは大学のゼミで知り合ってからの付き合いです。私はそのT君より長男K君の自然環境教育を任されています。そのK君、3歳にしてバードウォッチングデビューを果たしました。その記念すべき場所が東京港野鳥公園で、その日に観られた鳥をご紹介。

公園に入って右手に向かい、陸橋を越えた最初の淡水池。右の明るい茶色をした頭はホシハジロ(Common Pochard)、左下の白と黒のコントラストが美しいのはキンクロハジロ(Tufted Pochard)。

これは何かなあと長い時間フィールドガイドと睨めっこしましたが、どうやらキンクロハジロの雌(Tufted Pochard, Female)のよう。

淡水池を後に観察センターに到着しました。中に入るとスタッフが色々と教えてくれます。何よりも中は暖かい!

センターから見る正面の大きな潮入の池。観られたら良いなあと思っていたカワセミ(Common Kingfisher)が真っ先に登場してくれました。距離が遠く写真映りはイマイチですが、頭から背中にかけての濃い青色が美しい。杭の先から何度も水中に飛び込んでいました。

センターからガラス越しに良く観察できたのはオオバン(Eurasian Coot)の群れでした。恐るおそる隣の淡水池から流れる淡水を飲みに来ては、何かに怯え皆んなで一目散に逃げます。結構コミカルですね。

サギ類もたくさん居ました。ダイサギ(Great Egret)が我々の目の前で魚を捕ろうと頑張っていました。

その後ガイドさんらと共に盛り上がったのが猛禽類の登場。なぜガイドさんはあんな遠くの鳥が見つけられるの?と驚くほど遠くの距離に居ました。まずは、ノスリ(Common Buzzard)。

こちらは更に遠いですが、オオタカ(Northern Goshawk)!潮入の池対岸で行なわれている土木工事現場のすぐ横です。

この日は合計22種の鳥を観ることが出来ました。K君はきっと楽しんでくれたと思います。別れ際に、フィールドノートを差し上げましたが、その後父親のT君から記録状況が送られてきました。

ご両親の監督のもと、自宅で観察結果をきちんと記録できているようです(?)。どこかで読みましたが、子供には、「双眼鏡、フィールドガイド、そしてフィールドノートを与えたら、後は何も教えようとしない」のが良いようです。本人がどう感じるかが重要なのでしょうね。

次回は3月にK君を谷津干潟に連れて行く予定です。将来立派な青年になって、年老いた私をバードウォッチングに連れて行ってくれる頼もしいパートナーになって欲しいです。

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Huntley Meadows, Virginia, December 3, 2017

2018年01月07日 | 日記

アメリカでのホームグランドとも言うべきHuntley Meadows(ハントリー・メドウズ)に行って来ました。今回は、このブログをいつもチェックしてくれるカメアラマンでバードウォッチャーのAntonさんと一緒です。

まずはAmerican Goldfinchと再会。はて、メスそれとも冬の姿?少し目を細め上品に佇んでいます。

この日は素晴らしい天気でした。太陽とAntonさん。

真冬のこの時期に珍しく大変暖かい日でした。それにしても、この時期にトンボ?

以前と比べると、ビーバーの数が増えました?あちらこちらに巣が見られます。それにしても、彼らの巣は相変わらず大きいですね。右手に見えるのは、Great Blue Heronです。

Mallard, Red-eared Slider, Canada Goose... ああ、アメリカ東部の常連さん達が一列に揃っていますね。

Canada Goose達はお行儀が悪い!これでは、安心して木道を歩くことが出来ません!

これ程水の多いHuntley Meadowsは初めて。ビーバーが増え、ダムが沢山作られたのでしょうか。

この曲がりくねったBoard Walkを抜けるとそこは林だった・・。そして木々の間を良く見ると、頭の赤い鳥が居ますが、これが何か全く分からない。Antonさんと喧々諤々の後、これまで見たことの無い鳥Red-headed Woodpeckerと言うキツツキと判明しました。私にとって、久しぶりの初認の鳥です。

中々愛嬌のある綺麗な鳥です。フィールドガイドによると"Uncommon"、つまり余り見られないとのこと。久しぶりに訪れた我がアメリカのホームグランドは、最後の最後に珍しい、私にとって新しい鳥を紹介してくれました。

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