ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

栃木・那須塩原の森にて At a forest in Nasu-shiobara, Tochigi

2021年02月15日 | 日記
コロナ禍の続く昨今、大手を振って鳥見に出かけ難いですね。今回は那須塩原における冬のある日のウォッチング結果をご紹介します。大好きな小鳥の観察には冬がベストですね。

今回はロッジのデッキからウォッチング。デッキで体が冷えては室内の薪ストーブで暖まるという贅沢な鳥見です。(左は試作したバードフィーダー。)



餌をまいてみました。周囲で餌付けをする家は無いので最初は警戒している様子でしたが、意外とすんなりこの環境に慣れたようです。要は食いしん坊ということでしょうか。

最初はこのヤマガラ(Varied Tit)やシジュウカラ(Great Tit)がやって来ました。彼らの大好物は何と言ってもひまわりの種。



ヤマガラとミヤマホオジロ(Yellow-throated Bunting)が鉢合わせ!喧嘩こそしませんが、仲が良いという感じでもありません。



シジュウカラはもうフィーダーに慣れすぎ!



小柄なコガラ(Willow Tit)もやって来ました。これほど至近距離でじっくり観察したのは初めてです。目の辺りを境とした黒と白のコントラストが美しい。



この環境には小さな池もあります。早朝、池の方から「ピー!ピー!」とカラ類のやかましい声が聞こえました。どうやら池が凍っていて「水が飲めないよう(困)」とアピールしていたようです。寒い外に出て氷を割ってあげると、早速鳥たちがやって来ました。

ヤマガラが美味しそうに喉を潤します。







その後はヒガラ(Coal Tit)の入浴タイムです。





美しいウソ(Eurasian Bullfinch)もやって来ました。まん丸として可愛く、オシャレな色合い。のんびりと水を飲んでいましたよ。(左側の黒い部分はデッキの柵です・・。)





実は池の端にも餌を少し撒いており、そちらにゴジュウカラ(Eurasian Nuthatch)がやって来ました。



木々の葉っぱが落ちた冬の森では、上空の青空も見えます。はるか遠くに猛禽類が飛んでいたのでとりあえずパチリ。後日ガイドブックで確認するとノスリ(Common Buzzard)でした。ちと厳しい写真です・・。



森を歩き田園地帯に抜けると正面には悠然とした那須岳。



この那須岳の麓の小さな森で観察できた鳥は、上記を含め合計16種類。声だけのフクロウ(Ural Owl)も含めます。餌場で、池で、上空で観察した多くの小さなドラマを楽しむことが出来ました。冬のウォッチングは、こちらに鳥たちから来てもらうのが良いかもしれませんね。そのための環境整備に勤しみます。

コメント (3)
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