ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

Dyke Marsh

2013年09月30日 | 日記
大分ご無沙汰しておりました。8月上旬からこの9月末、転職に伴う本帰国のため色々と楽しくも忙しくしておりました。この間、色々な場所にて自然観察の機会もあり、書くべき記事をため込んでいます。日本での新しい仕事もいよいよ始まるので忙しくなると思いますが、ゆっくりとまずはため込んだものをアップし、加えて今後の日本での自然観察日記も続けていきたいと思っています。

さて、今回は8/3にオランダ人のアントンさんご夫妻と行ったDyke Marshです。そう、8月下旬に帰国しましたのでしばらくはアメリカ滞在時の報告となります。このフィールドは以前このブログで紹介したことがありますが、今回は夏の時期、どんな鳥が見られたのか簡単に報告します。

まず、観察開始から間もなく・・・



上空にBald Eagleの登場です!



いきなりテンションが上がります。が、まずは花や風景をご紹介することでこの湿地帯の雰囲気を楽しみましょう。







日本の芙蓉のような花もありました。ここはご覧の通りボードウォークもあり、小さなお子さんがいても安心して自然観察ができます。

Wrenと言えば私にとっていつもCarolina Wrenでしたが、今回はアントンさんの確認により初めてMarsh Wrenを見ることができました。小さい体に似合わず、精一杯声を張り上げ我々を楽しませます。



こちらはBrown Thrusher。これも私は初めて見ました。結構体の大きい鳥ですよ。カラスとハトの中間ぐらいでしょうか。ただし、あまり可愛い鳥ではありませんね。主観的な意見ですが。



その一方、これは実に美しくかわいい!これもまた初めて確認した鳥で、Yellow Warblerです。夏の渡り鳥。9月終わりのこの時期、既に南に向け飛び立ったでしょうか。





この時期、意外とまだ子育てが続いているのですね。いくつかアクティブな巣を観察できましたが、この写真もアントンさんの気合の入った一枚です。周りに他の鳥が来ると、凄い勢いでスクランブル発信する親でした。



アメリカ滞在の最後の1年ぐらいは、このアマチュア写真家アントンさんとの鳥見が実現したお蔭で、素晴らしい写真に恵まれました。今回が彼とのパートナーシップの最後。まあ、取りあえず最後ということで、これからも彼とは日本で世界で鳥見をご一緒したいと思っています。彼には、「是非、冬の北海道で丹頂鶴を」、とのメッセージを残し、アメリカを去ってきました。その際には、彼にはシマフクロウの写真もとって頂きたいです。