ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

水戸・偕楽園と千波湖

2011年12月30日 | 日記
これからの約1年間、今度は日本をベースにアメリカとの間を行ったり来たり、という生活になります。米国・ポトマック近辺のみならず、日本のフィールドも精力的に(?)紹介したいと思っています。親戚へのご挨拶の帰り、日本三庭園の一つ偕楽園とそれに隣接する千波湖を散歩する機会がありました。

早速偕楽園南側を流れる桜川をウォッチ。これまで国内では見たことのないコクチョウの親子たちが目に入ります。きれいな鳥なんですね。飼育されていないコクチョウを目にするのは、約20年前、大学の卒業旅行で行ったオーストラリア以来です。そうです、オーストラリアの固有種です。その周りにも、コガモやコサギ、イカルチドリが見られます。水深の浅い川でした。



真っ青に晴れ上がった上空にトビの旋回を観察しながら、偕楽園に入ります。言わずと知れた梅の名所。あと1か月ほどで咲き始めるのでしょう、既に蕾が膨れ始めています。歩いていくと、梅林とは対照的に「雑然」とした茂みが見えてきます。いわば、ここ本来の植生なのでしょうか。雑多な種類の樹木からなる森です。それから、園内の好文亭に歩を進めますが、あいにく震災の影響を受け現在改修中。そう、茨城県は震災地なのですね。



千波湖は水戸市民の憩いの場、そして運動の場。周回する舗装道を多くのランナーが行き交います。水辺には実にたくさんの水鳥が見られます。カルガモ、マガモ、コガモ、オナガガモ、コクチョウ、オオバン等。餌付けの影響もあり、とっても人に近い所に集まります。その場所は、水戸光圀公の像が見つめる先でした。



水戸、初めて歩きましたが、いい都市ですね。歴史もあるしサイズもいい。近くには海もある。次回は、是非涸沼にも足を伸ばし、鳥のみならず豊かな淡水魚の生態系も観察したいものです。

コメント (1)
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