ポトマック自然観察日記

アメリカ東部の自然紹介をきかっけに、日本や世界の自然観察を共有。

千葉・船橋三番瀬 Sanbanse, Chiba, December 20, 2020

2020年12月23日 | 日記
I thought I should report this time in English as I have a passionate follower of this blog, who does not understand Japanese but enjoys checking where I went and what I found.

I was back again in Sanbanse, a precious wetland of Tokyo Bay. Very cold but good weather.



I walked on the jetty and found on my left hand a group of Greater Scaups, winter visitors to Japan. There were many of them, but people familiar to Sanbanse kept on saying "should be many more." This is what I hear at many sites these days.





I enjoyed watching Dunlins resting on another jetty far away. From time to time, scared by something, they flew around and came back to the same place.







Among the Dunlins, I found a few others such as Sanderlings, and in particular was impressed with a Saunders's Gull, a rare bird in this part of Japan. It is the big and white one in the photo.



I turned to the right side of the jetty where I was walking. In a distance, I saw a really long black dotted line just above the surface of the Bay with Mt. Fuji in the background.



I zoomed in a bit...



It was a crowd of Great Cormorants. This black 'line' on the Bay looked really long - a kilometer or so.



After more than an hour of watching from the jetty, I started to walk back to the shore. At a reed bed, my favorite Bull-headed Shrike showed up. This one should be female. As she stayed there, I was able to watch her for a long time. In fact, it was I who left this place first.









Tide was high most of the time I was there, but started to get low, creating small patches of 'land.' Shorebirds started to appear. This is a Kentish Plover.



This Dunlin has only one leg. Felt sorry but s/he walked and flew without any difficulty.



Sanbanse satisfied me. I felt good having visited there thanks to many spectacular scenes with birds. But, before the end of this article, I need to place this photo and remind us all about the garbage coming from our modern life.



Not a nice combination of the garbage and Northern Pintails.
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千葉・花見川(探鳥会) Hanamigawa River, Chiba, December 13, 2020

2020年12月16日 | 日記
10年以上ぶりで日本野鳥の会による花見川探鳥会に参加させて頂きました。計4時間で歩数は約17,000歩、自宅との往復も自転車でしたので、とても良い運動になりました。

花見川中央公園で集合後、最初のポイントである雑木林に入りました。



まず登場したのはツグミ(Japanese Thrush)。越冬のため渡ってきたのですね。この個体の後も雑木林の中で多数が見られました。



林を抜けると、なんと上空にミサゴ(Osprey)が!長年この探鳥会に参加されれている方も「初めてではないか」とコメント。魚を足に掴んでいるようです。想像では、印旛沼方面に飛んで行ったことでしょう。



皆さんで花島公園に入っていきます。紅葉が美しい時期です。



水路沿いの大きな岩の上で、ジョウビタキ(Daurian Redstart)がポーズしていました。



ここからモズ(Bull-headed Shrike)のズームインをご覧ください。かなり距離がありましたが、探鳥会のように大勢で活動していると、一人では見つけられなかったであろう鳥にも出会えます。どこに居るか分かりますか?



もっと近づきます。見えますね?



何か喋っていますよ!



公園から花島観音の横を通って花見川に出るところ、メジロ(Japanese White-eye)がペアで柿の木にいました。



川に近づくと、藪の中からコジュケイ(Chinese Bamboo Partridge)の「チョットコイ」の声が聞かれました。写真はとれませんでしたが、存在を大いにアピールしていました。

ああ、何かノスタルジックな花見川の風景・・。手前の欄干がかなり古い橋だと表しているせいでそう感じるのでしょうか。水面に繁茂する水草は南米からの外来種で、除去が必要だと聞きました。



ここから川沿いを歩きますと、この日はカワセミ(Common Kingfisher)のオンパレード。何度も出てきてくれました。一体花見川流域には何羽のカワセミが棲んでいるのだろうと知りたくなりました。





私の中では、花見川=カワセミとなりつつあります。いつ見ても美しい鳥です。

最後にじっくり観察したのがカワラヒワ(Oriental Greenfinch)。川の近くの家庭菜園エリアで3羽。少し大きな個体?色が少し濃い?などの声が参加者から聞かれましたが、リーダーによるとオオカワラヒワとのこと。



鳥合せの結果、この日に観察できたのは30種。地元・花見川が、カワセミを始め多くの鳥にとって重要な生息地であることを再認識しました。
コメント (2)
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渡良瀬遊水地 Watarase yusuichi (or retarding ground), December 6, 2020

2020年12月09日 | 日記
ついに渡良瀬遊水地を訪れました。4県そして4市2町に跨る広大なウェットランド、ラムサール条約登録地、そして足尾銅山鉱毒事件に端を発する人造の環境。健全な生態系の創出と維持を目指し適切に手を加えていこうと連携している、自治体、市民団体そして国交省・・・。見所、考え所満載のフィールドです。

今回は第一調整池の北ブロックと呼ばれる湖を反時計回りに徒歩で一周しました(かなりの距離、自転車があった方が良いです)。遠くに日光連山が見えます。


しばらく歩くとヒドリガモ(Eurasian Wegion)の群れを発見。


美しいカモです。特に嘴の水色と顔の茶色の組み合わせが素敵です。


群れは陸に上がりたがります。行き交うサイクリストなど周囲に気をつけながら何度も行ったり来たり・・。


大きな樹の下の芝生エリアを目指していたようです。


そして水面にはカイツブリ(Little Grebe)。すぐに潜ってしまうので、いつも撮影に苦労します。3連射ご覧あれ。


ボケましたが、面白い瞬間。


かろうじて尾が見えます!


何回ものダイブに付き合いましたがキリがありません。次に移動。進行方向右手となる谷中ブロック側の水面もウォッチング。すると、アオサギ(Grey Heron)が1羽佇んでいます。美しい。


でも1羽ではなかったようです。お相手が飛来してきました。良かった。


湖の周囲には木々やブッシュが繁茂しています。その中には小鳥たちがたくさんいました。シジュウカラやスズメに加え、このアトリ(Brambling)をじっくり観察できました。


先程のカイツブリに加え、カンムリカイツブリ(Great Crested Grebe)も見られます。カイツブリ類中で最大とのこと。白い首が印象的です。




遊水地として洪水調節機能を果たすために水門やクリークが多々あります。こうしたストラクチャー付近には鳥が結構います。このカワウ(Great Cormorant)は正に井戸端会議の真っ最中。


湖の周囲は広大なヨシ原。


そしていかにも多くの生き物が棲んでいそうなクリーク。


ヨシの先端にも鳥たちがいました。これはジョウビタキ(Daurian Redstart)のメスです。


ウォッチングはここまで。この後、近所に会場に設けた「渡良瀬遊水地を守る活動30周年記念講演会『ラムサール湿地 渡良瀬遊水地をこれからどうする』」に参加させていただき、生態系管理の最前線や地元の諸団体の協働ぶりを勉強させて頂きました。遊水地を管理する国の機関、地元自治体、市民団体、そしてアカデミアがバランスよく参加、活動している様子でした。

例えば治水の観点から、コンクリートを中心とした「グレーインフラ」ばかりでなく、本遊水地のような生態系管理を活用した「グリーンインフラ」の推進が求められていくとのご説明に大いに首肯しました。
コメント (1)
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