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【STRaND-1②】結論から申し上げますと『これからCube Sat(Micro Satellite)がますます面白くなる』ということです。サイトを読んでみると、この衛星のプロジェクトではスマートフォンを宇宙に持って行くらしい(CubeSatに組み込むということ)いよいよスマートフォンを使っていないことには訳がわからなくなりそうです。今スマートフォンにはどんな機能があるでしょうか。カメラ、GPS、加速度計、コンパス、データストレージ、バックセンサー、バッテリー◆OSはアンドロイドで、オープンソースで衛星用を開発して使う◆Wi-Fi用の周波数が2.4GHzだとして、その周波数を使い、宇宙空間にあるスマートフォンと通話する。カメラで撮った画像も送ってくる。
【問答集】「意訳、抜粋」(電話機=携帯電話機=スマートフォン)
Q1 どんなスマートフォンを使うのですか。
A 特定の電話機を支持しません。今のスマートフォンの多くは同等の性能を持っています。
Q2 電話機が宇宙線にやられてしまうことはないですか。
A 地上で携帯電話機のモデルに放射テストをしています。
Q3 バッテリーが凍ることはありませんか。
A オンボードコンピューターはバッテリーの温度を監視します。冷えすぎれば温めます。
Q4 いまだかつて電話機は宇宙に行っていないと思うが大丈夫か。
A ・気象観測気球に載せて高空でのテストをしています。
・日本のCute1.7ではPDAから取り出した回路基盤を使って実用化されています。etc.
Q5 どれくらいの費用を見ていますか。
A スマートフォンに350ポンド以内、全体予算で高級乗用車1台分以上を見ています。
Q6 このようなことは宇宙ごみの増加になりませんか。
A スペースデブリは由々しき問題であることは十分承知しています。目的を達成したら大気圏再突入のためのスラスタを備えることになっています。
Q7 スマートフォン内蔵のGPSを使うのですか
A (不明)
Q8 Googleはこのことを知っていますか。
A もちろんです。彼らはクールなアイデアだと言っています。
【さらなる感想:後記】このプロジェクトの面白いところは、Micro Satelliteでありながら軌道コントロールを試みることだと思います。それは将来「衛星同士のランデブーとドッキングを目指し、目的を達成したら大気圏へ再突入させ宇宙ごみとならないようにする」効用があります◆そしてスマートフォンを組み込むこと。1リットルの容積の中にスマートフォンが幾つ入るでしょう。重さを考えなければ1㍑は十分な容積です◆デジピーターが宇宙を飛んだように、Wi-Fiの無線親機が宇宙を飛んでいれば、アマチュアレベルで「衛星携帯電話が出来る」そんなことも夢ではなさそうです。