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【FO-29から聞こえたデジタル信号】
◇ポール「この間、FO-29からデジタル信号が聞こえたよ。ダウンの周波数は435.860ないし436.865MHzあたりだったから、ドップラーを考慮して、アップの周波数は145.940MHzと思えるんだ」◇ボブ「これは単なる空想だけど、衛星を介して電波の発信源が突き止められたらすごいだろうね。ドップラーから逆算する方法や、電波形式の分析など、研究すれば可能性はあると思うよ」◇ポール「明らかにPSK31ではなかった気がするんだ、今度聞こえたら録音をアップするよ」◇ステファン「以前、FO-29で多くの人がPSK31を使って見たことがあるんだ。信号をウォーターフォールで確認すれば分かると思うんだがなぁー」◆北米での話しです。拡大意訳【感想】ボブさんことW4APR局は、APRSの開発者ですが、言っちゃあ何ですがこの人の英語はひどい。とても翻訳出来たものではない。学者ですから独特のキャラクターをお持ちなのでしょうが、万人に分かりやすい美しい英語を使ってもらいたいものです。それはそれとして「電波の発信源が分かる」システムを確立しようとした人であることには違いありません◇ボブさんの頭は普通の人には想像のつかない思考構造になっていて、常にとてつもないことを考えているようです。昨年の金星太陽面通過の時、来日しましたが「観測点の違いによる何か」を究明しようとしていたのだと思います。日本のAPRS取り組みの第一人者であるJF1AJE松澤さんもボブさんと会いたかったようですが、とうとう会えなかったとのこと。