●本日午前7時快晴22.3℃ 梅雨の晴れ間 湿度低い
◆【ドイツへ⑩】◆10日間連続で書くというのは厳しいものがあり、昨日は休載となりました。少し長くなりますが、最終回にしたいと思います◆たった3日半、観光で訪れただけで「ドイツ」という国が分かるはずもなく、そもそも観光とは何ぞや。違った景色を見て、名所旧跡を訪ね、少し歴史が分かり、自国とは違うことが分かり、おいしい食べ物を食べて、日常を離れて休暇を楽しむ ◆ドイツは確かに美しい国でした。日本にはない風景がありました。ミュンヘンという大都会の真ん中を垣間見ただけでも、先進国であり、その豊かさを感じました。デパートの地下食品街も覗きましたが、日本のそれと同じかそれ以上に見えました。食品も豊かです。ミュンヘンの市街地の一角に「ヴィクトリアリエン市場」というのがあり、食品を中心にした大きな市場なのですが、とても豊かです。緑の木陰で大勢の人がビールを飲み、ひと時を楽しんでいます。平日ではありましたが、緑の広場で家族連れなどの人々が寛いでいます。基本的に平和です。4日目である最後の日に見学したのは「レジデンツ宮殿と宝物館」でしたが、ミュンヘン市内中心部にあります。王侯貴族の宮殿とその宝物ですが、この宝物がまた、口では言い表せない凄いもの揃い、よくこれほどの金銀財宝を集め、作り出したものだと驚くばかりでした。富が集約された時代はどの国にもあったようです。ドイツ去りがたしですが時は流れます。 この宮殿を案内してくれたのは、現地の70歳を越えた日本人女性のガイドさんでしたが、活力に溢れる「スーパーおばちゃん」でした。言葉巧みに宝物のいわれを語りました。彼女曰く「世界も狭くなりましたねぇ、また来りゃいいのよ、飛行機に12時間も乗れば、ドイツに着いちゃうんだから」 ◆「君にして偉大なことどもにあこがれるなら、君の魂を旅へといざないたまえ、数々の国の入り口に、富と喜びと選ばれた友達とが君を待っている」アラビアンナイト「千夜一夜物語」◆続編をどこかで書くかも知れませんが、10回になりましたので、旅日記【ドイツへ】を終ります。