平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録6月17日(水)

2020-06-17 07:51:40 | アマチュア無線

本日午前7時快晴22.5℃

Working 08:30~17:00

【AO-92】水曜日 L/Vモード に切り替わる日

【Meteor-M N2】07:23 受信周波数137.100MHz 梅雨前線は、少し南に下がっているようです。当局のロケーションでは快晴

【AO-92】20:42 L/Vモード ■交信(FM:Tone 67.0Hz)JA0CAW JH2AMN ■受信 JA0FKM/1 JG1LXL JA2NLT JA6EGM 20:44′27″にVoice Beaconが聞こえ、その後少し経ってONになりました。

【Mode】英語の「モード」には同義語が30もあって、日本語訳がピタリと来るものはなかなか見当たりません。↑多くの局が「Lモード」と言っていますが「Lモード」というのがあるのでしょうかね。この場合の「L」は「Lバンド」を指し、1200MHz帯のことですから「Lバンドアップリンク」もしくはLバンドで上げてVバンドで降りてくるのだからそのモード「L/Vモード」が正しい表現のような気がしますがどうでしょう。Modeの同義語:style trend system position operation functionなどなど… Lモードが定着したとするとUバンドで上げてVバンドで降りて来るのは「Uモード」ということになってしまい。表現としておかしいでしょうちなみに、AMSAT-BBへの切り替わる予告の投稿では「mode L/V」という表現になっています。

【AO-92】22:16 L/Vモード ■受信 JR6DI JA0FKM/1 JA6PL JH2AMN JR2NPC JA6EGM JG1LXL Payloads:91

【New Sat】「新しい人工衛星」人工衛星は目的をもって打ち上げられます。大学などが開発し、宇宙空間を研究する目的などの場合は、その内容が公開されます。そしてその「打ち上げ情報」は事前に伝わってくるのが通常です「AMICal-Sat」の打ち上げはAMSAT-BBへの投稿で知らされました。この衛星のホームページも紹介されています◆それとは別の打ち上げ情報は「Orbital Launches of 2020」にもあります。軍事衛星以外の打ち上げ情報と思えます。ただし、これを見ても一つひとつの衛星のことは分かりませんので情報不足ですが、衛星によってはそのサイトへ誘導しているものもありますから、調べることは可能ですそれから、アマチュア無線の周波数を使う衛星についてはIARUの周波数調整委員会に諮られ、周波数が決定されます。衛星が計画された段階で製作側では申請しますので、大方は、打ち上げの何年か前にその衛星で使う周波数が決められています。どの周波数に調整されたかは、衛星名で検索が可能です今回、6月19日にフランス領ギアナのクールー宇宙センターからVegaロケットで打ち上げられる衛星は一度に53機のようです(Orbital Launches of 2020には65機表記されていますが…)そのうちの1機が「AMICal-Sat」となります。ESA(欧州宇宙機関)と言えばアリアンロケットですが「Vega」ロケットは低地球軌道ペイロード用の小型個体燃料ロケットで、アリアンとは別に開発が進められて来たロケットです。

【AMICal-Sat】打ち上げ後、軌道要素が分からないと追えません。予想「TLE」が出る場合がありますが、出ない場合は「CelesTrak」(セレストラク)の最近30日以内打ち上げにどれだけ早く「OBJECT」が出るかです。そのOBUJECTに見当を付けて追う方法がありますが、今回のように53機ともなるとどうでしょう。でも最長24時間くらいは固まって飛翔していると思われますので、始め、中、終わりの方のOBUJECTに見当を付けて追うとか、いろいろ方法はあるはずです。管制局はどのようにOBUJECTに見当を付けるのか、管制局側から予想TLEなり、打ち上げ後の想定OBUJECTなりが出て来ればそれが一番いいのですが…。

【AMICal-Sat】ホームページには、周波数とモードが紹介されています。それから「Telemetry Decoder」と、そのデコーダーの動作確認のためのSumple.wav「satellite boot and beacon.wav」(41MB)がダウンロード出来るようになっています。

 

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