平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録6月21日(日)

2020-06-21 10:25:44 | アマチュア無線

本日午前7時雨18.1℃ その後曇り 夏至

【AO-91】10:08 ■交信(FM:Tone 67.0Hz)JA0FKM/1 JA2NLT ■受信 JA7ODY JK2XXK Payloads:56

【AO-92】10:14 ■交信(FM:Tone 67.0Hz)JA2NLT JA1CPA JA6EGM JL1MZP JA4GVA ■受信 JA0FKM/1 JK2XXK 8N6SHURI/6 JR5FGP Payloads:64

【CAS-6】10:31 ■交信(SSB)JK2XXK

↑Statusには、日本時間20日(土)午前5時からの時間に使えた(Heard)とのレポートをアメリカアリゾナ州のKC4LAウィルビーさんが一番最初に上げています。

↑JK2XXK局との交信は次のような状況でした。受信のメイン周波数145.925MHzをUSBモード受信固定で受信。送信をCWにしてループを取ろうとしますが、取れません。Wからの音声レポートを見るとSSBで-6.290kHzとなっているので最初マイナスにしていたのですが、アップ周波数を上へ動かして行くと、一瞬ループのCWが聞き取れました。そこから周波数を動かさずにループ取りをしているとまた聞こえます。Transponderが断続的にON/OFFになっているようです。これもレポートにあったとおりです。時間は計りませんでしたが、4秒ON、4秒OFFくらいの感じです。ONの間に「こちらはJE1CVL」を伝送するのがやっとです。これをダウンの中心周波数145.925MHzで繰り返しているとそのうちJK2XXK局の高速CWが聞き取れました。クロスモードで応答と思い「JK2XXK599」だけを送りました。当局の送信をXXKさんは、聞こえたはずですが「JE1CVL59」は打てなかったようです。実は、音声とCWでは音声の方が早いのです。そのうちXXKさんはSSBに切り替え「CVLさん59」を送って来ました。当局も「XXKさん59」を送って交信成立です。TransponderがOFFになる時間を挟んでの交信という形でした。ループはSSBの場合で+1.710kHzでした。

↑アメリカのN3CRT Charles R Reicheさんは、2秒間ON、5秒後に再びONになるとしています。

↑この衛星の主任管制官、中国のBA1DU Alan Kungさんは「状況を分析して故障の原因を究明する」としています。今、正常でない状態なので「故障」と判断しているようです。

【CAS-6経過】2019年12月20日 FLORIPASAT-1と共に打ち上げられる12月、行方不明説流れる2020年1月6日 アンテナが展開されていないとの情報アンテナを展開する時のトルクで衛星の軌道が変わってしまう惧れから慎重に対応当初3月の上旬頃までにはアンテナの展開を試みることになっていた2020年6月20日(土)日本時間午前5時頃のパスでKC4LE局がTransponderのONを確認(アンテナの展開作業が成功した結果とみる)

【XW-2Dと同じ症状】↑上記「CAS-6」と「XW-2D」は、現在同じような症状を見せていることになります。中国で開発されたCubeSatがいみじくも同じ症状を見せているということは、設計上の問題があるのかも知れません。

【AO-92】20:49 ■交信(FM:Tone 67.0Hz)JJ1GLK JK2XXK JH1NCT ■受信 JR4XME JN1SCAA JR5FGP Payloads:9

【CAS-6】21:23 最大仰角40.9°∠滞在12分 ■交信(SSB)JH7JHX JK2XXKJK2XXK局がJK1AFI局を呼ぶのが聞こえました。1,710Hz⇐つまりアップ周波数435.28171MHz LSBで上げると145.925MHz USBで自局のダウンが聞こえます。これは当局のRIG「FT-847」の場合です。アップ周波数のループ補正値はSSBの場合で+1.5~1.7kHzの間でしょう。

↑JK2XXKさんは、コツを掴んだようで「CQ JK2XXK」をDownの中心周波数145.925MHzでONになる毎に出し続けていました。ストップウォッチで計って見たら、ONになっている時間は2秒弱、再びONになるまでの間が約5秒です後は、交信を試みる周波数を「145.925MHzUSB受信固定」と決め、これを暗黙の了解事項とします。そして、だれも居なければCQを出し、次の5秒後はワッチ、何も聞こえなければ次の5秒後はまたCQを出す。というような運用方法が考えられます。1回CQを出したら次の5秒後は出さないで呼び出しを待つという方法です。帯域20kHzなのに1チャンネルで交信する形になります。もちろん中心周波数にこだわることはないのですが、ONになっている時間が2秒弱では、見つけるのが大変です。皆が出る周波数が決まっていればそこに合わせれば良いことになります。

コメント
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