●本日午前7時快晴2.5℃
【KITSUNE】23:22 CW Beacon パス中1回出ました。録音再生
【KITSUNE Project】九州工業大学が開発した6UnitのCubeSat すでにISSに運び込まれていますが、日本時間今夜20:50~21:20の時間帯にISSから放出される予定で、ライブ中継もあるようです。
◆ 437.375MHzで90秒毎にCWBeaconが出るようですので、まずはこれを受信して成功かどうか判断することが出来ます。
◆ TLEは? ISSからの放出ですので、しばらくはISSの軌道要素(TLE)で追うことが出来ます。放出直前のISSの軌道要素を確保し、しばらくはそのTLEをFix(固定)しておくと良いでしょう。
以下、衛星の概要とミッション
KITSUNEは、外形寸法が100mm×200mm×300mmで、質量が約14kg未満の6UCubeSatです。
ミッション01:高解像度カメラミッション
KITSUNE衛星に搭載されたカメラペイロードは、5メートルクラスの解像度の画像をキャプチャします。 KITSUNE衛星は、姿勢決定および制御システムを使用して、カメラのペイロードを照準し、ターゲットの周囲に5つの画像をキャプチャします。次のパスでは、UHFアップリンクコマンドにより、画像はCバンド通信を介してダウンリンクされます。 Cバンド通信が失敗した場合、UHFダウンリンクが画像とテレメトリに使用されます。
ミッション02:Cバンド通信デモンストレーション
KITSUNE衛星のCバンド通信ボードは、最大20Mbpsのアマチュア高速データダウンリンクをデモンストレーションします。
ミッション03:Cバンド移動地上局ミッション
Cバンド移動地上局は、主要な地上局から独立したシステムとして開発されています。移動式地上局は、衛星に搭載された小型の2メガピクセルのカメラにコマンドをアップリンクして、2メガピクセルの圧縮画像を撮影し、すぐにダウンリンクします。目的は、モバイル地上局へのCバンドを介した最大1Mbpsのダウンリンク速度を実証することです。移動式地上局は、主地上局と同じ周波数を使用します。
ミッション04:電離圏全電子測定ミッション(アマチュアリンクの関与なしのミッション)
KITSUNE衛星はチップスケールの原子時計を搭載しています。これは、地上局から送信されたアップリンクコマンドと衛星側での受信時間との間の時間遅延を検出するために使用されます。地上局は、450MHzのスペクトラム拡散信号を介してダミーデータを送信し、地上局での信号送信の時間を記録します。 KITSUNE衛星は、ソフトウェア無線(SDR)を介してこの信号を受信し、GPS時間とチップスケールの原子時計を使用して受信時間を記録します。記録された送信時間は、450MHzUHF通信アップリンクを介して送信されます。時間差は、搭載されている電離層の全電子数を計算するために使用されます。 UHF非アマチュアダウンリンク(400.960 MHz)は、科学データとテレメトリをダウンリンクするために使用されます。
ミッション05:ストアアンドフォワードミッション(IoTミッション)
(アマチュアリンクの関与なしのミッション)KITSUNE衛星には、受信機としてLORAデバイスが搭載されています。 LORAデバイスを備えた固定および移動式地上センサー端末があります。センサーデータ(温度、湿度、GPS位置など)を収集し、400MHzおよび433MHzISM帯域の非アマチュア周波数でデータを送信します。 KITSUNE衛星は、地上センサー端末からデータを収集し、400.960MHzの非アマチュアデータダウンリンクを
介して主要な地上局にダウンリンクします。最初の地上センサーターミナルは九州工業大学のキャンパスに設置されます。
次の周波数が調整されています
•4k8GMSKを使用した437.375MHzCWビーコンとHKデータ
•10/20MbpsのQPSKまたは100kのBPSKを使用した5840.000MHzCWビーコンと画像のダウンロード/
5Mbpsまたは4k8bpsを使用するGMSKも、アマチュアによるカメラアクティベーション用の
エミッション指定子10K0F1Dを備えた5658.000 MHzのアップリンク