ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

ライヴ・エイドのDVD

2005-09-18 22:50:26 | MUSIC
ライヴ・エイドのDVDを見た。
このところ、深夜のテレビを見ていると、このDVDの通信販売をさかんにしていた。懐かしい画像が一杯だったので、タワーレコードに行って、買いに行ったのだ。
このライヴ・エイドは、アフリカの飢餓に対する募金のため、1985年7月13日、イギリスとアメリカで行われたものだ。20年以上前である。
自分も、このときテレビで一部は見れたのだが、80年代ブリティッシュロック好きには、改めてじっくりDVDで鑑賞できるのはありがたいことだ。
主な感想をあげると、
まずこのライヴの主宰者、ボブ・ゲルドフ率いるブームタウンラッツの「I don't like mondays」に涙する。
もともとセンティメンタルな曲なのだが、それを彼に熱唱されると、感激してしまう。
ただ、このボブ・ゲルドフ、今見ると、大泉洋に見えてしょうがない。
「水曜どうでしょう」のファンとしては、笑ってしまう。泣き笑いの状態である。
あと、女性歌手、シャーデーのセクシーさに魅了される。白い衣装がなんともよい。
DISC1の最後はU2である。ボノが詰襟の学生服のような衣装で、舞台の上下動き回っている。やはり別格である。ステージの下まで行き、ファンの女の子を呼び寄せ、抱きしめたりしていたが、ファンの安全を守るスタッフからするとひやひやものだろうと、余計な心配をしてしまった。
クイーンも、U2と同じくやはり別格である。客ののりがすごい。フレディのステージは圧巻である。くねくねと怪しい動きをし、カメラマンのおっさんにまで迫っていたのには笑ってしまった。
あと、マドンナのかわいさが光っている。この時期のマドンナが一番好きである。この後の日本でのライブでは下着姿だったが、見せ過ぎで、食傷してしまった。
シンプル・マインズも個人的には嬉しかったが、ステージがアメリカだったこともあり、客のノリが一部だったのは残念だ。
以上、ぱっと思い当たるところを書いてみたが、これを見て、ロック好きだった昔の血が騒ぐ。今度はU2のライヴDVDでも買ってみようか。
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古都プラハよ いつまでも

2005-09-18 00:05:56 | プラハ探索
地下鉄の駅の入り口を見つけ、降りようとするとき、ふと前を見ると建物の下にあるアーチ型の短く、暗い通り道の向こうにプラハ城が見えた。
曇天でかすんでいるものの、大聖堂とその前の宮殿が見える。
思わず立ち止まり、しばし眺め、名残を惜しむ。
プラハの象徴に別れと感謝の気持ちを告げ、地下鉄への階段を下りていった。

ここプラハだけでなく、ヨーロッパの主な都市を見て感動することは、古い建物、古い街並みがしっかりと保存されていることである。
人によると、それはヨーロッパの後進性であり、単に過去の遺産に頼っているだけじゃねえか、という意見もある。
しかし商業主義や利便性の誘惑にめげず、過去の遺産を保存することは本当にたいへんなことなのである。そしてそれは、自分の地域の文化や歴史に対する愛情につながっているのだ。
チェコもEUに加入し、経済的にも発展していくと思うが、古都のよさを引き続き残していき、あまり派手にならないでほしいと強く願う。

地下鉄A線にのり、終点まで行く。バス乗り場を探すのに少し手間取ったが、空港の標識があったのでそこでバスを待つ。
バスに乗り込む。しばらくすると、雨が降ってきた。フロントガラスのワイパーが激しく動く。自分がいる間は、曇りがちのときもあったものの、雨は降らなかった。晴男の面目躍如たるものがある。
プラハの郊外の自然を抜け、空港に着く。出発時間には十分間に合った。
チェコの通貨があまっていたので、チェコ産の白ワインを買う。チェコといえばビールのイメージが強いが、ちゃんとぶどう畑もあり、ワインの製造もしているのだ。
飛行機に乗る。途中窓から月を見る。地上から見るのとは違い、自分と月がほぼ同じ高さにあるような錯覚にとらわれる。
パリに着く。テロにも遭わず、無事帰って来れた事にほっとする。空港からエアフランスのバスに乗り込む。
エトワールに着く。凱旋門が美しくライトアップされている。パリの象徴に出迎えててもらったような感じだ。プラハ城を見たのと同じく、しばし立ち止まり、その威容を眺める。
翌日、冷やしておいたチェコの白ワインを思い出と共に痛飲する。さっぱりとした辛口で、おいしく飲み干した。
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