ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

マルセイユ・フォス港の東部エリア

2021-04-04 08:17:32 | フランス物語
再びマルセイユのノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院からの眺め。
旧港の向こうには長く伸びる防波堤に守られた「新港」があります。
この港の正式名称はマルセイユ・フォス港と呼ばれています。
フォスというのはマルセイユから西に50キロメートルほどに位置するフォス・スール・メールという街からきています。ここにも別の港があります。
この街はマルセイユと同じブッシュ・デュ・ローヌ県に属しています。だから離れている港を一体化しているのかもしれません。
マルセイユの方が東部で、フォスの方が西部となります。
マルセイユ・フォス港のHPを見てみると、

Bassins Est : une zone portuaire urbaine, située au cœur de la ville de Marseille, 400 ha (entre la Joliette et l’Estaque), considérée comme un port de proximité en Méditerranée pour les marchandises et les passagers.

東部ドック:マルセイユ市の中心部、400ヘクタール(ジョリエットとエスタックの間)に位置する都市の港湾地域で、商品や乗客のための地中海沿岸の港と見なされています。

Bassins Ouest : une zone industrialo-portuaire à Fos-sur-Mer de 10 000 ha (soit la surface de Paris intramuros), dont 3 000 ha d’espaces naturels, considéré comme le port de la massification et du « deep sea », dédiés aux grands flux intercontinentaux pour l’industrie et la logistique.

西部ドック:10,000ヘクタールのフォスシュルメールの工業港地帯(パリ都市圏の面積とほぼ同じ)で、そのうち3000ヘクタールは自然地帯であり、巨大で「深海」の港と見なされ、産業とロジスティクスの主要な大陸間流通のために捧げられています。

bassinは辞書を見るとドックという意味が書いていましたが、日本語でドックとこれらの港をあらわすには大規模すぎて変かもしれません。
東西の違いをおおざっぱにいえば、マルセイユは乗客や商品、フォスは原材料を扱っていることになるのでしょうか。
あと、HPの中で見つけた印象的なフレーズは、「青い経済のための緑の港」というものでした。
青というのは海の青だけでなく、フランスの青という意味も含んでいるのでしょうか?
緑というのは環境を表しており、地球に優しい港づくりを目指しているそうです。
各港には見学コースも設定されていました。豪華客船とかを間近に見学できて楽しそうです。
コメント
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