若松みなと祭りは、新型コロナの影響で中止を余儀なくされていましたが3年ぶりの開催となりました。(2023年10月29の日曜日)事前にパンフレットを見てみたら、駐車場は用意していないので公共交通機関を利用してねと書いてある。さて、どうしようかと思ったがJR福北ゆたか線鞍手駅前に有料駐車場があることを思い出した。そこに車を置いてJRで若松駅まで行くことにする。
駅前駐車場なのでJRに乗り継ぐには便利です。1日300円という格安で、チケットは自販機で事前に購入してダッシュボードに置いておきます。管理人がいるので、巡回して確認するのでしょう。広いので、ゆったりと停められます。
福北ゆたか線は、折尾・若松・小倉・門司港行きがあるのだが、折尾行きが来たので終点折尾で若松行きに乗り換えます。
まず、海自の掃海艇「とよしま」一般公開に向かったのですが、午前の受付は終了していたので海上保安庁の巡視船「きくち」(PM26)に行きます。こちらの方は、まだ午前の受付をしていたので列に並んで乗船します。(朝の出遅れ感あり)
艦橋も入れたのですが、残念ながら撮影禁止でした。この巡視船はPMという型番なので、500トン以下の船舶という分類になります。さらに小型の船舶はPC、CLといった巡視艇クラスのものがあります。
次に向かうのは、この日限定の「洋上風力発電ツアー」です。若松からの渡船は戸畑を結んでいるものがありますが、洞海湾クルーズというのはありません。港まつりのために特別に通常関門海峡で使われている渡船を、こちらに回しいてます。料金はなんと無料なるも、出航30分前から配布される整理券が必要です。
整理券は船着き場で貰えるのですが、出航1時間ほど前までに並ばないと貰うのは難しいです。1日に5回しか催行がないので、1回逃すとかなり長時間並ばないといけません。1航海に定員は100名です。1時間ほど前に並んだ結果、51番をゲットしました。また、見晴らしのいい2階席に行こうとしたら、これがギリギリの線です。2階席は見晴らしがいいのですが、水しぶきがかかる場合があるので濡れるのが嫌な方は船室がお勧めです。
クルーズは洞海湾をぐるっと一周するので1時間位かかります。個人的には、内容が充実しているということと、希望人員が多いという事で有料でもいいかなと思います。(お金を払ってでも乗りたいという人を優先させてもいいかなと)
使用する船舶は、いつもは関門海峡の巌流島航路で就航しているものです。
洞海湾は内海なので波が穏やかなのですが、防波堤を過ぎると波が立っているのでかなり揺れます。子供は救命胴着必須(無償貸与)なのですが、2階席では揺れが激しいし子供はちょろちょろ動き回るので正しい判断と思います。
あまり見たことのない船舶がいます。4本の支柱を海底に突き刺して海面から上に船体を上げています。船舶には「CP-16001」書いているので調べてみたら、1600トンのSEP起重機船とのことで、洋上風力発電のブレードを設置する目的に特化した船舶です。船体が動くと作業ができないので、船体を海底に固定するのでしょう。
洞海湾の奥の方(海の方)は民家がなく、いつも風が強いので風力発電に適しているのでしょう。クルーズ時には、すべても風車がさぼることなく発電をしていました。
クルーズ終了後は、海自の掃海艇一般公開が再開されていたので列に並びます。簡単な手荷物検査を受けたら乗艦します。
掃海艇なので機雷処理をするため、磁気に反応しないよう船体は木造です。今の掃海艇はFRP製(繊維強化プラスチック)なので、木の船体は徐々に数を減らしていくのでしょう。
陸自のNBC偵察車など、数台の自衛隊車両の展示もあり。また陸自の炊飯車による振る舞いカレーもありましたが、瞬殺で無くなったようです。(もちろん食べられなかった)
若松のゆるキャラ「わかっぱ」さんです。今年の港まつりは子供のためのお仕事体験が多く、各企業はブースを出して子供対象のイベントをやってます。体験するとお仕事券がもらえて、集めると景品がもらえます。
会場には地元若松高校の生徒がスタッフとして協力しており、祭りをサポートしています。この怪獣の中身も学生さんです。(ちらっと中が見えた)
「釣りのポイント」が主催する釣り教室です。参加無料で釣り竿、エサもすべて準備してくれます。こんな駅前の湾で釣れるのかいな?と思ったら良い型の「コノシロ」が上がってました。サビキ釣りです。リリースか持って帰るかは釣り人が選べます。持ち帰る場合は、スタッフが血抜きもしてくれます。
メインステージでは、地元ダンススクール生徒による演技や、企業対抗からおけもあります。
落ちるとびしょ濡れになる「ごんぞうレース」の準備中です。(時間的に合わず見られませんでした)ごんぞうとは、昔若松で石炭荷役をする沖仲士をこう呼んでました。多分、この不安定な浮桟橋を荷物を持って走るレースなのかなと?
ざっと、2023年の若松港まつりを紹介しました。観光クルーズで並んでいたら、近くの家族が「スーパー行ったら弁当が売り切れで、やっとおにぎりを数個買えた」みたいなことを言ってるのが聞こえました。キッチンカーも出ているのですが行列になっているし、あまり食べたいものもありません。ダメもとで駅前の「サンリブ」食品売り場に行ってみたところ、弁当は売り切れなるも「かしわおむすびとだし巻玉子」が辛うじて残っていたのでゲットしました。九州は「かしわめし」=鶏飯が多く売られており人気です。(かしわうどんも人気)サンリブのイートインコーナーでは、店内で購入した食材は食べてもいいと書いていたので、有難く使わせていただきました。15時を過ぎていたので空いており、ゆっくり頂くことができました。
最後に、ご当地カラーマンホールを見つけてので載せておきます。楽しめた若松港まつりでした。帰りは、若松から直方行直通列車だったので、折尾で乗り換えなしでした。昔の折尾駅は迷宮のような作りでしたが、改修されてからめっちゃ便利になりました。