東端の納沙布岬を制覇したので、北西方向に戻って阿寒湖を目指します。阿寒湖は超有名観光地なので、ツアーで何度も訪れています。観光アイヌコタンがあり、夜になるとライトアップされて、アイヌの伝統的な踊りのショーが行われます。
今回の目的は、阿寒湖観光船です。阿寒湖の島にある「マリモ展示観察センター」に行くには、これに乗るか別途高速船に乗るかしか手がありません。
共用の観光駐車場は有料なので、乗船券売り場で駐車場を紹介してもらいそこに停めます。(運行会社の駐車場なので都度確認)観光船の出航時間まで、周辺を散策します。当日は、アジア系外国人観光客が半分くらいかなという客層でした。
天気もあまり良くないので2Fの客室が人気ですが、写真を撮ろうと思ったら2Fのオープンデッキがお勧めです。(空いていました)
船内の1F部分も快適なのですが、全員2Fに陣取っています。(見晴らしがいいからな)1Fも快適ですよ、空いているし。
阿寒湖を周遊するので、徒歩では行けないような場所も見ることができます。
高速船が、かっとんで行きますね。
マリモ展示観察センターは、チュウルイ島にあります。ここで、全員下船します。
マリモ展示観察センターに向かいましょう。
阿寒湖のマリモは、特別天然記念物に指定されているので採種が禁止されています。本物のマリモは、なかなか見られないので、ここで堪能しましょう。
おー、丸まってますね。(マリモだからな)
これは、かなり多きく育っています。天然のマリモは藻の仲間で、湖の底を転がっているうちに丸くなります。5~9年周期で成長と崩壊を繰り返し、大きいものは30cmを超えるものもあるとか。
特別天然記念物が土産屋で普通に売られている件について
①このマリモは、阿寒湖で採種されたものではない。
②他の湖から採取された、親類を養殖したものである。
③天然マリモと称して売られているものは、ロシア産である。
④マリモは寒さには強いが暑さには弱い。一週間に一度程度水を変える必要がある。
➄大昔、N村もお土産マリモを買ったことがある。ある時水替えが面倒になり水槽に投入したら、いつの間にか消滅してしまった。(マリモすまん)
観光船待合所で、簡単な食事をとります。
「そば下さい」(北海道のそばは、関東系or関西系?)
この黒い出汁のそばは、関東系ですね。N村的には、そばは関東系が好きです。うどんは関西系の出汁が好き。(味は好みがあります)
かけそば:600円(税込み)
そういえば、根室の落石峠でお会いした、北海道を長期間旅している、温泉大好きご夫婦に「野中温泉はいいよ、とってもいいよ、騙されたと思って一度行ってごらん」と言われたのを思い出した。その時「根室といえばタイエーの焼き鳥弁当が絶品ですよ、ドキュメント72時間にも登場したし、安くて美味くて超お勧めです。騙されたと思って1度行ってみてください」と教えたことを思い出した。
ここから遠くなさそうだし、遠回りにもならないので行ってみましょう。山の中の宿で、日帰り入浴も可能です。
北海道足寄郡足寄町茂足寄159 Pあり 日帰り入浴:400円
駐車場、未舗装ですが広いです。
①風呂なので、浴室などの写真はありません。(興味ある方は、ネットで調べてみて下さい)
②熱めの源泉かけ流し
③室内風呂+露店風呂あり
④硫黄がきついので、室内風呂の窓は開けっぱなしのこと(閉めてはいけない)
➄泉質によりシャンプー・石鹸は泡立たない。つかるだけ、洗い場・カランなし。タオルを湯につけると変色する。
⑥自炊設備あり、湯治にも使える
⑦廊下には、ここを訪れた有名人の色紙がいっぱい。グレートトレバースの田中陽気さんや、赤塚不二夫さんの色紙あり
⑧間違いなくいいお湯だが、頭や体を洗えないので翌日は普通の風呂に入りたい。
⑨温泉好きが絶賛するだけある価値のある温泉と思う。近くに行ったら、また寄りたい。
足寄町郷土資料館を訪問です。
北海道足寄郡足寄町中足寄43-12 Pあり 入館無料
校舎みたいな作りだなと思ったら、旧中足寄小学校(廃校)を改築してものです。明かりが消えていましたが(訪問者なしのため)、行ったら各展示室の明かりを点灯していただきました。
足寄の鉄道は、旧国鉄池北線廃線後第三セクターの「ふるさと銀河線」として営業をしていましたが、過疎化により営業困難となり、バス転換により2006年に廃止となりました。観光用のSL銀河を走らせて一時は話題になりましたが、継続的な鉄道運用は無理だったようです。
おー、お金持ちの居間に飾っているような剥製ですね。
アナログ式携帯電話器なんかも、資料館に展示される時代になったのですね。
ゴールデンカムイに登場するような馬そりです。最後に、お礼を言って退館します。(多分電気を消すと思われる)
足寄動物化石博物館です。
北海道足寄郡足寄町郊南1-29-25 Pあり 入館料:400円
ここも、根室でお会いした温泉大好きご夫婦に推薦された施設です。
足寄は、足寄町茂螺湾で最初に発見された「アショロア・ラティコスタ」が有名です。この発見をきっかけに、足寄動物化石群の継続的な調査・研究が始まったとのことです。
アショロアは、海の哺乳類で想像復元図はこんな感じです。
古代生物の復元モデルも多く、かなり見ごたえがある展示物です。またクジラといった現代生物の骨格標本もあります。
あ、庭にアショロアさんがお散歩中でした。お元気なようでなによりです。
動物化石博物館の近くに「道の駅あしょろ銀河ホール21」があるので寄ってみます。
北海道足寄郡足寄町北1条1-3
道の駅の建物内には、松本零士氏とコラボした「ふるさと銀河線」の列車があります。
この線路は、もしかして銀河に続くのか・・
足寄といったら、この方ですよねー
せっかくなので、地元十勝足寄ありがとう牧場の牛乳を購入。(220円+TAX)牛に与える穀物を出来るだけ少なくしたいというコンセプトで、草しか育たない・畑作に向かない土地で豊かに育てているそうです。あっさり牛乳でした。