同梱物は、肉等のかやくと、粉末スープです。
熱湯5分で出来上がり。
この肉は、生姜が効いていて美味い。どん兵衛の出汁はそのままで、珍しい肉うどんでした。
ALINCOのHFトランシーバーDX-SR9は、コストパフォーマンスのいい機械なのだが、各種フィルターが安価な「セラミックフィルター」を使っており、切れがいまいちである。メカニカルフィルター(以後、メカフィル)はオプション(ALINCO社外の製品)で、(高価な)ロックウェルコリンズ社のメカフィルターが搭載できるので、CW/SSB/AMフィルター(3個)を乗せている。特に、電信を運用するには、ナローフィルターがあった方がいい。(本体が安いので、メカフィルを搭載するのはもったいない、という意見もあるでしょうけど)
50W機を車に搭載して、移動運用で使っていたのだが、いつのころからかToneがおかしいと打たれることが多くなった。RFの回り込みが酷くなったかと思い、いろいろと対策をしたのだが、症状は改善されなかった。
仕方がないので、車から降ろして固定で使ってみた。
①モニターしたら、やはりCWの信号がチャピっている。(ぴょーみたいな)
②固定局のアンテナなので、RFの回り込みは考えにくい。
③受信をしてみたら、narrowポジションの方が帯域が広い感じがする。(こりゃ、絶対に変だ)
④SSBは、送受信共に問題ない。
【考察】
・CWのみに現象が出ている。
・CWの送信はもとより、受信もおかしい。
・CWフィルターを通さない、他のモードは異常がない。
ということで、オプションのCW用メカフィルの故障と考える。 メカフィルだったら、メーカーのALINCOでは対応してくれない(※)ので、自分でなんとかしないといけない。ネットで、メカフィルを注文しました。このフィルタはすでに製造中止となっており、流通在庫のみのようです。えー、よりによって高価なメカフィルかぁ。(泣)
あ、フィルタは背中側ではありませんでした。
お腹を開腹すると、フィルタユニットがあります。
フィルタの基盤はねじ止めはされておらず、コネクタで刺さっているだけなので、水平に力を加えて上に引っ張り上げます。コネクタを傷めないように注意しましょう。
一番大変な作業は、既設のCWフィルタを外すことです。足が3本あるので、半田吸い取り器で丁寧に半田を吸い取ります。マイナスのドライバを隙間に入れて、基板を傷めないように注意しながらこじ上げていきます。
↓上手く取れました。
メカフィルが到着しました。
元の位置にメカフィルを装着したら完成です。
SR9にダミーロードを接続し、CWで送信します。別のトランシーバーでモニターした結果は、問題はなさそうです。「ぴょー」が「ぴー」に直ってます。数局交信してみましたが、普通にレポート交換できました。
さらに、1月に行われたオール埼玉コンテストに参戦してみましたが、問題なくQSOできたので完全に直ったようです。
※自分でメカフィルと専用基板を調達すれば、取り付けは有料で受け付けるようですが、メカフィルの故障等に関しては、一切クレームは受け付けないとの記載あります。修理の際の、フィルタの取り寄せも行っていないようです。特に、中古フィルタを購入した際は要注意です。(オークションなどで、故障品のフィルタを掴まされないようにご注意下さい)
ロックウェルコリンズのメカニカルフィルタ 型番526-8693-010 500Hz用
送料込みで10K円弱程度
-------------------------------------------------
2023/10/6 追記
再度、CWフィルターが故障しました。コリンズのメカフィルは製造中止で流通していませんし、流通在庫もありません。当初のチップ抵抗は残っておらず、元に戻すのは不可能です。メーカー送りにすると可能かもしれないが、費用がかかるのでやめました。SSB/FM専用無線機か、BCL受信機としての活用になります。AMフィルターは実装しているので、AM放送はいい音で聞くことができます。