【レンタカーとカバシャムワイルドライフパーク】
はい、やっと今日からレンタカーで激走します。いや、大人しく走ります。オーストラリアはスピード違反に厳しいと、ネットに情報がありました。旅行者でも、+5Kmで摘発されたとか、あちこちにスピードカメラや有線式の速度検知器がある、と聞いてましたので。
レンタカーは、Bayswaterというパース市内の店を、ネットで予約してます。予約時間の9時に行きました。先客は1組ですが、窓口が1つしか開いてないので、じっと待ちます。あれれ、と思っていたら、すぐに後ろに何組も並び始めました。
ネット予約済みだったので、確認書を出すだけで手続きは進んでいきます。聞かれたのは、滞在ホテル名と部屋番号。それと、注意を受けたのは東部のアウトバックには行くな、ということ。荒れ地が多く、レンタカーの走行禁止エリアとなってます。(実際に、4WDでないと走れない道が多い)
トヨタのハイブリッド車です。走行距離は、1128Kmの新車です。横に、no birdsと書いてあるので、レンタカーとすぐに分かります。
でかいカーナビだな、と思ったらラジオ(ブルートゥース機能あり)の操作パネルだった。
カーナビは、これ。↓ ハンディタイプです。日本のカーナビのような高機能ではなく、道の名前ぐらいしか表示しません。
・目的地は、住所を入力すると探しやすい。広大な国立公園であっても、おおまかな目的地の住所があれば良い。
・これが、なかなかの優れもの。精度が高く、道路の制限速度も入っているので、速度超過をすると警告音が鳴って教えてくれる。
・警告ポイント(速度取締り、信号無視取締り)も教えてくれる。ただし、当然全ポイントがセットされているわけではない。
・盗難防止のため、車を離れる時は持っていこう。
・画面を見なくても、音声で教えてくれる。(もちろん、流暢な英語で)
・指示は指示として、実際の交通ルールに従って走る。パース市内は、時間によって右折禁止とかになる交差点もある。
ガソリンは、UNLEADEDという種類を入れます。スタンドには、レギュラーとは書いてません。
パースはフリーウェイ(以下FWYという)が発達しており、全線無料です。しかし、中心部は複雑に入り組んでおり、旅行者にとっては理解しがたい状況です。しかし、このナビ様の言う通り、右に曲がって〇〇号線に入れとか、120Km先を左に曲がれ(郊外に行くと、120Km直進ということもある)とか、的確に指示してくれる。間違っても、リカバリールートは、ばっちりだ。どうしてもリカバリーできないときは、可能な所でUターンしろと言う。
はっきり言って、カーナビなしで運転は不可能でした。1週間、車に乗ってましたが、最後までパース市内のジャンクションは、理解できずじまいでした。
9時半頃に出発したので、初日はそう遠くには行けないでしょう。慣らし運転もかねて、パース市内から30分程度のホワイトマンパークに行ってみましょう。その中に、カバシャムワイルドライフパークというのがあり、オーストラリアの動物が中心に見られます。
カーナビ様の言う通り走って、カバシャムワイルドライフパークに到着です。
「ハロー」
「あ、ハロー」
「どこから来たの?」
「日本です」
「あら、初めて」
「です」
「じゃ、楽しんでね」どこに行っても、たいてい一言、二言フレンドリーに話しかけてくれる。
園内イベントの、タイムテーブルを貰いました。
オーストラリアのスーパースター、カンガルー君です。
エサは置いてあり、自由にあげていいことになってますが、手から食べさせるようにとのこと。しか~し、次から次へとエサが来るので、カンガルーも食傷気味のようで、積極的に食べない。なので、地面にエサが散らばる状況になるようである。
安全と食料は担保されているので、野性味なし。日曜日のお父さん状態である。
あ、このカラスどこにでもいるなぁ。あぁ~⤵という独特の鳴き方をする。
WAの州鳥、ブラックスワンもいます。
ま、自由散策もいいのですが、イベント表に載っている、「コアラとの写真タイム」ですので、指定場所に向かいましょう。お、すごい人気で行列です。コアラを抱っこすることはできません。木にしがみついているコアラの周りで写真を撮る、というイベントです。途中、気が向かなくなったコアラがいるブースは閉鎖されたりします。(笑)コアラファーストのようです。昔、ケアンズで、コアラ抱っこ+写真(有料)をしたことがありますが、その時の感想は「重い・でかい・臭い」でした。手洗い場があったので、みんな終わったら手を洗っていました。
仕事がないコアラは、こんな状態です。
次のイベントは、羊の丸刈りショーです。牧羊犬が羊たちを集めます。ここからが、ショーの始まりです。集められた羊の中の1匹が、今回の犠牲羊です。捕まったら大人しく刈られるようですね。暴れたりはしないので、気持ちがいいのかもしれません。(夏で暑いからな)ま、羊に聞いたわけではないので、よく分かりませんが。
子どもが対象の、子羊への乳あげ体験です。定員は4人までで、5人目以降で手を挙げた子は「ごめんなさい」ということです。
「はい、ミルクです。飲んじゃだめですよ」
「ははは」
この後、カウボーイが使う「ムチ」の実演ショーがあります。回したムチを急激に反転させ、地面をたたくことによって「ビシーっ」と大きな音がします。ローンレンジャーみたいな(古いな)
「やりたい人~」
「はい、はい」数人が手をあげる。
「そこの彼女」
「どこから来たの」
「中国」 最初は難しそうだったけど、指導されて数回やったら、少しさまになった。
最後のイベント。ウォンバットと仲間たち、との写真撮影だ。ウォンバットへの、おさわり厳禁です。スタッフが抱いているので、その横で写真を撮ります。仲間たちは、爬虫類・蛇などがいますが、やっぱりウォンバットが一番人気です。
とまぁ、有袋類を中心に楽しめました。珍しく日本人の団体(10数人の若者+引率者+ガイドみたいな)がいたので聞いてみたら、山口県にある中学の修学旅行らしい。人数がそれほど多くないので、現地でばらけたのかな? オーストラリアといったら、ゴールドコーストやシドニーなどの大都市が東の方にあるのに、西のパースを選択するとは珍しいな。いい思い出が、できたでしょうか。
さて、ホテルに帰ってきました。駐車場は無料なるも、防犯上通常シャッターが降りています。暗証番号が必要なので、ホテルのフロントに聞きます。この暗証番号、3日くらいおきに変更されるので、開かなかったらフロントで再度聞かないといけません。
駐車場は無料ですが、早い者勝ちです。それに、結構狭いスペースなので、注意して駐車します。どうしても空いていない場合は、路駐になります。(路駐する場合も、基本は有料)夜の6時~朝8時と日曜日は無料になるので、時間に注意して停めることになりますが、そこも結構一杯ということもあります。(N村は、一週間ホテルの駐車場に停められた)それと、22時~7時は駐車場に入れないので、遅くならないうちに帰りましょう。
今日の晩御飯は、ポークです。
辛抱たまらんで、醤油買ったがな。キッコーマンだけど、シンガポール製。
つづく その14は、翌年1月1日 20:00JST公開です。