ある日、NHK-TVで、千里川土手に集まる人々の番組をやっていた。(にっぽん紀行_同じ空見上げて) せっかくO坂に住んでいるので、一度行ってみるか。ということで、電車で行くルートを探した。阪急宝塚線の曽根から、徒歩で行けそうだ。約、1.5kmほどの道のりである。
曽根駅到着。天気は、うす曇。悪くはないが、良くもない。
駅から西に向かっていけば良いと、簡単に考えていたら、住宅街で迷った。道は細く、行き止まりもそこここにある。案内図なんかも皆無である。困ったな・・・さまよっていたら、阪急電車が走っているのが見えた。およよ、方向が違うがな。
だいたいの方向を決めて、再度チャレンジ。目印の高速道路発見。一歩近づいたな。伊丹空港が近いというのに、上空を飛行機が飛んでいる姿が見られない。
この先、なんとなく土手っぽい。
ついに千里川土手、発見。駅から40分ほどかかってしまった。
お客さんが沢山いる。カメラもった人が断然多いが、家族連れや、エアバンドを聞いている人。常連と思われるおっちゃん達がいるのである。ここで、間違いないな。
き、きた~。まっすぐこちらに向かってくる。ま、この先、滑走路だからな。
ち、近いぞ。
ご~っとエンジン音が響く。
ばふっ、と着陸。55mmだと、こんなもんか。望遠、持ってくれば良かったなぁ。
ちなみに、常連らしきおっちゃんたちは、一見さんや土手初心者に、きさくに話しかけてくれる。このあたり、NHK番組の取材とおりの雰囲気をかもし出している。おっちゃんの土手で撮ったアルバムを見せてもらいながら、飛行機談義に花がさく。
おっちゃん「NHKが放映してから、人が増えたんだよね。どこから来たの」
にいA「自分は島根から、夜行バスです。やはりNHKを見たからです」
おじA「私は新潟から飛行機で。ターミナルから1時間かけて歩いてきました」
おっちゃん「こないだなんか、佐世保から来てたよ。みんな、ここにくるために遠くからご苦労さんだね」
N村「自分は大阪市内からですが、初めてです」
エアバンド聞いている人も多いし、みんな飛行機が好きなんだなぁ。おっちゃんのアルバム見て、あ、この機体は○○だ、とか。スマホで撮影したといっているが、すげー綺麗な写真が満載だった。恐るべし、おっちゃんのスマホレベル。
昼を過ぎたら、続々人が増えはじめた。なんか、マニアの社交場みたいになってるぞ。恐るべき、千里川土手。次は望遠持って行ってみるか。
曽根駅から西へ向かって行けばいいのですが、途中住宅街になっていて迷います。1時間半かけて、やっとたどり着いた人もいるとか。とりあえず、高速をめがけて行きましょう。その先に土手はあります。
それと、確認はしていないが、曽根駅近くにレンタサイクルがあるらしい。迷わないで歩くと、20分くらいかな。
住宅地で飛行機が見られないのは、進入方向が違うからと思われます。伊丹空港の着陸侵入は、基本的にこの土手方向からですが、風向きによって反対側からの着陸になる場合があります。その際は迫力ある着陸は、土手からは見られません。
【追記】
NHKにっぽん紀行「同じ空見上げて」の再放送は、11月1日(日)16:00~総合で