こないだ、博多港に海自の訓練支援艦「てんりゅう」が寄港し、一般公開されると情報が入った。(単に、見つけただけなんですけど)さらに、抽選で体験喫食ができるという。よっしゃ、メールで応募と。
くじ運が悪いN村なので、全然期待していなかったのだが、当選メールが来た! これで、今年の運は使い切りやな。
本日、博多ふ頭に行きました。
まずは、一般公開に参加します。簡単な持ち物検査を受けた後、乗艦します。
船首の速射砲です。
訓練用の、砲弾です。
ん、ダイキン製だ。へ~、ダイキンといえばエアコンのイメージだけど、こんな分野もあるのね。
「持ってみます?」
「あ、いいんですか。じゃあ」
3Kgくらいかな。両手で持てば、大丈夫な程度です。
なぜ、訓練支援艦というのか。それは、この無人標的機の運用と、訓練の成果解析を行うための船だからなのである。
説明も書いてありますが、質問にも答えてくれます。
「これって、1度飛ばすと木っ端みじんになるのですか?」
「いや、すごく高価なラジコン飛行機なので、当たる寸前にミサイルを外します」
「なるぼど~」
「わざと直前に外しても航跡解析はできるので、それで評価できるのです」
「あれも標的機ですか?なんか雰囲気が違いますが」
「あれは、海上に落下した標的機を回収する訓練をするときの、ダミー標的機です。隊員の手作りです」
「あはは、良く出来てますね」
「本物は高いですからね」
近寄ったら、「よしたか改」と書いてある。(笑) よしたかさんの、改造バージョンかな。
落下傘で海上に不時着した標的機を回収するために、ダイバーも乗船しています。左はドライスーツで、右はウエットスーツです。
午前中に行ったのですが、それほど混んでいなかったのでゆったり見られました。
さて、一度退艦して体験喫食の受付をします。体験食事の代金として、434円を払います。(安っ)
参加者は、30人弱くらいです。海自隊員の案内付きで、食堂に行きます。(勝手に、うろうろされても困るからな)セルフなので、だいたいの動きを説明してくれます。狭くて全員は見られないので、後ろの人は前の人の動きを見ながら真似をするという方式になります。ま、讃岐のセルフうどん店と同じイメージですね。
カレーなので、自分の食べられる量をとります。カレーは中辛・激辛とありますので、ハーフ&ハーフにしてみました。カレーなので、ご飯は結構いけるやろうと思い、ちょっと多めに。
・内容は、カレー、サラダ、から揚げ(4個)、ゆでたまご、福神漬け、パックの牛乳、フルーツポンチ
・カレーなので、ご飯多めで大丈夫と踏んだが、かなり腹にたまる。
・カレーの激辛といっても、火を噴くほどではない。(普通に食べられます)
・から揚げは、中まで味が染みており美味い。
・全体的に濃ゆい味付けのような気がするが、ミッションを遂行するために体力を使うので、隊員向けにはいいのかなと思う。
食堂にはTVもあり、ご意見箱もあります。こういう食事がいいとか、意見を言うのかな?
海自のカレーは艦船ごとにレシピがあり、それぞれ味が違うという。「てんりゅう」のカレーは、粘度が高く、かなり美味い。思いがけず、貴重な体験をさせていただきました。隊員の皆さんも親切で、質問にも答えていただきました。
食べ終わると、牛乳の紙パックなどはゴミ箱に捨て、鉄板(食事をとるプレートをこう呼ぶ)を返却して退出です。
有難うございました、と言って退艦。
体験喫食良かったな。