九大公開講座、第2日目です。
誰かの目覚ましで6時に起きてしまったので、早朝の散歩にでかけましょう。といっても、こんな山の中で、何かあるのか?
あった。大川内掛庄屋跡(おおかわうちかかりしょうやあと)
江戸時代、人吉藩は広大な地域を支配するために、椎葉を四つの掛に分割統治した。そのうちの1つが、この大川内掛庄屋であり、今は石垣のみが残っており当時の面影を忍ぶことができる。上部は何もなく、広場になっています。
出発は8:30で、朝食は7:30からできると、前日に案内がありましたが、早朝からみんなうろうろしているせいか、7:00から食べられますよ、と言われました。
朝食は後片付けは不要で、炊事場に食器を持って行くだけでした。
この付近には商店はなく、唯一買い物ができるのは、この自販機となっています。
郵便歩道コース(33~34林班)は、ここから入山します。演習林なので、許可がない人の入山は禁止です。
なぜ「郵便歩道」というかは、かつて郵便局員が集落間を移動するために、この山道を使っていたことに由来するそうです。まんまな、ネーミングだな。(笑)
集落間を歩く郵便局員には差し入れもあったようで、道中なんらかの液体(酒か?)を入れていただろうと思われる空き瓶が良く落ちていたとのこと。
↓空き瓶発見、郵便局員が捨てたものなのか?
もう何十年も昔の話ですが、この近くで身元不明の行き倒れ死体が発見され、村人によってふもとの里までかつぎ下された事があったそうです。身元が分かるものも所持さておらず、当時はDNA鑑定とか、そういう技術もなかったので結果的には無縁仏になったみたいですが、どこの誰だったんでしょうね?
山道は細いので、隊列は1列になって進みます。職員の方が、緊急用にAEDを背負ってくれています。
ここは昨日の栂の木歩道とは雰囲気が異なっており、川沿いを歩いていきます。なんとなく、もののけ姫の「こだま」がいるような雰囲気もあります。
ほとんど人が入らない山なので、苔がむしており見たこともないような風景になっているところもあります。
さわると、ふかふかしています。
菌類も多く、きのこ類も多く自生していますが、専門家じゃないと食用か否かは判別しずらいですよね。
これは、すごく密集しているな。
川は澄み切っており「エノハ」が泳いでいます。
ここは禁漁となっていますが、エノハは養殖されているので村内の販売所で、お土産で買うこともできます。
昼は、観光協会が手配してくれた弁当を食べます。(持って行くのは各自ですが、食べ終わった容器は回収してくれました)鶴富屋敷(旅館)が作ってくれた仕出し弁当です。
大学側で、簡易トイレを持ってきてくれており、恩恵にあずかった方もいますが、N村をはじめ使わなかった人の方が多いようでした。聞いたところ、簡易トイレ内は真ん中が開いた椅子があり(洋式トイレ方式ですね)、穴が掘っているそうです。なので、使用した後は自分で土をかぶせるとのこと。我慢できるなら、なるべく使用はしたくないかなと。
郵便歩道は、ほとんど圏外か電波が来ていても微弱です。
これは、自然にできた水晶の結晶のようです。
「この木はキブシといい、昔の子供たちは枝で遊んでいました」
「へー、知らんです」
「枝の中はスポンジのようになっており、他の枝で押し出すことによって、水鉄砲のように飛ばすことができます」
分かりずらいですが、キブシの枝より直径の小さい枝で、中身を押し出します。どこが楽しいのか、ちょっと分からんけど。
郵便歩道は、山の上からだんだんと下るルートになっており、下ったからといっても再度上る必要がないので、体力的には楽なルートだと思います。下ったところに道路があるので、そこで拾ってもらえます。
演習林を出たところは民地となっており、杉の植林が行われていました。ここもシカの食害防止用に、ネットが張られていますが、そこにシカと思われる頭蓋骨がありました。
うーむ、角が引っかかって死んでしまって白骨化したか、見せしめのためにわざとここに置いているのか分かりませんが、相当数のシカが生息しているのでしょう。
紅葉ツアーととうことでしたが、残念ながら紅葉の季節にはちょっと早すぎたようです。でも、天気が良かったのは幸いでした。
最後は、研究棟に戻って終了式が行われた。それでは一人一人、感想を発表して下さい。という儀式あり。
で、全員に終了証書が授与されて、すべての講座が終了です。ちなみに、終了試験はありませんでした。(笑)
施設には「シャボン玉」という本がありました。なぜ本があるかというと、映画はここ椎葉村でロケがあったそうですが、残念ながら本も読んでないし、映画があったことすら知りませんでした。
2日間、九大の先生方と一緒に過ごすことができて、いろいろと知識を得ることができたツアーでした。
椎葉の奥座敷秋の紅葉探索ツアー 椎葉村観光協会主催 1泊3食 12,000円 椎葉すき人ファンクラブ会員割引あり
さて、4時間半かけて福岡に帰るか。
誰かの目覚ましで6時に起きてしまったので、早朝の散歩にでかけましょう。といっても、こんな山の中で、何かあるのか?
あった。大川内掛庄屋跡(おおかわうちかかりしょうやあと)
江戸時代、人吉藩は広大な地域を支配するために、椎葉を四つの掛に分割統治した。そのうちの1つが、この大川内掛庄屋であり、今は石垣のみが残っており当時の面影を忍ぶことができる。上部は何もなく、広場になっています。
出発は8:30で、朝食は7:30からできると、前日に案内がありましたが、早朝からみんなうろうろしているせいか、7:00から食べられますよ、と言われました。
朝食は後片付けは不要で、炊事場に食器を持って行くだけでした。
この付近には商店はなく、唯一買い物ができるのは、この自販機となっています。
郵便歩道コース(33~34林班)は、ここから入山します。演習林なので、許可がない人の入山は禁止です。
なぜ「郵便歩道」というかは、かつて郵便局員が集落間を移動するために、この山道を使っていたことに由来するそうです。まんまな、ネーミングだな。(笑)
集落間を歩く郵便局員には差し入れもあったようで、道中なんらかの液体(酒か?)を入れていただろうと思われる空き瓶が良く落ちていたとのこと。
↓空き瓶発見、郵便局員が捨てたものなのか?
もう何十年も昔の話ですが、この近くで身元不明の行き倒れ死体が発見され、村人によってふもとの里までかつぎ下された事があったそうです。身元が分かるものも所持さておらず、当時はDNA鑑定とか、そういう技術もなかったので結果的には無縁仏になったみたいですが、どこの誰だったんでしょうね?
山道は細いので、隊列は1列になって進みます。職員の方が、緊急用にAEDを背負ってくれています。
ここは昨日の栂の木歩道とは雰囲気が異なっており、川沿いを歩いていきます。なんとなく、もののけ姫の「こだま」がいるような雰囲気もあります。
ほとんど人が入らない山なので、苔がむしており見たこともないような風景になっているところもあります。
さわると、ふかふかしています。
菌類も多く、きのこ類も多く自生していますが、専門家じゃないと食用か否かは判別しずらいですよね。
これは、すごく密集しているな。
川は澄み切っており「エノハ」が泳いでいます。
ここは禁漁となっていますが、エノハは養殖されているので村内の販売所で、お土産で買うこともできます。
昼は、観光協会が手配してくれた弁当を食べます。(持って行くのは各自ですが、食べ終わった容器は回収してくれました)鶴富屋敷(旅館)が作ってくれた仕出し弁当です。
大学側で、簡易トイレを持ってきてくれており、恩恵にあずかった方もいますが、N村をはじめ使わなかった人の方が多いようでした。聞いたところ、簡易トイレ内は真ん中が開いた椅子があり(洋式トイレ方式ですね)、穴が掘っているそうです。なので、使用した後は自分で土をかぶせるとのこと。我慢できるなら、なるべく使用はしたくないかなと。
郵便歩道は、ほとんど圏外か電波が来ていても微弱です。
これは、自然にできた水晶の結晶のようです。
「この木はキブシといい、昔の子供たちは枝で遊んでいました」
「へー、知らんです」
「枝の中はスポンジのようになっており、他の枝で押し出すことによって、水鉄砲のように飛ばすことができます」
分かりずらいですが、キブシの枝より直径の小さい枝で、中身を押し出します。どこが楽しいのか、ちょっと分からんけど。
郵便歩道は、山の上からだんだんと下るルートになっており、下ったからといっても再度上る必要がないので、体力的には楽なルートだと思います。下ったところに道路があるので、そこで拾ってもらえます。
演習林を出たところは民地となっており、杉の植林が行われていました。ここもシカの食害防止用に、ネットが張られていますが、そこにシカと思われる頭蓋骨がありました。
うーむ、角が引っかかって死んでしまって白骨化したか、見せしめのためにわざとここに置いているのか分かりませんが、相当数のシカが生息しているのでしょう。
紅葉ツアーととうことでしたが、残念ながら紅葉の季節にはちょっと早すぎたようです。でも、天気が良かったのは幸いでした。
最後は、研究棟に戻って終了式が行われた。それでは一人一人、感想を発表して下さい。という儀式あり。
で、全員に終了証書が授与されて、すべての講座が終了です。ちなみに、終了試験はありませんでした。(笑)
施設には「シャボン玉」という本がありました。なぜ本があるかというと、映画はここ椎葉村でロケがあったそうですが、残念ながら本も読んでないし、映画があったことすら知りませんでした。
2日間、九大の先生方と一緒に過ごすことができて、いろいろと知識を得ることができたツアーでした。
椎葉の奥座敷秋の紅葉探索ツアー 椎葉村観光協会主催 1泊3食 12,000円 椎葉すき人ファンクラブ会員割引あり
さて、4時間半かけて福岡に帰るか。