昨年末に納車された、シエンタハイブリッド(5人乗り)ですが、アマチュア無線機を搭載してみました。
昨今の車はカッコはいいのですが、アンテナを取り付ける場所が無くて困ります。V/UHFのノンラジアルホイップを取り付けるために、ルーフキャリアを取り付けました。これに、電動のアンテナ傾倒器を付けて、駐車場に入る時はアンテナを寝かせます。SWは、運転席横に設置しているので、ボタン1つでコントロール可能です。

ケンウッドのTM-V708(20W)機を積みました。本体は、助手席下に格納し、コントロール部分のみを分離しています。これは、144/430MHzのFM機です。車のRFノイズは、全く感じられません。

電源は、AC100Vがあるので、そこから取ります。

アルインコのSW電源を使用します。

HFのアンテナは長いので、通常は設置しませんし、走行時は取り外します。実験は、マグネット基台にMAT50を付けて、車体にアースをとります。アンテナは、ダイヤモンド社のHF40FX等のエンドローディングホイップです。

ハイブリッド車は、RFノイズの発生が多く、HFの運用は難しいと聞いていました・・
7MHzを聞いてみます。あれ、ほとんどノイズがありません。リグは、アルインコ社のDX-SR9(50W)です。RF側にも、電源ラインにも特に対策はしていません。車は稼働状態で、AC100Vは出力していますが、エンジンは動いていません。

エンジンが稼働するかどうかは、車載電池の状況によるようです。たまに自動でエンジンが稼働しますが、その時のノイズレベルは、S2~3くらいです。
10MHzも同様で、静かです。自動でエンジンが稼働すると、やはりS2~3のノイズが確認できます。

18MHzは、少しノイズっぽい感じはしますが、28MHzは静かです。

・RFノイズに対して対策がされているようで、HF帯におけるノイズの発生が抑えられているように感じる。
・ほとんどCWしか運用しないので、ナローフィルターを選択していると実用上問題ないレベルである。
・18MHzだと、通常でS2~3くらい振っているので、バンドごとに多少の違いはあるかもしれません。但し、アンテナの形状やゲインなどの要因もあるかも。(各バンド共に、プリアンプはOFF)
・測定器を使っているわけではないので、あくまで個人の感覚である。
・ノイズレベルが低いので、あまりストレスなくQSOできる。
アンテナの調整は、MFJのアンテナアナライザーを使用すると、いとも簡単にアンテナの共振点を見つけられます。

アルインコのDX-SR9はVSWRを表示する機能がないので、カプラー兼VSWR計で測定を行いました。VSWRの最良点が簡単に見つかるので、カプラー機能は不要でした。

これなら、HFの移動運用も行く気になるなぁ。
ちなみに、個人的な感想であり、HFのRFノイズレベルを保証するものではありません。さらに、MAT50を使ったモービルホイップでの状況です。疑問点があれば、販売店やメーカーにご相談されることをお勧めします。
おまけ 今日の駕与丁公園ネコ
昨今の車はカッコはいいのですが、アンテナを取り付ける場所が無くて困ります。V/UHFのノンラジアルホイップを取り付けるために、ルーフキャリアを取り付けました。これに、電動のアンテナ傾倒器を付けて、駐車場に入る時はアンテナを寝かせます。SWは、運転席横に設置しているので、ボタン1つでコントロール可能です。

ケンウッドのTM-V708(20W)機を積みました。本体は、助手席下に格納し、コントロール部分のみを分離しています。これは、144/430MHzのFM機です。車のRFノイズは、全く感じられません。

電源は、AC100Vがあるので、そこから取ります。

アルインコのSW電源を使用します。

HFのアンテナは長いので、通常は設置しませんし、走行時は取り外します。実験は、マグネット基台にMAT50を付けて、車体にアースをとります。アンテナは、ダイヤモンド社のHF40FX等のエンドローディングホイップです。

ハイブリッド車は、RFノイズの発生が多く、HFの運用は難しいと聞いていました・・
7MHzを聞いてみます。あれ、ほとんどノイズがありません。リグは、アルインコ社のDX-SR9(50W)です。RF側にも、電源ラインにも特に対策はしていません。車は稼働状態で、AC100Vは出力していますが、エンジンは動いていません。

エンジンが稼働するかどうかは、車載電池の状況によるようです。たまに自動でエンジンが稼働しますが、その時のノイズレベルは、S2~3くらいです。
10MHzも同様で、静かです。自動でエンジンが稼働すると、やはりS2~3のノイズが確認できます。

18MHzは、少しノイズっぽい感じはしますが、28MHzは静かです。

・RFノイズに対して対策がされているようで、HF帯におけるノイズの発生が抑えられているように感じる。
・ほとんどCWしか運用しないので、ナローフィルターを選択していると実用上問題ないレベルである。
・18MHzだと、通常でS2~3くらい振っているので、バンドごとに多少の違いはあるかもしれません。但し、アンテナの形状やゲインなどの要因もあるかも。(各バンド共に、プリアンプはOFF)
・測定器を使っているわけではないので、あくまで個人の感覚である。
・ノイズレベルが低いので、あまりストレスなくQSOできる。
アンテナの調整は、MFJのアンテナアナライザーを使用すると、いとも簡単にアンテナの共振点を見つけられます。

アルインコのDX-SR9はVSWRを表示する機能がないので、カプラー兼VSWR計で測定を行いました。VSWRの最良点が簡単に見つかるので、カプラー機能は不要でした。

これなら、HFの移動運用も行く気になるなぁ。
ちなみに、個人的な感想であり、HFのRFノイズレベルを保証するものではありません。さらに、MAT50を使ったモービルホイップでの状況です。疑問点があれば、販売店やメーカーにご相談されることをお勧めします。
おまけ 今日の駕与丁公園ネコ

うちはまだプリウスに13年超も乗っています。ノントラブルなので。
自動車メーカーは車体がすっぽり入る電波暗室を持っていますのでノイズ対策は相当やっているはずです。
(私が以前いた会社も巨大な電波暗室がありましたがさすがに車は無理でした。でも軽自動車は入るサイズでしたが)
今の車はコンピューターの集合体なので技術者も対策に大変と思います。
トヨタの凄い所はハイブリッド駆動モーターは内製化してますね。
鉄板打ち抜いて鉄心作って、コイルも巻いてと。
あとクルマに使われている一部の半導体(多分パワー系かな?)も自社生産ですね。
半導体は米粒程度でも巨大なプラント必要なので償却が大変です。
以前の会社も半導体試作ラインを一時期持っていて将来内製化しようと話していたのですが、カネが掛かりすぎるので設備捨てました。
でもハイブリッドICは八王子に24時間無人生産ラインを持っていました。
材料の搬入、組立、搬出も無人ロボットがやっていました。
外販もしていたのですが、やはり割に合わないので設備捨てちゃいました。
車のRFノイズは、ほとんどの人は気にもしていないと思うので、それを対策しているということはトヨタの技術力もさることながら、見えないところもしっかりと設計する姿勢に好感を覚えます。
主要な部品の内製化は設備投資もかかるので、投資費用の回収は大変でしょうね。トヨタのような巨大企業なので、できる部分も多いのでしょう。
あと、RF無線機を搭載する場合の、車側データも提供できるということなので、販売店に依頼しました。(添付のマニュアルに、希望により提供すると書いてある) しかし、営業や技術の人に話しても、全く分からなそうだったので、メーカーに問い合わせて貰ってね、と言ってきました。
3年でシエンタガソリン車にのりかえました。
マイナーチェンジで対策されたのかな??
BATTのみで、EGがかからない場合は、7MHzのCWなどで、快適な運用ができています。