先日木曽伊那を廻った時に立ち寄ったマルス信州工場。
そこのショップで購入した中から、シングルカスク#393
シングルモルト、シングルカスクで樽番号393番からのもので
加水もブレンドも無いいわゆるカスクストレング、樽だしそのものです。
ボトルにはシリアルナンバーや原酒の仕込み番号、日付などなど詳細が記されている。

樽詰は1986年4月16日、樽はアメリカンホワイトオークとある。
15年の熟成を経て2001年に瓶詰めされて、11年後の2012年に自分の手元にやってきた。
水も氷も無しのストレートでいただく。
柑橘系の強い香りが鼻を突き抜ける、最初の印象は「重い」
アルコール度数も高いので喉が焼けるが、甘みと深みからドスンっと来る。
臭みや嫌味は無いが、カストストレングの迫力と言うかこってりした味わいが愉しめる。
少し水を加えると、ぱっと甘い香りが立ち込めて良い感じ。
その後、食事をしたわけだが、数時間たっても香りが鼻に残っているのには驚き。
素晴らしい味わいです。
遠くても足を運んで探す価値が十分ある1本でした。