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番外編 CQWWPH2014参加実録

2014年10月28日 00時06分33秒 | DX
 
2011年にGUAM2011を実施して以来、海外遠征が滞っているのは先刻承知。
今年は(も)自宅シャックからエントリーとなったわけだが、ただ漫然と
ゴロゴロ自宅からしょうがなく出るわけでもなく、いろいろ思うことはある。
ちょっと年甲斐も無く複雑なのだ(笑)

二つ前の投稿にあるとおりかれこれ10年程前から毎年CQWWPHに参加するように
なった。それ以前は本当に冷やかし程度の参加でログを送ってもいない。
まだ最初の当時は100W(FT-1011)→MarkV(200W)の頃だ。ランしても殆ど呼ばれず
面白くないのでS&Pでしか交信数は増やせなかった。それでも48Hという長い
時間を掛ければ500qくらいは毎回出来て、それはそれなりに楽しかった。

そんなことをコンテストの前一週間ほど考えて、今年は昔を思い出して呼び回りを
多くやってみて、まだやる根気があるか試してみよう、としてみた。何となくだが
できないんじゃないか、とボンヤリ感じたからだ。

土曜日朝、7:30に起きて朝ごはんを食べて、8:30にシャックに入り、準備を始める。
準備と言っても特に大きなものは無く、PCのディスプレィを普段より見やすい場所に
置きなおすのと、ボイスメモリの用意と、マイクをヘッドセットに換える程度だ。
準備をやりながら10mをワッチする。大規模なフレアが発生しているせいなのか
何となく不安定でノイジーな感じがする。が北米は良く聴こえていた。となると
多くの人は10mに注目してシングルバンドでは激戦区になるだろうし、昨年10mシングル
でエントリーしたし、不安定なコンディションに振り回されるのもリスキーなので
無難に今回は15mで集中的にやってみることにして9:00に開始した。

21150kHzからゆっくりと上へスウィープして呼びまわる。21200kHzから北米だ。
お馴染みのビックガンが並んでいるので片っ端に呼び落とす。隙間にパイルがあるかと
思うと大抵はzone8かzone9だ。zone9のPJ2、PJ4、P4、HK、FYなどがかなり強力に入感
しているので呼ぶ。さすがに一発では落ちないが、意外と数回で拾われいい気分になる。
しかしzone8とzone7はあまり強くない。北米はと言えば西も東も真ん中も差が無く強い。
片っ端に拾うと21150kHzから21450kHzまで舐めるのに30分以上かかる。それを昼までに
5、6回繰り返すと200qくらいだ。やはり効率は恐ろしく悪い。

日が高く昇ると近隣諸国が強烈に入感し始める。特にBYの局数が年を経るごとに増えている。
いつかJA並みの局数になるのか?今のスプラッタ多い信号が溢れたら大変だ。
11:00頃にはzone16のUAが聴こえてくる。初日の土曜日は13:00頃にはzone20が強くなって
14:00~16:00にはEU全域が聴こえた。遅い時刻にはドーバーも超えたが、AFはCNくらいしか
いなかった。呼びまわりだとEUの激しさはさほど感じないが、相当あちらのQRM激しい様子が
感じられた。
ここで夕食となりビール呑んでウィイスキーも呑んでTV見ながら寝た。自宅から出ると
これが良さでもあり悪さでもある。リビングの床で寝ていると当然叱られ、寝室へ移動する
時にちょっとだけワッチすると深夜の15mはYBとBYばかり。その中にZSが聴こえたので
マルチ取りで取り急ぎ呼び落としておいた。

朝は真面目に5:00に起きて再び15mのビームを30度に向ける。景気良く聴こえてくるのは
05:45くらい以降だった。だいたい大御所は昨日やって今日呼び回りしてもメンツは同じなので
では、とちょっとだけランする。3回目のCQですぐKM8Qに呼ばれる。続いてK1KI、続いてW7ZBと
東と西が入り乱れて入ってくる。いつものことだが北米から呼ばれるのは本当に快適だ。
耳が良くて無駄がなくて秩序がある。3q/minくらいで約40分間呼ばれ、途中クラスタにも
上がったようだ。N1MMにも呼ばれて「おー」。
そのまま午後へ移ったが、UAや近隣からはパラパラとしか呼ばれず空振りCQが多くなったので
また呼びまわりとし、そのまま夕方のEUへ。太平洋方面は例年より寂しかった。途中で
FWが出てきたが恐ろしいパイルだったので退散した。逆にVK9/Lや/Xは暇そうにしていた。

最終日の朝は「午前所要あり」で職場のスケジューラに入れてあるので8:59まで頑張った。
最終日の良いのは前半あれほど激しかったパイルが収まり、場合によっては閑古鳥が鳴く様に
なっていることだ。最後の1Hで、VP5、KP2、PJ4、PJ2、8Pができた。

途中援助交信で20mと10mも出たが、結局殆どを15mで終えた。交信数は600qちょっとと全然
たいした結果ではないが、ひたすら呼びまわりだったので局数以上にくたびれた。
でも、以前はこんな風にやっていたよな、という感覚を思い出したような気がする。

普通の土日の一コマではあるが、久しぶりに連続して無線をやり、また不完全燃焼感が
生まれてきた。この積み重ねが前回の3年連続海外遠征に繋がったわけで、次の遠征に向けて
ようやく始動が始まったと言ったところか。

※写真はコンテスト中のシャック
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