昨晩書こうと思ったが猛烈な睡魔に負けてしまった。
月曜日の夜中に20mPHでEU局のCQを呼んだ時の話。
CQの信号はS5くらいで弱いながらもはっきり聞こえていた。
数局がパラパラ呼ぶ程度だったので暇つぶしで呼んでみた。
同じ2Areaの局が何度か呼ぶと、外野から「発音が悪いから取ってもらえないんだよォ。
ラジオじゃねーよ、レイディオだろうが、ばーか」みたいな茶々が入った。
口調から男性、なまりあり、少々ご機嫌な酔いの感じ。
まあ、左程珍しいことでもないので驚きはないが、その罵声は何故か不思議と憎めなかった。
言われた当人が傷ついたのは申し訳ないが、言ったおっさんを憎めなかった。
こうやって公衆の場で頭ごなしに叱る人は減ってしまった。
公衆の場で他人を叱る大人が減ってしまったのと同じだ。
ネット、特にSNSが普及して自由に発言できる環境が用意されたら
かえって不用意に自由な発言はしにくくなった。自分が自由に言える裏返しとして
他人も自分に対して自由に(かつ身を明らかにせず)発言できることに警戒してしまうからだ。
もともと総じて日本人は論理的に物事を考えるのは下手というのが世間相場だが
コミュニケーションの生産性が爆発的に上がっても、使いこなせないという非生産的な状況。
もともと趣味だから生産性は関係なく、どれだけ無意味であっても構わないのだが
この罵声のおっさん、自分は割と感覚的に好きだ。
場末の飲み屋で政治論議しているおっさんと同じだ。何故か憎めない。
リアルでお会いしたら美味い一献を頂けそうだ。
自分も下手くそなラバースタンプ英語しかやっておらず
お叱りを受けるレベルなので、罵声を受けない程度までは努力しようと思った。
固いこと言えば、コールサインも言わずに罵声飛ばすのはいけないことだが
不思議と憎めなかった。
だからと言って自分が出ているときに罵声のパイルアップを受けても、自分の
スキルではバッサバッサと捌く自信は無いのだが(笑)。