昨日、竹村真一さん主催のセミナー、地球大学に行って来ました。テーマは「化学汚染」、講師は立川涼氏(愛媛県環境創造センター所長)です。
20世紀後半以降、それまで地球上に存在しなかった科学物質が地球上に溢れ、今ではほぼすべての物にそれらが使われています。プラスチックや繊維、電子機器その他、石油化学なしには作れません。気がつくと世界中の大気や海洋にそれらの物質が検出され、その毒性(あるいは環境ホルモン性)が確認されている物もあれば、よくわからない物もあるという状態です。科学物質はこれからも数限りなく生み出され(数千万種~)、人類が長く付き合う事になります。EUで現在考えられている規制法を引き合いに出したりして、日本の政治と企業、あるいは国民がいかにきちんとこの問題に対応出来るか、という点がひとつのポイントではなかったかと思います。
お話しのなかで興味深かったのが、ひとつは現代の女性は子供を産むのが遅く、産む人数も少ないので、昔の女性と比べて月経期が長く、ホルモンの影響も長く受けるというものでした。あるいは近い将来10人に1人はそれで産まれるという人工授精は精子の頭の部分しか使わない事による潜在的危険性があるとか,また、中国という国の特殊性とインドのポテンシャルの高さについての話、、これらの問題を動かすのはメディア(今のメディアはすでにジャーナリズムでは無い)よりもクチコミでは無いかと言うこと、などでした。
私たちも少人数のグループからでも正しい情報をキャッチして伝えていくと言う活動をしていかなければいけないな、と思いました。
地球大学はそのような情報の発信元としてすでに活動しています。
興味のある方は地球大学http://earthcollege.lab.elp.or.jp/
開催場所である大手町カフェhttp://www.o-cafe.com
または竹村真一さんのEarth Literacy Program http://www.elp.or.jp/ を覗いて見て下さい。