縄文外交をしよう(その1)
西垣内先生が国際縄文学協会を設立されたすぐに、ある時の勉強会で参加者の一人の考古学者が「なぜ国際縄文学協会なのですか。考古学なのに国際はいらないのではないか」と質問されました。その時、西垣内先生は、立ち上がって「私は『国際』という名前が付くから縄文をやるのであって、国際が付かない縄文だったらはじめからやりません」と、情熱的に答えられていたお姿を思い出します。
日本には縄文がある。世界に例がない縄文という素晴しい文化が残されているではないか。日本人でさえ、一部の人しか気付いていないこの縄文は、西垣内先生がいつもおっしゃっている「奪い合いをしている世界の物質文明の行き着く果てに、人の心を癒す『愛』という特効薬がその時効力を発揮すること」は疑いようがない真実じゃないかと思えてまいりました。