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近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

東北関東大震災の影響…

2011年03月24日 | 1番線:「日々の記憶」

昨日の新聞に下記の様な記事が掲載されていました。

「西日本旅客鉄道は2011年3月に電車の運転に必要不可欠な補修部品である直流モーターブラシの調達が困難となったとしてデータイムの列車の運転本数・両数を削減する事を検討している。これによって西日本旅客鉄道が保有する直流電車・交直流電車の計約4700両中、約2300両に影響が出ると予想されている。」


とうとう今まで殆ど関東大震災の影響を被っていなかった西日本地区にも徐々に影響が及んできました。
分かりますね?これは明らかに「今後、更に減車や減便が行われる可能性もある。」という事を意味しています。
(対象車両は113系・205系・415系・381系などの殆どの国鉄車両・213系や221系などの初期のJR車両です。)

主な路線の運転本数の減便率は以下の通りです。
(全日運転の特急列車は可能な限り現行の運転本数を維持される方針です。)

「現行通りの本数を維持する路線」
 ・東海道本線
 ・阪和線
 ・関西空港線
 ・東西線
 ・片町線

「本数を9割~7割に減らす路線」
 ・大阪環状線
 ・湖西線
 ・舞鶴線

「本数を大幅(6割以下)に減らす路線」
 ・関西本線
 ・おおさか東線
 ・嵯峨野線
 ・奈良線
 ・北陸本線
 ・紀勢本線
 ・和歌山線
 ・山陰本線(電化区間)
 ・赤穂線
 ・山陽本線
 ・呉線
 ・可部線
 ・宇部線
 ・小野田線

大阪環状線や嵯峨野線の様に比較的、本数に余裕のある路線はそれ程の影響は発生しません。
しかし和歌山線や小野田線の様に通常時の運転本数が極端に乏しい路線は真っ先に影響が表れます。
(最低でも1時間に1本は確保しなければ最終的には廃線に追い込まれる可能性も十分に考えられます。)

最後にですが鉄道会社が減便や減車を最小限に食い止めることが必要なのは言うまでもありません。
既存の公共交通機関を維持する事は今後の復興にも大きく関係してきます。

かつて無い地獄の状況に追い込まれた西日本旅客鉄道はどの様な解決策を考えるのか?今後の動きに目が離せません。


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