今回は現在から3年前の今日に廃止された三木鉄道の話題です。
かつて国鉄三木線として栄えていた当鉄道の最後の活躍を見てみましょう。
(取材日は廃線約10カ月前の6月某日です。)
今回、乗車した車両はこちらです。(写真は終点の三木駅で撮影した物です。)
三木鉄道が最後まで保有していたミキ300-104号機です。
また車体側面には車体番号と社章(写真右)が描かれています。
続いて車内と座席、その他の設備の様子です。
車内は中心部がボックスシート、昇降口付近がロングシートという構成です。
そしてロングシートの一部(緑色)は優先座席として使用されています。
そして先頭部分の運転席の様子です。
運転席左側には逆転機とマスコンハンドル(写真2枚目)、右側にはブレーキハンドル(写真3枚目)
走行距離が4,128,273kmと表示されている点からかなりの距離を走行していた事が分かります。
やがて列車は厄神駅を発車します。
列車は長閑な田園地帯をのんびりとした速さで駆け抜けます。
また基本的に駅間距離が短い為、加速すると直ぐに減速体制に入ります。
厄神駅から約20分。終点の三木駅に到着しました。
この駅舎は三木鉄道の前身である国鉄三木線時代の物を使用しています。
そして駅構内には整備工場(写真4枚目)が設けられています。
廃線から約3年後の現在の厄神駅の様子(写真3枚目と4枚目)です。
駅構内に敷かれていた線路は撤去されホーム部分には柵が設けられています。
(写真1枚目と2枚目は廃線約10カ月前の厄神駅の様子です。)
そして平成20年4月1日、三木鉄道は惜しまれながらも約90年の歴史に幕を閉じました。
(今回、取材したミキ300-104号は2011年現在、北条鉄道で第2の人生を送っています。)
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