5月が近くなり、新入社員も新しい職場にだいぶ慣れてきたところではないでしょうか?
最近の新人研修は、どの業界も現場主義が浸透しつつあるので、業務知識や技術習得を目的とした教育が増えている傾向にあります。
もちろん、そういった面も非常に大切な要素ではあります。しかし、コミュニケーション力不足など、それ以外の部分での教育が
必要であると考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、私が以前の職場で教わった業務知識や技術とは違う『企業人としての心構え』をご紹介したいと思います。
企業人となるためには、自ら判断を下し、行動することで責任を負う自立意識をベースにした6つの意識をもつ必要があります。
1.企業観
【誤った考え】企業の存在悪説
↓
【正しい考え】企業の存在善説
企業は顧客、従業員、出資者、取引先、地域社会に支持されないと存続はできません。
そのために、企業はこれらの人達に満足を与える必要があります。もちろん、ライバルの方が多くの満足を与える場合、企業として存続できなくなってしまうでしょう。
企業の目的は「業績を上げ続けること」であるが、実は企業の業績とは顧客満足の結果といえます。言い換えれば、業績とは社会貢献度のモノサシであり、企業の存続は善なのです。
◆企業の存在価値
(1)国家財政の中核的収入源である
(2)雇用の場を創出する
(3)文化的な生活を提供する
(4)地域を活性化させる
(5)働く人に生きがいを与える
2.報酬観
【誤った考え】報酬は努力や時間に対しても支払われる
↓
【正しい考え】報酬は成果に対してのみ支払われる
誤った考えだと成果を出すことに対して拘りが弱くなります。更に、自分自身が成果を出していないのに、自分の待遇に不満を持ちやすくなる。
正しい考えの意識強化のためには、優秀な人から去る会社になってしまう可能性を認識しないといけません。
◆貢献による報酬の原則がない会社の状況
(1)優秀な社員が報われないため、やる気を失い、退社してしまう
(2)成果重視の風土がないため、適材適所の人材配置が行われなくなる
(3)上司の前でよい子ぶる人が評価され、派閥が生じる
(4)顧客より内部に目がいき、顧客満足が疎かになる
(5)良い意味での厳しさが乏しいため、社員が成長しなくなる
(6)成果が出づらいため、社員が適職意識を持てなくなる
3.組織観
【誤った考え】組織とは個性を殺すところ
↓
【正しい考え】組織とは個性を生かすところ
誤った考えを持つと、一匹狼や言われたことしかしないといった行動傾向が強くなります。
これにより、ルールや報連相などが疎かになり、メンバーに迷惑をかける場合もあるでしょう。
組織で個性を生かし、大きな成果を得るためには、「チームで協力し仕事をした方が個人単位でやるよりも大きな成果が得られる」
「組織は会社や上司のためだけでなく、自分の得意技を生かせる有益なものである」等を認識する必要があります。
4.目的観
【誤った考え】目標は辛いノルマ
↓
【正しい考え】目標は成長の原動力
誤った考えだと、自分で将来像を描けず、やらされ意識が蔓延しがちになります。また、目標が自分を縛るもの、監視するものといった誤った捉え方をする人も出てくるでしょう。
目標を成長の原動力とするには、目標達成のためには方針の正しい理解が不可欠であること等をしっかりと認識する必要がある。
◆目標は予測値とは異なる!
予測値に何らかの新しい工夫と努力を加えたものであり、それを達成しようとする過程で人は成長する。
5.プロ観
【誤った考え】仕事をしていればプロ
↓
【正しい考え】仕事の成果を出し続けるのがプロ
誤った考えの意識だと、仕事の成果を追及する意欲や、自分の能力を高めようという気持ちが乏しくなります。
真のプロになるためには、「仕事の成果を上げ続けるためには自分自身のレベルアップが不可欠である。」ということをしっかりと認識する必要があります。
◆プロフェッショナルの条件
(1)良く知っている
(2) (1)を結果に結びつけることができる
(3)信用を実績で作ることができる
(4)良きプライドを持っている
6.人間観
【誤った考え】人間関係は相性で決まってしまい、ダメなものはダメ
↓
【正しい考え】人間関係は誰とでも構築可能
誤った考えだと表面的な人間関係しか結ぶことができず、本人も周囲から誤解される恐れがある。また、社会人として必要なエチケット、マナーも身につかない。
実際に人間関係を構築するためには人間関係の基本はお互いの長所を見つけ活用すること等を理解・実践する必要がある。
実際、入ってくる新入社員の業務的な実力は飛びぬけてできますね!みたいな人は少ないと思います。
しかし、こういった心構えを持ち、実践していくことによって近い将来の姿は随分変わってくることでしょう。
何はともあれ、会社で働く新しい仲間。ぜひ頑張ってほしいですね!(大)
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「できたらいいな」を「できる」に
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
最近の新人研修は、どの業界も現場主義が浸透しつつあるので、業務知識や技術習得を目的とした教育が増えている傾向にあります。
もちろん、そういった面も非常に大切な要素ではあります。しかし、コミュニケーション力不足など、それ以外の部分での教育が
必要であると考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、私が以前の職場で教わった業務知識や技術とは違う『企業人としての心構え』をご紹介したいと思います。
企業人となるためには、自ら判断を下し、行動することで責任を負う自立意識をベースにした6つの意識をもつ必要があります。
1.企業観
【誤った考え】企業の存在悪説
↓
【正しい考え】企業の存在善説
企業は顧客、従業員、出資者、取引先、地域社会に支持されないと存続はできません。
そのために、企業はこれらの人達に満足を与える必要があります。もちろん、ライバルの方が多くの満足を与える場合、企業として存続できなくなってしまうでしょう。
企業の目的は「業績を上げ続けること」であるが、実は企業の業績とは顧客満足の結果といえます。言い換えれば、業績とは社会貢献度のモノサシであり、企業の存続は善なのです。
◆企業の存在価値
(1)国家財政の中核的収入源である
(2)雇用の場を創出する
(3)文化的な生活を提供する
(4)地域を活性化させる
(5)働く人に生きがいを与える
2.報酬観
【誤った考え】報酬は努力や時間に対しても支払われる
↓
【正しい考え】報酬は成果に対してのみ支払われる
誤った考えだと成果を出すことに対して拘りが弱くなります。更に、自分自身が成果を出していないのに、自分の待遇に不満を持ちやすくなる。
正しい考えの意識強化のためには、優秀な人から去る会社になってしまう可能性を認識しないといけません。
◆貢献による報酬の原則がない会社の状況
(1)優秀な社員が報われないため、やる気を失い、退社してしまう
(2)成果重視の風土がないため、適材適所の人材配置が行われなくなる
(3)上司の前でよい子ぶる人が評価され、派閥が生じる
(4)顧客より内部に目がいき、顧客満足が疎かになる
(5)良い意味での厳しさが乏しいため、社員が成長しなくなる
(6)成果が出づらいため、社員が適職意識を持てなくなる
3.組織観
【誤った考え】組織とは個性を殺すところ
↓
【正しい考え】組織とは個性を生かすところ
誤った考えを持つと、一匹狼や言われたことしかしないといった行動傾向が強くなります。
これにより、ルールや報連相などが疎かになり、メンバーに迷惑をかける場合もあるでしょう。
組織で個性を生かし、大きな成果を得るためには、「チームで協力し仕事をした方が個人単位でやるよりも大きな成果が得られる」
「組織は会社や上司のためだけでなく、自分の得意技を生かせる有益なものである」等を認識する必要があります。
4.目的観
【誤った考え】目標は辛いノルマ
↓
【正しい考え】目標は成長の原動力
誤った考えだと、自分で将来像を描けず、やらされ意識が蔓延しがちになります。また、目標が自分を縛るもの、監視するものといった誤った捉え方をする人も出てくるでしょう。
目標を成長の原動力とするには、目標達成のためには方針の正しい理解が不可欠であること等をしっかりと認識する必要がある。
◆目標は予測値とは異なる!
予測値に何らかの新しい工夫と努力を加えたものであり、それを達成しようとする過程で人は成長する。
5.プロ観
【誤った考え】仕事をしていればプロ
↓
【正しい考え】仕事の成果を出し続けるのがプロ
誤った考えの意識だと、仕事の成果を追及する意欲や、自分の能力を高めようという気持ちが乏しくなります。
真のプロになるためには、「仕事の成果を上げ続けるためには自分自身のレベルアップが不可欠である。」ということをしっかりと認識する必要があります。
◆プロフェッショナルの条件
(1)良く知っている
(2) (1)を結果に結びつけることができる
(3)信用を実績で作ることができる
(4)良きプライドを持っている
6.人間観
【誤った考え】人間関係は相性で決まってしまい、ダメなものはダメ
↓
【正しい考え】人間関係は誰とでも構築可能
誤った考えだと表面的な人間関係しか結ぶことができず、本人も周囲から誤解される恐れがある。また、社会人として必要なエチケット、マナーも身につかない。
実際に人間関係を構築するためには人間関係の基本はお互いの長所を見つけ活用すること等を理解・実践する必要がある。
実際、入ってくる新入社員の業務的な実力は飛びぬけてできますね!みたいな人は少ないと思います。
しかし、こういった心構えを持ち、実践していくことによって近い将来の姿は随分変わってくることでしょう。
何はともあれ、会社で働く新しい仲間。ぜひ頑張ってほしいですね!(大)
monipet
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病院を離れる夜間でも安心
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