JSP_Blog

ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

金利上昇

2013-06-12 09:41:08 | 日記
今回話題にしたい金利とは、住宅ローン金利のことである。私も住宅ローン利用者で約9年前にマイホームを購入した。私がマイホームを購入した時は、住宅ローン金利が底値だといわれていたが、銀行の金利優遇のパーセンテージもどんどん良くなり、今が底値という状況となっている。
一般的に、固定金利の住宅ローンの金利の決定には10年物国債の金利が使われ、変動金利の場合には短期プライムレートが利用される。

今が底値という表現をしたが、まさに今住宅ローン金利が上がろうとしている。すでに固定10年の金利は、10年物国債金利上昇の影響を受けて数ヶ月前から上昇傾向にある。
2012年12月の1.3%が底値で、3月に0.05%上昇して1.35%に、5月にはさらに0.05%上昇。6月からは、一気に0.2%も上昇して、1.4%から1.6%になった。固定10年に大きく影響を与える10年物国債金利の推移は以下のとおりだ。



すでにご存知の方も多いと思うが、この10年物国債金利の上昇は、アベノミクスの副作用であるという声が上がっている。政府としては、金融緩和により金利低下を想定していたが、逆に上昇するという結果となってしまった。金融緩和前の予想では、2013年12月頃が住宅ローンの金利が底値になるだろうという大方の予想であったが、急な上昇で住宅購入の需要が下がるとの見方もある。

なぜ政府の想定とは逆に金利が上昇してしまったのか?その理由を少し調べてみた。政府の予想としては、以下のような効果を期待していたらしい。

 日銀が国債を買い入れる
   ↓
 出回る国債の量が減る
   ↓
 国債の価格が上がる
   ↓
 国債利回りが悪くなる
   ↓
 金利が下がる

ところが、実際はどういうことだったかというと、日銀の行動を先読みした金融機関が保有している国債の利回りが下がるのであれば、売ってしまおうと考えたわけだ。その結果、

 国債を売る
   ↓
 国債の価格が下がる
   ↓
 国債利回りが上がる
   ↓
 金利が上がる

という結果となってしまった。

私も毎日ドキドキしながら、10年物国債金利をチェックしている。
我が家もそろそろ住宅ローンの借り換えを検討しなければと考え始めているところだ。

(岳)

monipet
  動物病院の犬猫の見守りをサポート
  病院を離れる夜間でも安心

ASSE/CORPA
  センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
  「できたらいいな」を「できる」に

OSGi対応 ECHONET Lite ミドルウェア
  短納期HEMS開発をサポート!

GuruPlug
  カードサイズ スマートサーバ

株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする