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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

タイムスリップまで25年

2013-06-18 11:34:32 | 日記
雨不足で利根川水系のダム貯水率が52%になっているそうだ。確かに紫陽花が咲いているが雨に濡れた紫陽花はまだ見ていない気がする。農作物にも影響が出ているそうなので本格的な夏に向けて一雨欲しいところなので、明日から南下する梅雨前線には通勤通学に大迷惑が掛からない程度に頑張って欲しいものだ。

6月も中旬になり我が社では新入社員が1人、お客様先のプロジェクトへ参加するため本社から巣立っていった。研修を受け、社会人としてのマナーや基本的な仕事の進め方などを身に付けたとは言え、本人は非常に不安なんではなかろうか、周囲の先輩達のフォローに期待している。

新入社員が巣立っていって、何か教えていないことって無いんだろうか、とふと考えた。つい13年前の大騒ぎを思い出したので忘れない内に書いておきたい。

13年前、2000年問題と呼ばれるコンピュータ業界での大騒ぎが起こった。原因は何のことはない1985年を85、1996年を96と、当時の非力なコンピュータリソースを少しでもケチるために19を省略してコンピュータに入力していたため、2000年が00となり、コンピュータが1900年だか2000年だか判断できなくなる、という問題だ。

13年前というと小学生でした!という新入社員の世代にはなんのこっちゃ、という話しだが、当時はコンピュータが暴走して社会機能が麻痺してしまう、なんて噂がまことしやかにささやかれていたのである。この2000年問題は当時のコンピュータ技術者の皆さんのおかげで大きな問題も無く2000年を迎えられた。

ある程度の年齢の技術者の方は、「あー、何かが起こった時のためにスタンバっていたなー。」と細い目で懐かしんでもらえると思う。

さてここからが本題なのだが、新入社員の世代がこれから技術者として歩んでいくとすると25年後に2000年問題と同様にコンピュータ内でのタイムスリップが起こる。2038年問題というやつだ。最近のオペレーティングシステムでは既に対策が取られているが、25年後に全てのコンピュータとプログラムに対策がされているとは考えにくい。

またこれから25年の間に知らずにタイムスリップしてしまうプログラムを作り込んでしまうこともあるかもしれない。事が日付に関わる問題だけにすそ野が広く、根が深い。

システムのライフサイクルにもよるが、今後ずーっと25年を超えてそのシステムが生きている可能性があるのであればちらっと思い出してもらえればありがたい。

がんばれ、新米技術者諸君。(野)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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