駅でのホーム転落事故は、増加傾向にあるという。国土交通省の資料によれば、平成14年から平成23年で、ほぼ倍増しているとのことである。転落の主原因は、以下の通り。
・酔っ払い
・携帯を見ながらの前方不注意
・ゲームをしながらの前方不注意
酔っ払いの件数が大多数なのだが、次の原因が「~しながら」といった個人の意識で防げるものだけに、残念な結果である。
これに対し、鉄道各社は、ホームドアの設置に注力し、ホーム転落事故防止に努めている。現在よく見かけるホームドアは、JR山手線にあるような、水平開閉式のタイプで、ドアの高さが私の背丈なら肩の高さまであるものである。東京メトロ南北線では、水平開閉式に加え、乗降面全てをガラスを覆ってしまうタイプも存在する。これらのタイプは、いずれもコストが多く掛かってしまうのが最大の課題として挙げられているようである。
この状況の中、東急、相鉄が今年から、メーカーと共同で、神奈川県内の駅で、まだ実用化されていない昇降式ホームドアの実証実験を開始している。期間はいずれも1年間で、安全性や耐久性の検証を行うとのことである。
東急では、田園都市線の「つきみ野」駅で、昇降式ホームドアの検証実験が今年の7月から開始された。開始当初は、最後部の車両に対してのみに設置され検証実験が行われていたが、この度、全車両に対しての検証実験を行う運びになったようである。以下の写真は、今回設置された昇降式ホームドアである。(現在準備中)
このホームドアは、柱の間に数十本の黄色のワイヤーが水平に張られており、運用後、電車が来ない間は、このワイヤーが下まで降りてくるようになる。電車が来て、乗降が出来るタイミングで、写真の位置までワイヤーが上がる仕組みである。
このシステムは、どこから電源を供給しているのか気になっていたが、やはり存在した。下の写真にように、上から電源を通し、緑色のバーを通じて電源供給をし、おそらく制御線も同じところを通しているのでは、と考えている。
流石に、これだけのシステムを、無線で電源供給出来る技術は、我々人類は未だ獲得してはいない。
水平に延びている緑色のバーの上側に、針のようなものが立っているが、これは鳩避けに違いない。
このタイプのホームドアの利点としては、以下のことが考えられる。
・水平開閉式に比べ、分厚い鉄板が不要な為、
コスト削減が見込まれる。
・ドア数の異なる車両にも対応可能
・乗り越え防止も可能
懸念される点としては、
・人が寄りかかってしまった場合、
ワイヤーが曲がってしまうのではないか?
・曲がってしまった場合は、
ワイヤーの上下が出来なくなってしまうのではないか?
ということである。今後の検証実験で、有用性を確認してほしいところである。
ホームでの転落事故、接触事故は、年々深刻化してきており、たった1件の事故だけでも乗客の予定を大きく狂わせるものになってしまう。コスト的課題に加え、技術的課題も多々存在するが、近い将来ほとんどの駅での導入を期待している。
(和)
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
・酔っ払い
・携帯を見ながらの前方不注意
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酔っ払いの件数が大多数なのだが、次の原因が「~しながら」といった個人の意識で防げるものだけに、残念な結果である。
これに対し、鉄道各社は、ホームドアの設置に注力し、ホーム転落事故防止に努めている。現在よく見かけるホームドアは、JR山手線にあるような、水平開閉式のタイプで、ドアの高さが私の背丈なら肩の高さまであるものである。東京メトロ南北線では、水平開閉式に加え、乗降面全てをガラスを覆ってしまうタイプも存在する。これらのタイプは、いずれもコストが多く掛かってしまうのが最大の課題として挙げられているようである。
この状況の中、東急、相鉄が今年から、メーカーと共同で、神奈川県内の駅で、まだ実用化されていない昇降式ホームドアの実証実験を開始している。期間はいずれも1年間で、安全性や耐久性の検証を行うとのことである。
東急では、田園都市線の「つきみ野」駅で、昇降式ホームドアの検証実験が今年の7月から開始された。開始当初は、最後部の車両に対してのみに設置され検証実験が行われていたが、この度、全車両に対しての検証実験を行う運びになったようである。以下の写真は、今回設置された昇降式ホームドアである。(現在準備中)
このホームドアは、柱の間に数十本の黄色のワイヤーが水平に張られており、運用後、電車が来ない間は、このワイヤーが下まで降りてくるようになる。電車が来て、乗降が出来るタイミングで、写真の位置までワイヤーが上がる仕組みである。
このシステムは、どこから電源を供給しているのか気になっていたが、やはり存在した。下の写真にように、上から電源を通し、緑色のバーを通じて電源供給をし、おそらく制御線も同じところを通しているのでは、と考えている。
流石に、これだけのシステムを、無線で電源供給出来る技術は、我々人類は未だ獲得してはいない。
水平に延びている緑色のバーの上側に、針のようなものが立っているが、これは鳩避けに違いない。
このタイプのホームドアの利点としては、以下のことが考えられる。
・水平開閉式に比べ、分厚い鉄板が不要な為、
コスト削減が見込まれる。
・ドア数の異なる車両にも対応可能
・乗り越え防止も可能
懸念される点としては、
・人が寄りかかってしまった場合、
ワイヤーが曲がってしまうのではないか?
・曲がってしまった場合は、
ワイヤーの上下が出来なくなってしまうのではないか?
ということである。今後の検証実験で、有用性を確認してほしいところである。
ホームでの転落事故、接触事故は、年々深刻化してきており、たった1件の事故だけでも乗客の予定を大きく狂わせるものになってしまう。コスト的課題に加え、技術的課題も多々存在するが、近い将来ほとんどの駅での導入を期待している。
(和)
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