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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

深夜高速バス

2015-10-20 08:45:00 | 日記
 前回、シルバーウィークの際に実施された「いとこ会」について書かせて頂いたが、帰省の際に初めて利用した深夜高速バスについて書いてみたいと思う。

 深夜高速バスの歴史を調べてみると、想像以上に以前から存在していることに驚く。長距離バスということであれば戦前から存在し、1964年頃に現在のような高速道路を利用した便が運行され、帰省バスなども始まっている。1970年代頃には新幹線の所要時間の低下やオイルショックなどの影響により、運行の廃止が相次いだが、80年代になると、列車運賃の値上げや深夜列車等の廃止により、再び高速バス路線が増加し始め、現在のシステムの原型ができあがっている。

 今回の帰省で深夜高速バスを利用しようと思った理由は、まず何より値段の安さ。シルバーウィークということもあり、飛行機の料金は割引も無く、片道35,000円。それに対して、深夜高速バスは片道9,000円。往復で50,000円もの差はとても大きい。今回は家族は帰省せず私一人ということもあり、深夜バスを経験してみるのも悪くないかと思い、サイトを通じて申し込みを行った。

 妻に深夜急行バスで帰省することを告げると、ややあきれ顔であったが、スリッパとか枕とか用意しておいた方がよいと助言をもらった。とりあえず携帯式のスリッパ、空気枕、アイマスクを準備し、出発の日を待つ。

 当日を迎え、バスの出発は20:50。夕食をすませた後自宅を出て横浜へ向かった。心配性のため、30分前にバス停に行ってみたところ、すでに何人かがバス待ちをしている。どこかで時間をつぶそうかとも考えたが、中途半端な時間のため、そのままバス停で待つことにした。ほぼ予定通りにバスが到着し、チケットの確認、荷物の積み込みの後、いよいよバスに乗り込んだ。

 ろくに調べもしなかったため、2人椅子が2列の観光バスのイメージでいたが、実際に乗ってみると、一人席が3列の構成。今回自分の席を確認したところ、真ん中の列の最前列だった。窓際の席であれば、カーテンで仕切ることができ、ほぼ個室に近い状態となるが、真ん中の席では何も出来ない。眠れなければ、本でも読んでいようと思っていたが、真ん中の席は読書灯も無く、おとなしくしておくことしか出来ないようだ。わざわざ携帯スリッパを用意していたが、スリッパは各座席に用意されていた。

 横浜を出発した後は足柄のサービスエリアで一度停車し、その後は愛媛の石鎚サービスエリアまでバスを降りることが出来ないとのこと。最前列ということもあり、眠くなるまで、前の景色を眺めていればいいかと考えていた。しかし足柄サービスエリアで停車後、バス車内は消灯され、運転席と客席の間に分厚いカーテンが引かれてしまった。これでは車外の景色は一切見ることは出来ない。用意されていた毛布をかぶり、おとなしく寝る体制に入った。

 予想はしていたがとにかく寝ることが出来ない。気が高ぶっているせいか、目をつむっても一向に睡魔がやってくる気配が無い。羊を数えても無駄。深呼吸を繰り返しても駄目。途方にくれてしまった。座席の角度調整がまずかったせいか、だんだんとお尻も痛くなってくる。我慢できなくなり体制を変えるとまた別の場所が痛くなる。久々にキツく耐え難い時間を過ごすことになった。

 石鎚サービスエリアに到着し久々に解放された気分を味わった後、ほどなく松山に到着した。いとこ会が無事終了した後、帰りも深夜高速バス。帰りも真ん中の列であったが、予め空気枕を座布団替りに設置し、お尻対策を実施。そのおかげか、前夜の疲れのせいかは分からないが、帰りのバスではぐっすりと眠ることが出来、気がつくと横浜に到着していた。

 とにかく、きちんと座席指定をしなかったことが、今回の移動のつらさの一番の原因だった。道中の景色を楽しむことはほとんど出来ないが、長距離を安く、早く移動できることはやはり便利だ。快適に深夜高速バスが利用できるように、次の機会ではリベンジしたい。(池)

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