このサイトに問題解決能力を試すテストが載っている。
問題はたった一問だ。英語だが時間がある方は試してみて欲しい。
http://www.nytimes.com/interactive/2015/07/03/upshot/a-quick-puzzle-to-test-your-problem-solving.html
英語さえ読めれば、おそらく私がこれから言おうとしていることは全て上記サイトに書いてある。と言いつつも私は英語が読めないので本当に書いてあるかどうかは知らない。なので簡単に紹介しよう。出てくる問題はこうだ。
『ここに「2, 4, 8」という3つの数字がある。
これらの数字はとある単純なルールに則っている。
ルールのヒントが欲しければ私に3つの数字を言ってくれ。
ルールに則っているかどうかを答えよう。何度聞いてもいい。
さあ、どんなルールか当ててくれ。』
いったいルールとはなんだろうか。
2, 4, 8 という数字の羅列から、「次の数が前の数の2倍となる」などはすぐに類推できるであろう。では試しに「1, 2, 4」や「3, 6, 12」がルールに則っているかを聞いてみると…どうやら合っているようだ。
よし、わかった。ずばり、「次の数が前の数の2倍となる」がルールだ!
…わざわざこんなことを書いているのだ。すでに予想はついているだろうが、この答えは間違っている。
実は、「1, 2, 3」や「-100, 0, 5」などもルールに則っている。
類推して法則を探すのは良いが、その後の確認作業に問題がある。
先日Webニュース記事で見かけたのだが、「確証バイアス」という言葉がある。Wikipedia大先生によると「仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと」という意味だそうだ。
上記問題の例で言うと、「次の数が前の数の2倍となる」という仮説に対して、必ず答えが正しくなる条件でしか確認作業を行っていない。「1, 2, 3」などの「この数字は当てはまらないだろう」となる条件で試していれば、答えが別のものであることがわかったはずだ。
「0, 0, 0」などで確認すれば正しい答えもある程度わかってくるだろう。正しい答えは「次の数が前の数より大きいこと」だ。
Wikipedia大先生も仰っているが、確証バイアスとは何もこういった問題解決にのみ現れるものではない。例えば○○についての情報を調べる、だとか、もっと身近にSNSなどで誰かとコミュニケーションを取るときなどだ。
自分にとって取っ付きやすかったり好みのものであったりと、偏った情報ばかりを集めてしまいがちである。
人と意見を違えたときなどは最たるものだ。お互いにいくら説明しても分かり合えないのは、説得に必要な情報が足りていないか、聞き手が大事な情報を無意識に聞き逃しているからだろう。
きっと頭の片隅に(確証バイアス)とメモ書きしてもらえれば必要なタイミングで思い出せると思う。
ぜひ皆さんも注意していただきたい。
(つ)
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センサー、IoT、ビッグデータを活用して新たな価値を創造
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株式会社ジェイエスピー
横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
問題はたった一問だ。英語だが時間がある方は試してみて欲しい。
http://www.nytimes.com/interactive/2015/07/03/upshot/a-quick-puzzle-to-test-your-problem-solving.html
英語さえ読めれば、おそらく私がこれから言おうとしていることは全て上記サイトに書いてある。と言いつつも私は英語が読めないので本当に書いてあるかどうかは知らない。なので簡単に紹介しよう。出てくる問題はこうだ。
『ここに「2, 4, 8」という3つの数字がある。
これらの数字はとある単純なルールに則っている。
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よし、わかった。ずばり、「次の数が前の数の2倍となる」がルールだ!
…わざわざこんなことを書いているのだ。すでに予想はついているだろうが、この答えは間違っている。
実は、「1, 2, 3」や「-100, 0, 5」などもルールに則っている。
類推して法則を探すのは良いが、その後の確認作業に問題がある。
先日Webニュース記事で見かけたのだが、「確証バイアス」という言葉がある。Wikipedia大先生によると「仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと」という意味だそうだ。
上記問題の例で言うと、「次の数が前の数の2倍となる」という仮説に対して、必ず答えが正しくなる条件でしか確認作業を行っていない。「1, 2, 3」などの「この数字は当てはまらないだろう」となる条件で試していれば、答えが別のものであることがわかったはずだ。
「0, 0, 0」などで確認すれば正しい答えもある程度わかってくるだろう。正しい答えは「次の数が前の数より大きいこと」だ。
Wikipedia大先生も仰っているが、確証バイアスとは何もこういった問題解決にのみ現れるものではない。例えば○○についての情報を調べる、だとか、もっと身近にSNSなどで誰かとコミュニケーションを取るときなどだ。
自分にとって取っ付きやすかったり好みのものであったりと、偏った情報ばかりを集めてしまいがちである。
人と意見を違えたときなどは最たるものだ。お互いにいくら説明しても分かり合えないのは、説得に必要な情報が足りていないか、聞き手が大事な情報を無意識に聞き逃しているからだろう。
きっと頭の片隅に(確証バイアス)とメモ書きしてもらえれば必要なタイミングで思い出せると思う。
ぜひ皆さんも注意していただきたい。
(つ)
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