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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

祭りの後

2016-08-15 09:00:00 | 日記
 広島、イチロー、天皇、リオ、長崎、尖閣、猛暑。普通ならどれも数日はマスコミのトップ級の話題になってもおかしくないような出来事が爆発したように一気に発生した10日間だった。たまたまこの10日間ニュースに触れることができなかった、という人にとっては、大きく時代に取り残されてしまったように感じるだろう。その上、お盆の休みを前にしてほんの少しいつもと違う空気の中にいたからだろうか、オリンピックという大きなお祭りの空気がそうさせたのか、それぞれの出来事をまた次の花火が上がったかのようなお祭り気分の中で受け止めていたような気がしている。
 
 しかし、お祭りはいつまでも続かない。アウトプットが盛大に連続した日々があったなら、吐き出されて空洞になってしまったところにエネルギーをインプットしてやる日々が必要だし、国家間の摩擦には落ち着いて冷却する期間が必要だ。ただし、次の季節にスムーズに入り込むには、強い意志を持ったリーダーが欲しい。いつまでもお祭り気分を続けていたい人たちから反感を買わない程度に強く、それでいて優しく根気よく、厳しい試練の向こうにある未来を目指して努力することを説き続け、お祭り気分が抜けずに怠惰になってしまいそうな人々をリードしてくれるリーダーの存在が不可欠だ。そういう人が自分の周囲にいないなら、自分自身の中に自分をリードするリーダーを作り上げるか、そういうリーダーがいそうな組織に飛び込んでしまうか、どちらかの準備が必要だろう。
 
 家庭の中では子供たちへのこのリーダー的役割は母親が担っているように思える。夏休み終盤になると途端に母親が子供らに対するリーダーシップを発揮する様子を思い描くことが出来る。では企業ではどうなのか。企業においては、特にわが社においては「リーダー」が役職名になっている。小さな単位をチームと呼び、そこにチームリーダがおり、
 チームをまとめてグループと呼び、そこにグループリーダがいる。さらにグループがまとまった部があり部長がいる、というスタイルだ。社会全体に浮遊する気分と会社の中の気分とが大きくかけ離れていることはそうない。これから秋にかけて、役職名がリーダーと付くみなさんは本当のリーダーとして働けるかどうか力が問われる季節となる。もちろん役職名にリーダーと付かない偉い人たちの力は常に問われている。
 
 まだ企業に属していない若い人たちや個人の力で生き抜く決意をした人たちなど、企業とは別なところで生きている人たちにとっては、しっかりしたビジョンを示してくれるコーチのようなリーダーに巡り会えるかどうか、または自分の中に自分をリードするコーチを作り上げられるかどうか。それで大きく変わるのは結果が出るまでの時間だろう。経済的な制約さえ気にしなければ焦る必要は無い。お祭り気分を続けても構わない。世の中全般の空気に合わせて生きることが必ずしも幸福とは限らない。ただし結果の大きさは努力の大きさに比例するだろう。リオのお祭りがそのことを強く教えてくれる。(三)

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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