県民健康調査というものを知っていますか

県民健康調査、というものをご存じでしょうか。
私の出身地である福島県では、県民健康調査というものが定期的に行われています。
これは何かと言いますと、福島県では東北大震災の際に東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故が起きました。そのため、県民の被ばく線量の評価を行うとともに、疾病の予防、早期発見、早期治療につなげ、将来にわたる県民の健康の維持、増進を図ることを目的として行われています。
「県民健康調査」と調べると真っ先に福島県関係のHPが出てきますが、もう少し調べると規模は小さいものの他県でも似たような機関はあるようです。
この県民健康調査の資料と手紙が神奈川県の自分の住んでいる場所にまで届きました。
なぜかというと震災、原発事故当時、私が未成年だったからです。そのため、小児甲状腺がんが増えるのではないかという懸念が高まった事を受けて無料でこの検査を受けることができ、かつ成人してからも5年ごとに定期健診を受けられるのだそうです。
そのため、甲状腺検査を受けませんか、という資料が届いたのです。中身を見ると過去の甲状腺検査の統計結果や、受診の手引き、検査をすることでどのようなメリット、デメリットがあるのかなどの資料が添付されていました。
QRコードも添付されており、動画でもメリットデメリットを説明してもらえるようです。
私も高校生、大学生のころ住民票もすべて福島でしたので、地元の会場で検査を受けていました。

実家から出て他県に移り住んでもこの検査は有効であるというのは想定しておらず、引っ越しを行ってからはそのよう連絡が来るとは考えていなかったため驚きました。また、福島でしか検査を受けられないのだと考えていたのですが、県外でも対象の調査機関があるため、そちらに行けば受けられるそうです。
2011年のあの日からもう10年以上たちましたが、心配は尽きませんし、それをサポートするための機関もなくなっておらず、活動し続けています。
甲状腺検査に関してはメリット、デメリットをよく読んだうえでこれから検査を受けるか決めたいと思います。
もし受けた際はどのような流れで検査をするのかブログでご報告させていただければと思います。
(YY)

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