毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
まつたけ!!
先日のSMAPの東京ドームでのコンサート終了後、妻は東京で一泊した。翌日は、いわゆるブランチを築地市場で新鮮な海鮮丼を食べると出発前から意気込んでいたが、そのメニューを推薦したのは、息子だった。彼は、夏休みに東京の大学のオープンキャンパスに参加した折、どういうわけか、築地市場に入り込み、トロの中おち丼1600円なりを食べて、えらく感動して帰って来た。「こんなに分厚いトロがいっぱいのっていて、そのトロが口の中でとろける。あんなの初めてだった」日頃、食べ物にあまり講釈を垂れない男が、そこまで言うんだから、相当においしかったことは間違いない。その話に大いに触発された妻が、自分もそこで食べてみたいと、息子に地図を描いてもらって、わざわざ訪ねたのだった。息子の地図が正確だったのか、妻の嗅覚が優っていたのか、ともかくも無事たどり着いて、ウニを追加でトッピングしてもらい、しめて2000円の海鮮丼に舌鼓を打った。「で、味は?」と私がきくと、「ウニが最高においしかった」と、もともとウニが大好物である妻は大いに満足したようだった。
食事が終わって、市場の中を歩いていた彼女の目に留まったのが、写真のマツタケである。その前の日曜日に、たまには奮発してマツタケを贅沢に食べてみようという私の発案で、市内のスーパーを何軒か回ったにもかかわらず、北朝鮮産か中国産しか見当たらず、国産のマツタケはまだ出回っていないとのことで、がっかりしたばかりだった。彼女が目敏く見つけたものは、岩手産のれっきとした国産で、値段は15000円。どうしたものかと思案した彼女は私の携帯に電話して来た。「勿論、買って来りゃいいけど、お金はあるの?」「大丈夫」「それなら、買えばいいけど、店のオヤジにもっと安くしてくれなけりゃ新幹線に乗れなくなる、と交渉してみろよ」と言って電話を切ったのだが、彼女のSMAP資金というのはいったいいくらあるのだろうと、不思議に思った。(交渉の結果は、酢橘2個をおまけしてくれたそうだ)
で、この前の日曜日に、娘を除く家族4人と、息子の友人を加えて、マツタケパーティーを庭で開いた。こういう立派なマツタケは、洗ったりせず、根元を少し包丁で削ったあとは、手で裂いて、炭火で焼くのが一番だと、妻が薀蓄を垂れる。なんでも、道楽者の彼女の父親が教えてくれた食べ方だそうで、お大尽だった人からの直伝なら間違いないと、焼けるのを楽しみに待った。「はい、これはもういいよ」と妻が渡してくれたマツタケを頬張ってみる。酢橘の絞り汁を少し付けてみたが、マツタケ本来の味がじんわりと口に広がる。「えっ、マツタケってこんなにみずみずしかったっけ」噛むとマツタケのエキスが染み出してくる。「うまいなあ」と私が、思わず口にすると、妻も「おいしいっ!」と同意する。父も、口をマツタケでいっぱいにしながら、うんうんと頷く。
思えば、私などこれまでろくにマツタケなど食べたことがない。せいぜい、お吸い物に申し訳程度に浮かんだ、マツタケの細い筋をありがたがって、飲み込んだことが何度かあるだけだ。それがいきなり、こんなに食べさせてもらえれば、嬉しさで、いや、もったいなさで感動するに決まっている。などと、斜に構えたことを言うのはよそう。素直に、おいしかった。また食べたい。
私にしては、珍しく上手なお金の使い方をしたものだ。このことも、大きな感動である。
食事が終わって、市場の中を歩いていた彼女の目に留まったのが、写真のマツタケである。その前の日曜日に、たまには奮発してマツタケを贅沢に食べてみようという私の発案で、市内のスーパーを何軒か回ったにもかかわらず、北朝鮮産か中国産しか見当たらず、国産のマツタケはまだ出回っていないとのことで、がっかりしたばかりだった。彼女が目敏く見つけたものは、岩手産のれっきとした国産で、値段は15000円。どうしたものかと思案した彼女は私の携帯に電話して来た。「勿論、買って来りゃいいけど、お金はあるの?」「大丈夫」「それなら、買えばいいけど、店のオヤジにもっと安くしてくれなけりゃ新幹線に乗れなくなる、と交渉してみろよ」と言って電話を切ったのだが、彼女のSMAP資金というのはいったいいくらあるのだろうと、不思議に思った。(交渉の結果は、酢橘2個をおまけしてくれたそうだ)
で、この前の日曜日に、娘を除く家族4人と、息子の友人を加えて、マツタケパーティーを庭で開いた。こういう立派なマツタケは、洗ったりせず、根元を少し包丁で削ったあとは、手で裂いて、炭火で焼くのが一番だと、妻が薀蓄を垂れる。なんでも、道楽者の彼女の父親が教えてくれた食べ方だそうで、お大尽だった人からの直伝なら間違いないと、焼けるのを楽しみに待った。「はい、これはもういいよ」と妻が渡してくれたマツタケを頬張ってみる。酢橘の絞り汁を少し付けてみたが、マツタケ本来の味がじんわりと口に広がる。「えっ、マツタケってこんなにみずみずしかったっけ」噛むとマツタケのエキスが染み出してくる。「うまいなあ」と私が、思わず口にすると、妻も「おいしいっ!」と同意する。父も、口をマツタケでいっぱいにしながら、うんうんと頷く。
思えば、私などこれまでろくにマツタケなど食べたことがない。せいぜい、お吸い物に申し訳程度に浮かんだ、マツタケの細い筋をありがたがって、飲み込んだことが何度かあるだけだ。それがいきなり、こんなに食べさせてもらえれば、嬉しさで、いや、もったいなさで感動するに決まっている。などと、斜に構えたことを言うのはよそう。素直に、おいしかった。また食べたい。
私にしては、珍しく上手なお金の使い方をしたものだ。このことも、大きな感動である。
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