毎日いろんなことで頭を悩ましながらも、明日のために頑張ろうと自分を励ましています。
疲れるけど、頑張ろう!
中間試験(Sくん編)
2005年10月14日 / 塾
高校でも2学期中間試験が始まった。最近は、9月に文化祭・体育祭が行われる学校が多くなり、バタバタと慌ただしい9月を終えた後の10月に試験を迎える生徒達にとって、まさに普段からの学習成果が試される試験である。大学への推薦も、2学期の中間試験までの評定で決まる場合が多く、正念場を迎えた3年生などは、必死の形相で勉強に励んでいる。
その中で、相も変らぬマイペースの勉強を続けているのが、以前に2回ほど登場してもらったSくんである。彼の場合、中高一貫の私立校へ通っており、併設の大学への内部推薦を狙っているため、2年のこれからの定期試験というものは、今まで以上の重みを持っている。ましてや、夏休み明けの実力テストで、致命的な点数・順位を取ってしまった彼にとって、もう瀬戸際というか、土俵際というか、毎回の試験を背水の陣で取り組まなければならない状況に追い込まれている。私も口を酸っぱくして、彼に自覚を促しているのだが、暖簾に腕押し、いつまで経っても目覚めてくれない。もう、本当に歯がゆくて歯がゆくて仕方がない。
彼の勉強のペースは、中学1年生のときからずっと変わっていない。試験が近くなるまでは、だらだらと適当に勉強するふりをしておいて、試験10日ほど前になると、一度ものすごくやる気を見せる。うるさいくらいにあれこれ質問して、一通りやり終えた頃、試験4・5日前になると、嘘のようにやる気が失せる。ふっと私が気が付くと、寝ていることが多く、「おい、こら」と頭を叩いて起こして、「ちゃんと勉強しろ」ときつく言っても、またすぐにコックリコックリしてしまう。昨日までのやる気はどこに行ったんだというような、いわば中だるみ状態が2・3日続く。この頃は、顔も見たくないくらいに腹が立つが、それが、試験2日くらい前になると、さすがの彼も焦りだして、また一転して真剣に勉強しだす。しかし、悲しいかな、もともと学力並びに知力が不足している彼にとって、2・3日のブランクは大きく、また元に戻って一から始めなけりゃならなくなる。1週間ほど前にやったことはすっかり忘れてしまっていて、前にしたのと同じ質問を繰り返してくる。私が教えたことをノートにちゃんと纏めておくようにと、ずっと言い続けているのだが、ノートを忘れたとか何とか言い訳ばかりして、いい加減な紙の片隅にごちゃごちゃメモるだけなので、全く埒が明かない。
今までの塾生の中で、彼ほど勉強の仕方を覚えてくれなかった生徒はいない。頑迷というか、素直に私の言うことに耳を傾けない意地っ張りなところがあって、「これじゃあ、進歩しないぞ」と試験のたびに喧嘩のような状態になる。これだけ、毎回の試験で痛い目に会っているんだから、直りそうなものだが、どうしても直らない。「お前は、勉強の神様から見放されているんだ」と嫌味を言ってやっても、「本当は僕は頭いいんだから」と、まるでかえるの面に水で、全くもって、愚の骨頂である。
今回もまた同じことを繰り返している。先週の土・日は、朝からずっと塾で勉強していた。まあまあ集中してやっていたから、ある程度の成果は上がったんだろうが、今週になると木曜までずっと中だるみ状態、うとうとしながら、まるで勉強が進まない。今夜は、さすがに業を煮やした私が、彼の頭を思いっきり叩いてやったら、少しはピリッとしたのか、何とか終わりまで正気で勉強していた。来週の火曜、18日から中間試験が始まるのだから、いつまでも中だるみ状態でいてもらうわけにはいかない。今週の土・日もまた彼とずっと付き合わなけりゃいけないかと思うと、少々心が沈んでくるが、まあ、一生懸命さだけは見せているから、何とか奮い立たせて、今までにないくらいの成績を収めさせなければならない。
毎回毎回同じことの繰り返しだが、馬鹿な奴ほど可愛いと言うように、見放すにも見放せないから、こちらが心を広く構えて、最後まで付き合ってやろうと思っている。
その中で、相も変らぬマイペースの勉強を続けているのが、以前に2回ほど登場してもらったSくんである。彼の場合、中高一貫の私立校へ通っており、併設の大学への内部推薦を狙っているため、2年のこれからの定期試験というものは、今まで以上の重みを持っている。ましてや、夏休み明けの実力テストで、致命的な点数・順位を取ってしまった彼にとって、もう瀬戸際というか、土俵際というか、毎回の試験を背水の陣で取り組まなければならない状況に追い込まれている。私も口を酸っぱくして、彼に自覚を促しているのだが、暖簾に腕押し、いつまで経っても目覚めてくれない。もう、本当に歯がゆくて歯がゆくて仕方がない。
彼の勉強のペースは、中学1年生のときからずっと変わっていない。試験が近くなるまでは、だらだらと適当に勉強するふりをしておいて、試験10日ほど前になると、一度ものすごくやる気を見せる。うるさいくらいにあれこれ質問して、一通りやり終えた頃、試験4・5日前になると、嘘のようにやる気が失せる。ふっと私が気が付くと、寝ていることが多く、「おい、こら」と頭を叩いて起こして、「ちゃんと勉強しろ」ときつく言っても、またすぐにコックリコックリしてしまう。昨日までのやる気はどこに行ったんだというような、いわば中だるみ状態が2・3日続く。この頃は、顔も見たくないくらいに腹が立つが、それが、試験2日くらい前になると、さすがの彼も焦りだして、また一転して真剣に勉強しだす。しかし、悲しいかな、もともと学力並びに知力が不足している彼にとって、2・3日のブランクは大きく、また元に戻って一から始めなけりゃならなくなる。1週間ほど前にやったことはすっかり忘れてしまっていて、前にしたのと同じ質問を繰り返してくる。私が教えたことをノートにちゃんと纏めておくようにと、ずっと言い続けているのだが、ノートを忘れたとか何とか言い訳ばかりして、いい加減な紙の片隅にごちゃごちゃメモるだけなので、全く埒が明かない。
今までの塾生の中で、彼ほど勉強の仕方を覚えてくれなかった生徒はいない。頑迷というか、素直に私の言うことに耳を傾けない意地っ張りなところがあって、「これじゃあ、進歩しないぞ」と試験のたびに喧嘩のような状態になる。これだけ、毎回の試験で痛い目に会っているんだから、直りそうなものだが、どうしても直らない。「お前は、勉強の神様から見放されているんだ」と嫌味を言ってやっても、「本当は僕は頭いいんだから」と、まるでかえるの面に水で、全くもって、愚の骨頂である。
今回もまた同じことを繰り返している。先週の土・日は、朝からずっと塾で勉強していた。まあまあ集中してやっていたから、ある程度の成果は上がったんだろうが、今週になると木曜までずっと中だるみ状態、うとうとしながら、まるで勉強が進まない。今夜は、さすがに業を煮やした私が、彼の頭を思いっきり叩いてやったら、少しはピリッとしたのか、何とか終わりまで正気で勉強していた。来週の火曜、18日から中間試験が始まるのだから、いつまでも中だるみ状態でいてもらうわけにはいかない。今週の土・日もまた彼とずっと付き合わなけりゃいけないかと思うと、少々心が沈んでくるが、まあ、一生懸命さだけは見せているから、何とか奮い立たせて、今までにないくらいの成績を収めさせなければならない。
毎回毎回同じことの繰り返しだが、馬鹿な奴ほど可愛いと言うように、見放すにも見放せないから、こちらが心を広く構えて、最後まで付き合ってやろうと思っている。
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