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パケット

 携帯電話の料金の仕組みで、今もってよく分からないのが、パケット通信料だ。通話料金が通話時間に従って高くなっていくというのは理解できるが、パケット料金が情報量によって高くなっていくというのがよく分からない。まず第一に、パケットそのものが何なのか分からない。検索してみたが、分かるようで分からない。とりあえず載せてみる。

 パケット通信料金とは、携帯電話・PHS端末からウェブサイトを閲覧したり、ウェブサイトからファイルをダウンロードしたり又は電子メールを送受信する場合の通信料金のことです。携帯電話等事業者が提供しているこうしたサービスのほとんどすべてが、データ(ファイル)を複数の「パケット」(小包)と呼ばれる単位に分割して伝送していることから(「パケット交換伝送方式」)、当該通信に要する料金のことをパケット通信料金と呼びます。

こうしたIT関連の用語は私には不可識領域にあるものだから仕方ないのかもしれないが、そもそも情報の多寡を何で測るのか不明である。ファイル量だといわれても、1つのファイルの中にある、情報量は一定ではないだろうから、ファイルを基準にされても何だか釈然としない。しかし、パケット料金がどういう場合に増えるのが分かれば、それなりにシステムが分かってくるかもしれない。

一般的に、文字(テキスト)だけの情報(電子メール本文や文字だけのウェブページ等)に比べて、以下のような情報はデータ量(パケット通信量)が大きくなります。
1 )カラフルな画像をダウンロードする場合
2 )動画やゲームソフトをダウンロードする場合
3 )音声ファイルをダウンロードする場合
4 )画像(写真等)、動画、音声ファイルをメールに添付して送受信する場合

ふ~ん、なるほど。パケットそのものはよく分からないままでも、上の、1)~4)さえ気に留めておけば、それなりにパケットの量は想像できるような気がする。
 今はパケットの定額制が各通信会社で設定され、それに加入さえしておけば、どれだけパケットを使おうが1ヶ月に決まった料金さえ払えばいいようになっている。塾の高校生も何人かそうした契約をしている者がいて、彼らの話を聞いていると腰が抜けそうになる。


これはある生徒の5月のパケット使用量とその料金を示した写真だが、パケット数は300万を越え、その料金は60万円を越えている。もしも、パケット定額制にしていなかったら、60万円以上の請求書が来るわけで、考えただけでもぞっとするが、当人は至って平然としている。
「それくらい誰でも使っているよ」
いったい何をやっているんだろう。詳しく話を聞くと、メールは勿論のこと、上の1)~4)に当てはまることはすべてやっているようだ。それにしても、すごい量だ。私も、ちょっと前に定額制に変えたが、それでも10万パケットくらいしか使っていない。若い子の行動パターンはもはや私には理解できなくなってしまったようだ。
 これだけでもすごいと思っていたら、別の高校生が「僕は今月、600万パケットです」と携帯を見せてくれた。驚くよりも、もう尊敬したくなるほどだった。でも、やっぱり「お前ら大丈夫か、馬鹿なことやってるなよ」と大声で文句を言ってしまった。



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