goo

「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」

 「劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル」を見た。3日前の記事に書いた通りに今週見に行けたのは約束を果たしたようで気持ちがいい。しかも、結構面白かった。録画で見た「トリック」がつまらなかったから余計そう思うのかもしれないが、やはりTVドラマと映画とでは、スタッフの気持ちの入り方が違うのか、はたまた出演者が一段と豪華だからなのか、2時間が短く感じられるほど中味が詰まっていたように思う。
 ストーリーはこんな感じ。

 『絶大な力をふるう霊能力者“カミハエーリ”が治める村、しかし、そのカミハエーリが亡くなった。「100日以内に次のカミハエーリを決めなければ村に災いが訪れる」との掟に従い、村人たちは最強の霊能力者を選ぶべく“バトルロイヤル”を開くことにする。この話を聞きつけた貧乏暮らしの奈緒子は、バトルロイヤルに参加して大金をせしめようと企む。一方、上田は、馬鹿げた風習をやめさせるためにと村へ招かれる。果たして霊能者バトルの行方、そして二人の関係の結末やいかに…!?』 

 特に目新しい設定でもなく、霊能力者を騙る者たちが駆使するトリックもすぐにネタばれしてしまう程度のものばかりで、謎解きを楽しもうとする向きには不満が残る内容なのかもしれないが、私のように初めからバカげた小ネタで笑わせてもらえれば十分だと思って見に行った者にとっては、爆笑とはいかないまでも、クスクス笑いは思った以上にできて、これなら他の人にも「見に行ったら」と勧めることができる出来だと思えた。


 
 出演者の中では、松平健の存在感が群を抜いている。ちょんまげがなくても将軍様のままであり、威風堂々とした物腰はやはり白馬にまたがるとさまになる。松平健がまっすぐな目をして「私が本当の霊能力者です」と言うと、不可能を可能にしてしまうだけの力を持っていると思わせてしまうから不思議だ。彼がいなかったら、この映画はずいぶん締まりのないものになってしまったことだろう・・。
 佐藤健も予想以上によかった。「龍馬伝」で人切り以蔵を演じているのを見て以来、「Rookies」での演技よりもかなり進化したと思っていたが、この映画の中でも、揺れ動く青年の苦悩を力いっぱい演じていて好感が持てた。まだまだ修行しなくてはいけない点は多々あるだろうが、これからが楽しみな俳優だ。
 
 などとある程度満足して見終わり、いつものように劇場に併設されたショッピングセンター内の洋食屋でお昼ご飯を食べて帰ろうと思った。お腹がすいたなあ、と向かった先には・・、どうしたんだ、いつもの店がない!!「えっ?」と思わず声を上げながら、辺りをうろついたところ、
 「5月6日をもちまして閉店いたしました」
と、店のあった一角を囲ってあるベニヤ板の上に貼り紙がしてあるのを見つけた。
「何で?あんなにいつも満員だった店なのに・・」
あまりに驚いて、しばらく唖然としてしまった。洋食がおいしくて、私はいつもこの店で「イタスパ」を食べるのを楽しみに映画を見に来ていたのだが、忽然と店がなくなってしまうとはいったいどういうことだろう?「アリス」を見に来た時には健在だったのに・・。事情を知っても仕方ないだろうが、半ば常連さんのようなつもりでいた私だから、知りたくなるのも無理はない。しかし、こういう場合どこで尋ねればいいのだろう? 
 食べられないとなると余計食べたくなるものだ。結局昼食はモスバーガーで我慢したが、調べたら2年前の記事にその店のイタスパの写真が載せてあった。そこでそれを再掲して、いつかまたどこかで会うまでの縁にしておこうと思う。



 ああ!!、食べたい!!
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

就活

 「懐かしいなあ」
中学受験のため小学生の頃に私の塾に通っていた女の子が、久しぶりにやって来て、教室に入って呟いた。今大学4年生だから実に10年ぶりにやってきたことになり、その感慨も当然だろう。あんなに小さな女の子だった彼女が、今ではもう立派な女性だ。車を運転して、化粧をして・・、私の方が照れてしまうほどの変貌ぶりだったが、話し方や素振りなどは昔のままだ。それがおかしくて、ついつい私も心が弾んでくる。
 彼女がやってきた理由は、就活の一環で、学力検査のようなものをネット上で受けなくてはならないため私に手伝ってほしいというものだった。ついこの間までは、彼女の弟が大学受験で塾に通ってきていたし、彼女自身も今年初めに松井の写真とワールドチャンピオンとなった記念のペナントをアメリカ土産で買ってきてくれた。(このブログの記事にもした・・)。そんな彼女から電話がかかって来たのだから、一肌脱がぬわけにはいかない。就活などしたことのない私では何も役立つアドバイスなど与えられないが、数学の計算問題と国語の問題が出されるという学力検査なら、なんとか役に立てるだろう。そんな気持ちで、具体的なことは何も聞かないまま、彼女の申し出を引き受けた。
 
 現在、私の息子も就活中で、今年の就職事情は超氷河期だ、と何度も耳にした。息子も書類審査で落とされること度々で、面接まで進んだことが少なく、かなり落ち込んでいた時期もあったようだが、幸いなことに一社から内定がもらえたとの連絡が少し前にあった。あまり大きな会社ではないようだが、今のご時世贅沢は言ってられない。塾を継ぐことなど親子ともども頭の片隅にもないから、とりあえず就職先を確保できたのは実に喜ばしいことである。
 そんな就職難の状況を少しばかり見聞きしていただけに、彼女が一生懸命になるのもよく分かる。彼女の場合、まだどこからも内定がもらえてないのだそうだ。エントリーシートは100社近くは出したものの、実際に面接を受けさせてもらったのは、1ケタ程だったそうで、まさに超氷河期を実体験しているだけに、言葉の端々に苦労がにじみ出ている。今から受験しようとしている会社がどれだけ学力検査の結果を重視しているか分からないが、少しでもいい点をとっておきたいからと、私に助け船を求めてきたようだ。
「数学は10分で50問、国語は400字程度の文章を読んで内容についての問題が4問ずつ、合計を32問を9分で答える」のだそうだ。
「それは時間的にちょっときついなあ。でも、一緒に頑張ってみるか」
 私の専門分野だけにたぶん何とかなるだろう・・。

 まずは数学。最初はごく簡単な問題だったが、徐々に面倒な計算になっていった。空欄に入る数字を求めるという逆算の問題ばかりになって、計算機や紙と鉛筆を駆使して、必死で解いていった。私が出した答えを、パソコン上で4択になっているうちから彼女が選んで送信する。そんなことを繰り返していくうちに、あっという間に時間は過ぎて行って、「終了」となってしまった時には、45問ほどしか解いていなかった・・。コンプリートできず、残念・・。
「ごめんね、全部解けなかった」
「いいですよ、そんなの。1問10秒くらいで解いていかなくちゃいけないのは辛いですよね・・」
「そうだけど、全部解きたかったなあ・・」
 気を取り直して国語の問題。これも私が文を読んで相応しい答えを考え、それを画面上で選ぶのが彼女の役目になった。
 しかし、400字程度の文章がすべて就職面接での心構えのような内容ばかりで、読んでいてまるで面白くない。しかも設問を読んで、それが「本文の趣旨に合っている」、「外れてはいないが、強く主張していない」、「的外れ」といた3つの内のどれかに分けなくてはいけない問題で、ずいぶん読み取りにくくてかなり苦労した。それでもこちらは何とか全問解くことはできたが、果たして何問正解できたのか、はなはだ心もとない・・。 

 その後彼女は、英語のテスト、性格検査の2つに取り組んでいたが、なかなか難しいと言っていた。すべて終了後、彼女は解答を送信しておいたようだが、どれだけ私の助力が役だっただろうか、心配だ。なんだかズルをしているような気にもなったが、そんなきれいごとばかりも言っていられないのが現状だろう。こうなったら、私の少しばかりの努力が実を結ぶよう、神仏に願うのみである。
 吉報を待つ!!


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お披露目

 実は、10日ほど前に新しいパソコンを購入した。塾の事務所に置いてあるPCが買って8年近くになり、いつ不具合が生じてもおかしくない頃になったため、調子がいい間に新しいものを買っておいて、データを徐々に移しておこうというのが、一応の理由である。だが、実情は、たまたま妻のお供で立ち寄った電気店で、お値打ち商品を見つけたものだから、ついつい買ってしまった・・。
 確かにこの頃動作が遅くなり、イライラすることも多くなったが、それでも今すぐ動かなくなってしまうなんてことはたぶんないだろう。データなどUSBメモリーに移しておけばいいだけで、それさえきちんとやっておけば、壊れてから買ったところで何も困りはしないはずだ。それなのに、一度食指を動かされると、どういうわけか我慢が出来なくなってしまうという悪い癖がまた出てしまって、ついつい買うことになってしまった。妻が「これは安いわ」などと半ば扇動するようなことを言ったりしたのも、私の心に火をつけてしまったのかもしれない。なんにしてもバカだけど・・。

 

 またまたFMV、これでBIBLOが3台手元にあることになった。特に富士通が好みだというわけでもなく、NECのPCも並んで売っていたが、そちらの方が10,000円ほど高かったので、FMVを選んだにすぎない。OSはWINDOWS7なのだそうだが、まだ1回しか電源を入れたことがなく、しかもネットに繋いだこともないので、果たしてWINDOWS XPとどう違うのかまったく分からない。評判のあまりよくなかったVISTAは自室のPCに入っているが、そのPCはブログを書くことにしか使っていないので、3つのOSのどれが一番使いやすいかなどは、私には分かるはずもない。ほぼ買ったままの状態であるが、電源を入れた時に出てくる最初の画面だけは次のようなものに変えておいた。


 いくら型遅れで値引き幅が大きいとはいえ、もともと設定された価格はそれほど高くはないであろうから、性能もあまり期待はできないだろう。だが、PCで音楽や映像の仕事をするわけでもなく、ただただブログを中心として、狭い範囲でネットの世界をぐるぐる回っているだけの私であるから、最低限のことさえできれば十分だろう。ただ、この新しいPCで一番うれしかったのは、テンキーが付いていることだ。


 電気店の店員さんによれば、最近はノートパソコンでもテンキーがつくようになったらしいから、ノートの普及とともに数字を打ち込む必要が多くなったのだろう。私も事務でエクセルを使うことも多いから、テンキーはものすごく便利だ。(と言っても、キーの位置を覚えるのに一苦労するかもしれないが・・)
 
 問題はこの3台目のPCをいつから使い始めるかということだ。一番古いPCをネットから外して、ワープロ専用の事務機器にすればいいのだろうが、私がネットの海を漂流し始めた時からずっと相棒だったPCから簡単に乗り換えることはなかなかできそうにない。かと言って、動作が速いだろう新しいPCを眠らせたままにしておくのも勿体ない。適当な時期に乗り換えればいいのだろうが、果たして「適当な時期」とはどういうときなのだろう・・。しばらくは思案が続きそうだ。
コメント ( 7 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「トリック」

 TVドラマ「トリック」が10周年を迎えたそうだ。私自身はファンと言うほどではないが、何度か再放送を見たことがあって、主演の阿部寛と仲間由紀恵の軽妙な演技が面白く、現在公開中の映画『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』も見に行きたいなと思っていたところだから、15日の土曜に放送された『TRICK 新作スペシャル2』も録画予約してしまった。それを日曜の夜に見たのだが、正直あまり面白くなかった・・。前日の金曜日までに1か月放送された放送された『警部補 矢部謙三』は欠かさず見て笑っていたので、きっと『新作スペシャル』も面白いだろうと楽しみにしていただけに少しばかり残念だった。
 
 何が一番がっかりしたのかと言えば、物語が横溝正史の「悪魔の手毬唄」をほとんどそのまま下敷きにしたようなストーリーで、しかも横溝作品のおどろおどろしさを中途半端に真似したものだから、見るに堪えないほど薄っ平な内容になってしまっていた。酔っ払って眠気に負けそうな朦朧とした状態でなかったなら、途中で見るのを止めてしまっただろうと思えるくらいだった。
「これだと映画も期待できないかな・・」
一緒に見ていた妻に話しかけると、ソファーの上で妻はもうとうに眠り込んでしまっていた・・。

 しかし、そんなつまらない内容ながらも最後まで見てしまったのは、ひとえに阿部と仲間の絶妙な掛け合いが面白かったからだろう。端正な顔立ちからは想像もつかないようなセリフや行動を彼ら二人は飄々と演じている。さすが10年もコンビを組んでいるだけあって、絶妙のタイミングで互いにズレ合う演技は絶妙だ。そこで、知っているつもりで実はよく知らない阿部と仲間の役柄を調べてみた。



山田奈緒子 - 仲間由紀恵(少女時代 - 塚本璃子)
自称売れっ子奇術師だが、すぐクビになり、家賃も払えないほどの貧乏暮らし。インチキ超能力者を見ると黙っていられない性分で、マジックの原理を使って数々のトリックを見破る。決め台詞は「お前のやったことは全部お見通しだ!」(エピソードによって様々なアレンジがある)である。幼少のころより笑うことが苦手で、「ウヒョヒョヒョヒョヒョ!」「エヘヘヘヘヘヘ!」など妙な笑い方をする。貧乳がコンプレックス。

上田次郎 - 阿部寛
日本科学技術大学の助教授(第2シリーズからは教授)で、専門は物理学。自称天才物理学者で、どんな怪奇現象も科学で解明できる、といった持論を持つ。態度がデカいが気は小さく、怪奇現象を見るとすぐに気絶し、簡単なトリックにはコロっと騙されてしまう。しかし奈緒子の推理を自分のお手柄としたり、奈緒子よりずっと前に分かっていたと言う。著作本は『どんと来い!超常現象1 - 4』『なぜベストを尽くさないのか』『IQ200』。巨根がコンプレックス。

 お互いのコンプレックスが微妙な部分なのも笑わせるが、コンプレックスなど微塵も感じていないような演技が笑いを誘う生瀬勝久についてもついでに調べた。

矢部謙三 - 生瀬勝久
奈緒子と上田が事件に遭遇すると、なぜか決まって現れ、事態をさらに複雑にしていく公安部所属の警部補。誰が見てもバレバレのカツラをしており、本人はカツラの事実を決して認めないが、「ずれている」「偽物」という言葉や方言の「ズラ!」などには過剰な反応をする。権威の低い者には厳しく、逆に権威の高い者には弱い。関西出身で関西弁を話す。

 まあ、これだけ変な奴らが登場すれば面白くなくちゃおかしい。ひょっとしたら、TVの『新作スペシャル』は映画に全精力を使い果たしたスタッフが半ばやっつけ仕事で誤魔化したのかもしれない。そうすれば逆にTVドラマが面白くなかったことが映画の出来栄えを保証しているのかもしれない。そうならぜひとも見に行かなくては!!
 できたら今週中に行こう!!
 
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飾った!

 連休中から作り始めて結構必死になって完成させた、あのジグソーパズル。添付されていた糊を全面に塗って、ピースが離れないようにすると同時に表面につやを出すようにしたら、一段といい感じになった。


 このまま部屋の床の上に置いておくのは勿体ないので、どこかに飾ろうと枠を買いに行った。72cm×49cmの大きな枠が必要だが、枠の色が何色かあってしばし迷った。全体が黄土色っぽいジグソーだから、しゃきっとした印象を与えるために濃い茶色のものを選んだが、果たして思惑どおりにいくだろうか・・。



 作業は簡単だった。糊でくっついているので、下敷きの上に移すのにさほど神経を使う必要はなかった。



 さあ、これをどこに飾ろう?
 作っている途中は塾に飾って生徒に自慢しようかと思っていたが、気が変わった。家に飾ろうと思いなおして、どこにしようかあれこれ思い悩んでいたら、妻が、
「ここにしたら?」
と玄関を入った正面にある壁を指した。玄関の下駄箱には妻が集めた陶製の小さな招き猫がたくさん並んでいるので、そのつながりで飾るのも面白いかな、と妻の提案に乗っかることにした。


 
 玄関の正面にこれだけたくさんの招き猫がいれば、まさしくどんどん福を呼び込んでくれそうだ。そうは言っても、そんなに欲張らずに身の丈に合った福さえあれば十分なんだけど・・。
 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

爽やかさが・・

 昨日土曜も前日に続いて爽やかな一日だった。
 と言っても、土曜日は朝から夜までずっと塾の、一週間で一番忙しい日だ。とても爽やかさを堪能できる余裕などないが、そんな日だからこそ、いつもより余計に自然の美しさが目に入ってくるのかもしれない。朝、生徒を迎えにバスで出かけた時には、行く先々で思わず「すごい!」と唸ってしまうような光景が目に入ってきた。





 実はこの写真の風景は、以前このブログで取り上げたことがあるものばかりだ。企業団地の敷地に整然と咲いている「つつじ」、山の斜面を薄茶色の花弁で埋め尽くしている「タラヨウの木」、道路端の大きな一本の「タラヨウの木」、さらには白い房状の花を咲かせている「ニセアカシア」、これらは皆以前このブログで話題にした。シリーズ化(?)しているものを除けば、何度も同じ話題で記事を書くことを潔しとしない私であるが、今が盛りとばかりに咲き誇っているこれらの木々を目にしては、禁を破って記事にしないわけにはいかない。とにかく言葉を継げないほど見事な情景だ。


 
 さらには、木漏れ日を浴びながら通ることのできる「緑のトンネル」。歩いて通ったら、体中でマイナスイオンを受けとめることができるだろうが、あいにくバスではあっと言う間もなく過ぎるしかない・・。
 しかし、朝からこうした心が洗われるような自然美を味わうことができたおかげか、忙しい一日であったにもかかわらず、ゆったりした心もちで過ごすことができた。美しいものを鑑賞するのはやはり心を豊かにするようだ。
 
 そんな気持ちのいい一日の中でも、少しは失敗がある。それは空気の清々しさにつられて、冷蔵庫から取り出したアイスクリーム、森永のキャラメルがアイス最中になったもの・・.

 

 アイスの部分は普通の最中アイスだが、中心部にあったミルクキャラメルの甘いこと!!! いくら甘党の私であっても、これだけの甘さにはさすがに我慢が出来なかった。
「なんだ、これ!!甘すぎる!!気持ち悪い・・」
思わず吐き出しそうになったが、ぐっとこらえて我慢した。だが、折角の気持ちの良さもこの時ばかりは吹っ飛んでしまった。
 どうしてこんなに甘くする必要があるのだろう。もう二度と食べないぞ!!
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新緑の候



 昨日は爽やかな一日だった。風は冷たかったが、よく晴れて清々しい心持ちになれた。バスを運転して山間を走っていたら、新緑が目に痛いほどで、葉の隙間から差し込む陽光がまぶしかった。一年にこんなに気持ちのいい日は何日もない。嬉しくなって車を止めて携帯で写真を撮ったが、思いの外うまく撮れなかったのは残念だ・・。


 若葉を眺めていたら、「地球を支えているのは葉っぱだ」と突然思い至った。当たり前だと言ってしまえばそれまでだが、葉の働きが地球上の生物を生かしている。私たち人間を含めてありとあらゆる生物は空気なしには生きていけない。その空気の成分割合(窒素:酸素=4:1)を維持しているのが葉の光合成であるのは小学校で習う。
「葉の葉緑体に日光が当たると、二酸化炭素と水を原料にしてでんぷんと酸素を作り出す作用を光合成と呼ぶ」
と簡単にまとめることができるが、これを以下のように図で表してみるとさらによく分かる。



 二酸化炭素は葉の裏側に多い気孔から、水は根から取り入れられる。できた酸素は気孔から外に出されて、それを吸って私たちは生きている。またでんぷんは水に溶ける糖に変えられ、葉脈から師管を通って植物の体全体に運ばれる。こうした働きを光合成と呼ぶのだが、葉には他にも2つ大切な働きがある。1つは呼吸。植物も生き物である以上酸素を吸収して、二酸化炭素を排出する。ただ、植物が呼吸で吸収する酸素よりも、光合成で作りだす酸素の方が多いので、私たちがいくら呼吸しても酸素がなくなる心配はない。もう1つは蒸散。これは根から吸い上げた水のうち、不要になった分を気孔から出すことであり、人間の発汗作用のようなものである。
 「きれいだな」と、眺めている間にも葉はこれだけの仕事を常に行っているわけで、たまには葉の果たしている大切な役割に思いを馳せてもいいだろう。
 自然の営みには無駄がない。必要最小限で最大限の効果が上げられるようになっている。私が初めて光合成の仕組みを知った時には感動した。普段平気でちぎっていた葉に、かくも玄妙な働きが与えれていて、毎日何の不平も言わずにただひたすら酸素を作り続けているとは・・、まさに目から鱗が落ちたような感動を味わった。しかし、高校の頃の私は「生物」がすべての科目で一番嫌いだった。なんだか面白くない。確かに生き物の仕組み、生命の不思議を科学的に解き明かそうとするのは大切な学問であり、生物としての人間の未来を切り開くためにもなくてはならない科学分野であろう。しかし、私には面白くなかった。
 今思うにそれは、「生物」があまりに科学的に生き物を解明しようとし過ぎている、という反発もあったようだ。生き物の神秘に触れ、それを解明したくなるのは好奇心あふれた人間ならば誰しも思うことであろうが、私には中学生レベルの科学で十分なように思えた。光合成なら上に掲げた解説程度の知識で留めおけばよく、高校の分厚い教科書に載っているような専門的な知識は不要だとしか思えなかったのだ。生命の神秘は神秘のままにしておいて、何もかも人間の手で解明しようなどいうのは、人間の傲慢ではないのか、そんな気持ちでいたら、いつの間にか本格的に生物が嫌いになっていた・・。
 その思いは今でも変わっていない。科学者は科学理論ですべてを解き明かせるつもりでいるかもしれないが、それは分を弁えない愚か者の発想であり、人間は自然の前でもっと謙虚であるべきだと思っている。己の力を過信しすぎると、イカロスの羽のように燃え尽きてしまうのではないだろうか・・。

 
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジオラマ(9)

 GWの休みを1週はさんで、「鉄道模型 少年時代」36号が届いた。4週分がたまったことになるので、いつもの通りに組み立ててみた。
 まずは33号。付属品は、「照明&サウンドメカユニット」。これに接続すれば、前回までに組み立てた建物用照明と露店用照明を点灯し、さらにはミニスピーカーから「出発」「停車」「踏切」「祭り」の4種類のサウンドが出るようになった。

201005131248

「出発」と「祭り」の音を収録してみたが、なかなかリアルでいい。照明は明るいときに撮った写真なので、あまり感じは伝わらないが、暗い部屋ならきっといい感じなのだろう。

 
 
 さらには、駅舎と農家の屋根裏にアルミシールを貼って、光が外に漏れにくくし、窓からの光量を増すための措置もした。
 34号にはレールクリーナーが付属していた。簡単に組み立てて線路をさっと拭いてみたら、うっすらと汚れていたのが分かって少し驚いた。

 

 ここまでは簡単だったが、35号で河原に石を配置するのには少し戸惑った。


 小石と河原用の石を自分の好きなように設置して、ボンドで貼りつけばいいのだが、自由にできるだけに私の趣味が表れてしまいそうで、より慎重になった。自分ではうまく設置できたつもりだが、何だかごつごつしてセンスがないようにも見える。しかし、もうボンドで貼りつけてしまった以上直しようがないので、これで行くしかない。

 

 さて最後の36号では、付属のパウダー(ブラウンとグリーン)、35号付録の砂利を使って、河原の情景を作りだした。そのためにまず、ボンドと水を1:6の割合で溶かしたボンド水溶液を作っておき、それを付属のスポイトで河原全体に撒き、その上にブラウンのパウダーを撒き、さらにその上に草をイメージして緑のパウダーを撒いていく。河原に後からできる墓地の敷地にだけは撒かないようにして、それ以外は一面に漏れなく撒いていく。そしてその上からもう一度ボンド水溶液を垂らしてパウダーを固定化していくのだが、この時スポイトを使うと滴でパウダーの表面に穴があいてしまったため、急遽霧吹きに詰め替えてまんべんなく吹きかけた。

 

 最後の仕上げは、河原に砂利を撒いて、それをボンド水溶液で固めていく作業だが、作り終えた今ちょっと失敗したことに気がついた。

 

 いやに小石や砂利が多いなと、思いながら作っていたのだが、実は全部使う必要はなかったらしい。後で別のところに使うと冊子に書いてあった・・。きちんと読まなかった私が悪いが、まあ、石や砂利など家の庭を探せばいくらでも落ちているから、困ったりはしない。ただ、ちょっとジオラマがゴツゴツした感じがするのは不本意だ。まあ、これも私の思い描く河原のイメージだと言えば言えないこともないから、いいんだけど・・。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんで?

 生後5カ月になった秋田犬の太郎は、もう立派な体躯に育った。昨年末に死んだ弁慶と比べてもほとんど遜色がないくらいに大きくなった。


 体は大きいが、まだまだ子供なのだろう、落ち着きがなく、写真を撮ろうとしても動き回ってなかなかうまくいかない。何とか全身を写すことができたのは上の一枚だけ。あまりよく見えないが、後ろ脚で立つと1m以上はある。もう少し大きくなりそうなのは、その食べっぷりから想像できる。かなり前から残飯にドッグフードを混ぜてやるようになったが、与えたら与えた分だけいくらでもペロリと平らげる。あっという間にドッグフードがなくなってしまうので、すぐに買いに行かねばならない。幼犬の間はしっかりした骨格ができるようにと、値段が高めの「サイエンスダイエット」を与えているため、その出費もバカにはできない。もうこんなに大きくなったのだから、もっと安いドッグフードに変えてやろうかと思っていたところ、妻がネットで「ブリーダー用のサイエンスダイエット」18kgという特価品を見つけ出した。普段ペットショップで買うものと比べれば、1kgあたりの価格はかなり安くなっている。GW前に注文したものが今週の初めにやっと届いた。

 さすがにこれだけの量があると重くて簡単には運べない。とりあえず犬舎の前に置いておいて、その内どこかに移そうと思っていたところ、思いもかけないことが起こった。ドッグフードの袋が何者かよって噛み切られてしまったのだ。
 それに気付いたのは一昨日の夜。太郎に餌をやりに行ったところ、袋が破れているのに気づいた。私はまだ開封していなかったので、妻が開けたのかなと思って、家に戻って確かめたところ、「知らない」との返事だった。それじゃあ、考えられるのはただ一つ、近所の野良猫がほのかに漂う匂いにつられてやって来て、袋を食いちぎって中のドッグフードを食べて行ったに違いない。まあ、それは私の管理不足だから仕方がないとしても、問題は目と鼻の先で野良猫がそんな傍若無人な振る舞いをしていても、番犬たる太郎がまったく反応しなかったことだ。家と犬舎のある塾までは少し離れていると言っても、太郎が吠えれば少しは聞こえるはずだ。かつての番犬・弁慶は何か異常があるとすぐに吠えまくって、その野太い声が家まで聞こえてきて、何かあったのか?と様子を見に行ったこともよくあった。それと比べれば、この太郎という犬はまるで鳴かない。鳴き声を聞いたこともほとんどないほだ。。ほんのたまに、ワン!と単発で鳴くことはあっても、吠え散らかすなどといった、番犬特有の鳴き方などしたことがない。「これじゃあ、番犬として役に立たないなあ」このところ太郎の話になるたびに必ず出る言葉である。太郎をもらいに行った家にいた太郎の親犬たちは、私たちに向かって大声で吠えかかってきたので、番犬としての資質に欠けているわけでもないだろうに、どうして鳴かないんだろう、不思議だ・・。
 そんな私がさらに驚いたのは、昨夜実際に野良猫がドッグフードの袋に首を突っ込んでいたのを目撃したことだった。「こら!!」と叫んで、その猫を追っ払った私だったが、その間太郎は一切吠えなかった。いくらなんでも、自分の目の前で自分の食べ物を野良猫が略奪しているのを見て、何も反応しないなんて信じられない。状況がまったく分かっていないのだろうか・・。
「本当にアホ犬だなあ」
もう私の太郎に対する評価は地に落ちてしまった。
 それでもこのままドッグフードを袋ごと犬舎の前に置いておけば、また野良猫に盗み食いされてしまう。太郎が番犬としてまったく機能しないのだから、別の防衛策を考えねばならない。本当に何のための番犬だ!!
 そこで、ドッグフードを大きなプラスチックの箱に移し替えてみた。


 これなら蓋も簡単に開かないし、噛んで穴を開けるわけにもいかないだろうから、きっと大丈夫だろう。しかし、太郎はどうにか訓練しなくてはいけない。せめて見知らぬ人が近付いてきたら、吠えるくらいのことはしてほしい。図体はかなり大きいが、中味はただの子犬だとすれば、今しばらくは我慢しなければならないかもしれないが、「バカ犬め!」と叫ぶようなことは徐々に少なくなっていくといいのだが・・。


コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

集中工事

 現在、名神高速道路は集中工事を行っている。その理由がHPに載せられている。

 「日本初の高速道路である名神高速道路は全線開通してから45年、東名阪自動車道は四日市~亀山間が開通してから40年が経過しました。その間、老朽化・交通量の増大・車両の大型化などにより、道路の損傷が拡大しています。安全で快適な道路を維持するには、表面の補修だけでは不十分となり、大規模な補強工事が必要になっています。しかし、交通量の多い名神高速道路と東名阪自動車道では、一年を通して作業を行うと、工事規制や渋滞件数が増える原因になってしまいます。そこで、全線の車線規制や夜間通行止めを短期間にまとめ、年間の工事渋滞件数を減らす集中工事方式を採用しています。工事期間中は、周辺道路を含めて渋滞や混雑などのご迷惑をおかけしますが、皆さまにいつも気持ちよくご利用いただける高速道路であり続けるために、どうか少しの間だけ、ご辛抱ください」

 普段なら知らないで済みそうなこの工事も、お千代保稲荷の参拝に出かけることにしていた私にとっては看過できない情報だった。前日から工事のことは知っていたが、朝起きてすぐに妻が「やっぱりかなり渋滞しているみたいだよ」と教えてくれた瞬間にげんなりしてしまった・・。しかし、この集中工事は5月22日まで続くようだから、渋滞を厭がって日延べをするわけにもいかない。ただでさえGWで月詣でが遅れてしまっているだけにもうこれ以上は遅らせることができない。しかし、分かっていて渋滞に巻き込まれるのも馬鹿らしい。それなら、名神とは違う別のルートはないものかと、ナビと相談してみた。すると、まずは大森ICから東名阪自動車道に入って清州JCTまで行き、そこから名古屋高速に入り、その道を一宮ICまで行って、そこから名神高速に乗り換える、そうすれば春日井-小牧間の激しい渋滞からは免れることができそうなことが分かった。大森ICまで国道を通って行くのに少しばかり時間がかかりそうだが、東名阪に入ってしまえば、道なりにスムースに行けそうだ。このコースを使ってお稲荷さんには行ったことはないが、試して損はなさそうだ。「行ってみるか」と小雨の降る中車を走らせた。


 
結果から言えば、大正解だった。国道は予想通りの混み具合だったが、東名阪、名古屋高速とも車の流れは順調で、ストレスを感じることなく運転できた。一宮ICから名神高速に入ると、片側一車線に制限されていて、ここからは渋滞しているのかなと心配したが、さほどのこともなく、いつもより短い時間でお稲荷さんに到着したような気さえした。途中、車線を制限するために延々とコーンが並べられているのを見て、「これを並べるだけでも大変な労力だな・・。これだけの維持費がかかるんだから、高速道路の無料化なんて、とても無理な話だよなあ・・」などと机上の計算だけで、簡単な安受けあいをしてしまった民主党政権の愚かさに改めてため息をついてしまった・・。
 肝心の工事の様子を見ることはできなかったが、
「舗装補修工事」・・舗装面の凸凹やひび割れなどを補修。また、雨の日の水はけを良くし、走行時の路面騒音を減少させる高機能舗装化を進めます。
「ガードレール改良工事」・・反対車線への飛び出しなど重大事故の発生を防ぐため、強度を増したガードレールに取り替えます。
「橋梁床版補強工事」・・交通量の増大や車両の大型化に伴う、劣化や老朽化により、痛みが進んだ橋のコンクリートを厚くし頑丈にします。
などというような工事が集中して行われるようだ。いずれも高速道路を利用する者にとっては大事この上ない工事ばかりであるから、丁寧に進めていってもらいたい。

 参拝を終え、帰りも同じコースを逆向きに辿って来たが、やはりこちらの新しいコースの方が早いような気がした。一度正確に時間を計って比べてみなければならない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前ページ 次ページ »