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テンペスト

 NHK・BSプレミアムで10回にわたって放送された「テンペスト」をずっと見てきた。仲間由紀恵のくぐもった声が微妙に癖になった10回だった。あらすじはこんな感じ。

 『誰よりも聡明な少女・真鶴は、女であるというだけで学問を修められないことを不公平に思っていたが、跡継ぎと目されていた兄の失踪を機に宦官・孫寧温と名乗り、性を偽って生きていくことを誓う。
 科試に合格した寧温は、王府の役人として、降りかかる難題を次々と解決し、最速の出世を遂げていく。そんな寧温は数々の敵に阻まれ、遂に謀反人として八重山に流刑にされる。寧温は真鶴に戻り、九死に一生を得るが、その類稀なる美貌と才覚を見初められ、自分の意思とは裏腹に王の側室として王宮へ返り咲くこととなる。
 平穏な生活はペリーの来航により急を告げる。外交に長けた人物として、八重山にいると思われた孫寧温に対して王府へ戻るよう王命が下り、真鶴は昼間は宦官として、夜は側室として一人二役をこなさなければならなくなる。
 薩摩と清国、2つの国の狭間で揺れる琉球に近代化の波が押し寄せる』

 Wkpediaから拝借してきたが、うまくまとめてある。ただ、問題なのは壮大なテーマを持っていたであろう原作をきちんとドラマ化できたであろうか、ということである。展開が大ざっぱすぎて、本当に?と思うこともしばしばだったが、特に最終回は酷かった。こんな終わり方なら付き合ってこなけりゃよかった・・、大いに後悔した。あまりに頭にきたので、このブログでこき下ろしてやろうと思って、下調べのつもりでHPを覗いてみたところ、「人物相関図」というものを見つけた。それを見ているうちに、ドラマの世界に引き戻されて、いつしか文句を言う気も失せてしまった。




 このドラマで特筆すべきは、高岡早紀の怪演だろう。神の力で琉球王国の安寧を図ろうと、権謀術作を繰り広げる聞得大君を迫力たっぷりに演じていた。彼女のことは余りよく知らなかったが、まさに神がかり的な演技だったように思う。それを見られただけで十分だったような・・。

 このドラマ10回分・約8時間を2時間半に編集し直した映画が来年1月28日に公開されると言う。追加撮影などは予定していないそうだが、うまく編集すれば見応えのある映画となるかもしれない。そのためには、高岡早紀の出演場面を多くすることが必須だと私は思うのだが・・。

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エアコンの入れ替え(2)

 エアコンの入れ替えが順調に完了した。
 天気も良く、朝から絶好のエアコン入れ替え日だった昨日、電気屋さんがやって来たのは10時少し前。喫茶店に行って帰ってきたばかりだった私は、室外機を移動していなかった。慌ててコードやパイプを切断して運び出したのだが、なかなか重くて苦労した。錆びてグサグサになっていたいたのを見た電気屋さんが、「もうダメでしたね、これじゃあ・・。替えて正解ですよ」と妙な褒め方をしてくれたのは変な感じがした・・。
 午前中は塾があったので、いつもとは違う教室で授業をした。時々工事をする音が聞こえてきたが、さほど気にならずに授業ができたのはよかった。
 12時に終わって外に出たら、電気屋さんが「終わりました」と工事が完了したことを教えてくれた。2時間でできるとは思っていなかったのでちょっとびっくりしたが、迅速な仕事ができるのもいい電気屋さんの証拠だと思ったら頼もしく見えた。
「使い方を説明しますんで」
「ええっ?そんなの要らないでしょう?」
「でも、いちおう・・」
とリモコンの使い方を一通り説明してくれた。スイッチをONにしたら勢いよく風が出てきたのにはびっくりした。
「すごい風量」
「ええ、前のはもうダメでしたから・・」
最後のダメ出しだったが、今思えばこの夏をよく乗り越えられたものだ。やはり遮光ネットで窓を覆ったのがよかった。あれでかなり昼の直射日光を遮断したので、室温の上昇を抑えることができたのだろう。教えてくれたNHKの「朝イチ」、ありがとう!!


 前のと比べると横は短くなったが、厚みが増したような気がする。頑丈そうで、長持ちしそうだ・・。
 室外機に太郎がおしっこを掛けないように以前父が囲いをしてくれたのを、そのまま使った。

 

「これなら大丈夫でしょう」
と電気屋さんは言ってくれたが、まだまだ子どもの太郎にはこちらの気持ちが伝わるとは思えない。ちょっと心配だが、室外機の置き場と言うよりも、太郎の遊び場であるから、仕方のないことかもしれない。
 でも、できるだけおしっこは掛けないでよ!!

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エアコンの入れ替え(1)

 塾で、一番よく使い、一番広い教室のエアコンを新しくすることにした。夏も終わりかけなのに、と思わないでもないが、季節が変わる頃だから掘り出し物があるわけで、思いも掛けぬ金額で替えられるので、思い切って替えることにした。
 今までのエアコンは、もう12年も前に買った物で、近年とみに老朽化が進み、ガタガタうるさいわ、休憩はするわでそろそろ寿命に達していたようだった。夏の初めには、「大丈夫かな、保つかな・・」と心配したが、何とか壊れずに夏の盛りを凌いでくれた。しかし、もう本当に見ているのが辛いほどガタが来ていて、安く買える物はないかと、先月末に電気店に相談しに行った。10日ほどして電気店の人がやって来て、「これなんかどうです?」と言ってチラシを見せてくれた。えっ?本当に?この値段?・・今までと同じ5.0kwの大きさで、10万円弱だという。配管に余分にお金がかかったとしても10万5000円で替えられるのだそうだ。う~~ん、安い・・。今のエアコンを付けるときには確か20万円を楽に越えていたから、半額以下だ。富士通の製品だが、冷房効果は他のメーカーの物と遜色はない、と電気店の人が請け合ってくれたので、「じゃあ、替えるか・・」という気になった。しかし、その時、
「忘れてましたが、今のエアコンの取り外しに15000円かかります」
と、電気店の人が思いがけないことを言った。
「じゃあ、12万かかるってこと?」
「そうなりますね・・」
「でも、自分で外して、自分でリサイクルに出せば15000円は払わなくって済むの?」
「お勧めしませんが、そうなりますね・・。できますか?」
「15000円のためなら無理でもやるよ!!」
背に腹はかえられない、ガスの抜き方だけは伝授してもらったが、後は自力で何とかすることにした・・。

 新しいエアコンが設置される前にやっておくことが幾つかあった。
1.室外機を置く場所の周りに生えている草を刈っておくこと。
2.室内機を外しておくこと。
3.取り外したエアコン一式を処分してくれるリサイクル業者を探しておくこと。

1.は、かなり丁寧に草を抜いた。

 

2.は、慣れない作業でちょっと苦労したが、思ったよりも短時間で外せた。

 

3.は、運良く通りかかったリサイクル業者を呼び止めて事情を話したら、処分を快諾してくれた。

 よし、これで準備は整った。後は電気屋さんに任せるのみ・・、楽しみだ。

 ところで、
 エアコン君、長い間ご苦労さま。よく働いてくれた、ありがとう!!


 
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欲しい!!

カップヌードル発売40周年記念
「カップヌードルロボタイマー プレゼントキャンペーン」
抽選で合計10,000名様に当たる!


 日清食品株式会社は、「カップヌードル」シリーズを対象とした「カップヌードルロボタイマー」プレゼントキャンペーンを、2011年9月上旬から全国実施します。今回のキャンペーンでは、カップヌードルにお湯を入れて待つ「3分間」を、おもしろおかしいコメントや、愛らしい動きで楽しませてくれる、オリジナルの「カップヌードルロボタイマー」を抽選でプレゼントします。

●カップヌードルロボタイマーとは?
お湯を入れて、カップヌードルができあがるまでの「3分間」を楽しませてくれるロボタイマーです。見た目はカップヌードルですが、フタ部分にあるスイッチを押せば、「しゃべる!、踊る!」愉快なロボタイマーに変身します。

●カップヌードルロボタイマーの特徴
[1]LEDランプで経過時間が分かる。(ランプが1つ点灯するごとに30秒が経過したことを表す)
[2]本日のラッキーカラーや食に関することわざ、カップヌードルにまつわるトリビアなどをランダムに話す。 
[3]コミカルな動きや、愛らしい顔。

「見た目は、カップヌードル?? スイッチを押して、びっくり!!」
 


応募方法 :
対象商品(「カップヌードル」シリーズ)の底についている「フタ止めシール」または「開封用シール」を2枚1口にして、専用応募ハガキ((ダウンロードはこちらから)、または市販のハガキにしっかりと貼り、郵便番号、住所、氏名(ふりがな)、電話番号、年齢、性別を明記の上、ご応募ください。
*お一人様何口でもご応募いただけますが、ハガキ1枚で5口までのご応募とさせていただきます。

応募締切 :
第1回締切 2011年10月16日(日) 到着分
第2回締切 2011年11月16日(水) 到着分
第3回締切 2011年12月16日(金) 到着分
第4回締切 2012年1月16日(月) 当日消印有効

当選発表 :
厳正なる抽選の上、各回2,500名様、合計10,000名様の当選者を決定します。
発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。


カップヌードルはあまり好きじゃないけど、ちょっと頑張ってみよう!! 本当に欲しい!!

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ココスヤシ

 夏期講習中にバスで市内を走り回っていた時、ある歯科医院の前に大きなヤシが植えられているのを見つけた。太い幹から伸びた何枚もの葉が陽を浴びて銀色に光っている。きれいだ・・。ウットリしてしまった・・。ヤシについてはかなり勉強したつもりだったが、地植えの大きな物となるとまるで様子が違うため、何というヤシなのかよく分からなかった。
 その夜、PCで調べたところ、たぶんココスヤシだろうと思った。


 そう、こんな感じ・・。なぜ今までココスヤシを買おうと思わなかったんだろう?ちょっと不思議な気もしたが、いったんその美しさに目覚めた以上側に置いておきたい。夏の間にオークションで買いすぎて、今月の請求書はかなりの額になっていたので、もう買い集めるのはやめにしようと思っていたものの、そんなこと欲しい物が見つかったらどうでもよくなる。さっそく世話になっているヤフー・オークションでココスヤシが売られていないか調べてみた。
 だが、どこを探しても出品されていなかった。観葉植物の販売をしているサイトにも通ったが、どうしても見つからなかった。う~~ん、残念・・。しばらくは出回らないのかな、と諦めかけていたところに、何度か落札させてもらった出品者が「150cmのココスヤシ」を出品したのを見つけた。おお、ラッキー!!
 すぐに入札したが、私と対抗しようという人は現れず、結局4500円で落札できた、嬉しい!!

 で、昨日送られてきた・・。
 さっそく梱包を開いてみたところ、こんな感じのものが現れた・・。

 

 さすがに上の写真のココスヤシとは比べるべくもないが、それでも長く伸びた葉は瑞々しくて気持ちがいい。それと幹が太い!!
 ちょっと鉢が古くて汚れていたので、あらかじめ買っておいた10号鉢に植え替えることにした。

 

 ジャングル部屋に並べてみたら、案外目立たない。もっともっと大きくならなきゃね。

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ナックルおじさん

 『レッドソックス18-6ブルージェイズ(13日・ボストン)ナックルボールを操るレッドソックスの先発ウェークフィールドが6回5失点ながら勝利投手となり、通算200勝を達成。試合後インタビューを受けると、満員のファンが大歓声を送り、ナインもベンチに戻って祝福した。
 1992年7月のメジャーデビュー戦での初勝利から約19年後、球団によると45歳42日での到達は過去最年長という。7月24日に199勝目を挙げてから、9試合目の登板でようやく節目の白星を手にし「もう無理かと思ったときもあった。言葉が出てこない」と目を赤くした。(共同)』

  

 9月になって、MLBの試合をTVで見ることが多くなったが、どういうわけかレッドソックスの試合が中継されることが多く、しかもウェークフィールドが登板する試合が多かった。ウェークフィールドというピッチャーは魔球と言われるナックルボールの使い手として有名で、松井がヤンキースに所属している頃は、本当によく対戦した。TVの画面で見る限りは、球速も遅く、どうしてあんな球が打てないのだろうと不思議に思ってしまうが、無回転で来るボールは予測できない変化をして、まるでバットを擦り抜けるような動きをするという。キャッチャーが受けることが難しいと言われるほどだから、そう簡単に打てるはずもない。
 だが、今年のウェークフィールドは調子が良くないのか、私が中継を見る度に打ち込まれていた。200勝に王手がかかっていたのは、アナウンサーが何度も話すので自然と分かったのだが、ボールにとても往時の冴えがなく、いとも簡単に打たれて大量失点を喫して、マウンドを去るという場面が繰り返された。飄々と投げる姿がどことなく憎めず、宿敵ボストンの投手でありながら、「ナックルおじさん」と呼び習わしてきた私には、かなり寂しい気のするここ数試合であった・・。
 「フランコ-ナ監督もよく我慢してウェークフィールドを使い続けているなあ・・」
と思っていたところ、昨日の試合も、3回までで4-5と負けていたので、「また負けるなあ・・」と、その後の経過などまるで気にもしなかった。ところが、家に戻って携帯の「ワールドベースボール」を開いたら、「45歳ウェークフィールド200勝で涙」という見出しが飛び込んできた。
 「えっ?勝ったのか?」
と、信じられない思いで記事を読んでみたら、味方の大量援護に助けられて、逆転でなんとか勝ち投手になれたようだった。だが、内容などどうでもいい。とにかく1勝して200勝投手になれたのだから、手放しで祝福しよう!「おめでとう!!苦労したけど、よく頑張った!!」
 
 快挙をお祝いしようとあちこち探していたら、こんな映像を見つけた。若くてちょっとかっこいいウェークフィールド・・・。


 
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指病み

 8月の中頃から、「指病み」にずっと悩まされている。と言っても、「指病み」という呼び名がどこまで通用するものなのかよく分からないので、一応説明してみる。指の爪と皮膚の境目が何かの拍子で破れ、そこにからバイ菌が入って赤く腫れ上がり、強い痛みに悩まされている間に膿んできて、白い膿が溜まってくる・・、そんな怪我である。爪との間にできたささくれを剥がしたりした時にできることもあるようだが、私の場合はひたすら爪を噛みすぎて皮膚との間の部分まで噛みちぎってしまい、痛いと思いながらもほかっておくといつしか赤く腫れ上がり・・、という経過をたどる。(写真を載せればよく分かるかもしれないが、余りに痛々しいのでやめておく)
「50過ぎたおっさんが爪を噛むなんて見苦しい!!」
といつも妻に吐き捨てられるが、この年になるまで続いている癖など直しようがない。どんなにブツブツ文句を言われようと、こればっかりはどうしようもない。自分でも見苦しいと思わないでもないが、死ぬまで噛み続けることになるだろう、きっと・・・。
 そう考えれば、「指病み」というのは、いくつになっても改まらない悪習に対する罰のようなものかもしれない・・。思い返せば夏休み中、バスを長距離運転しながら、気がつくといつも爪を噛んでいた。長い時間バスの運転をしなければならなかった手持ち無沙汰からついつい・・という気落ちからだっただろうが、本当によく爪を噛んでいた。だが、毎日噛んでいれば余り伸びていない爪までむりやり噛みちぎることだってある。思わず、「痛ッ!」と叫ぶこともよくあったが、血が滲んできて、なかなか痛みがひかず、やがて赤く腫れ上がってきて、「あ~~あ、指病みだ・・」と最悪の結果になることもあった。それが重なったのがここ3週間ほど。先ずは左手の親指の爪の左側が腫れた。痛くて仕方がなかったが、腫れ始めた時点で薬を塗ったところで効き目はうすい。子どもの頃からの経験で、こうなったら痛みを我慢して、腫れ上がった部分と爪の境目をぎゅっぎゅっと押して、膿を出すようにするのが一番手っ取り早く治す方法だ。今まではずっとこのやり方で腫れ上がった箇所が化膿して白くなるのを防いできた。だが・・、
 今年はなんだか膿が出ない。その代わりいつまでも赤く腫れ上がっていて、痛くて仕方がなかった。
「参ったなあ・・」
と思いながらも、運良く最悪の状態には至らず、1週間ほどで腫れはひいた・・。「よかったなあ」と喜んでいたのも束の間、今度は右手の親指の爪の左側が腫れ始めた。
「うっ??」
連続して指病みになるなんて初めてだ、どうしたんだろう?
 今度も同じような自己流の治療法を繰り返して、なんとか1週間ほどで腫れがひいた・・。
 しかし、「二度あることは三度ある」という諺を証明するかのごとく、今度は左手の薬指の爪の左側が指病みになってしまった!!信じられない・・。もちろん原因は私の爪の噛みすぎに決まっているのだが・・。

 左右の親指の指病みのことは妻には隠しておいたが、さすがに3つ連続となると気持ちが悪い。妻に相談してみた。
「爪ばっかり噛んでいるからだよ!」
と、予想通り一刀両断にされてしまったが、
「抵抗力が弱くなっているのかもしれないね・・」
と言葉を継いだ・・。
 う~~ん、妻の言う通りかもしれない。以前は爪を噛みすぎても、簡単には指病みにはならなかった。それなのに、こんなに連続して指病みになるのだから、私の体はうようよしている病原菌の餌食になりやすくなっているのかもしれない。困ったものだ・・・。

 そこでちょっと調べてみたところ、
 『免疫力とは、感染症やガン細胞と闘うチカラのこと。このパワーを支えているのは、おもに血液中の白血球。白血球が元気に働く、すなわち病気に対する抵抗力あり、ということなのです。免疫力をアップさせるためには、食事、睡眠、運動、ストレスなど、さなざまな要因がありますが、香味野菜も免疫力アップに役立ちます。
 香味野菜の香りには、白血球そのものを刺激して数を増やし、活性化させる働きがあります。夏の献立に活躍する青じそ、みょうがなど、香りづけの薬味に意外なパワーがあるのです。なかでも、にんにく、しょうがにはガン予防効果があるといわれ、食欲をうながす独特の香りが、免疫力をもアップさせることがわかってきました。毎日の食事に適度に取り入れれば、おいしく免疫力を高めることができるでしょう』
と書いてあるのを見つけた。

 青じそとしょうがは好きだけど、にんにくは苦手でみようがは大嫌い・・。好き嫌い言ってる場合じゃないけど、嫌いな物は嫌いだし・・。




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発掘!(2)

 そう言えば、8月10の記事で写真を載せたトンボ、あれは100円ショップで買った装飾品だった。腹のところに磁石が埋め込まれていて、鉄製の物にくっつくようになっている。

 
 100円ショップで見つけて本物のトンボの標本かと思ってじっくり見てみたが、作り物とは思えぬほどの出来映えで、思わず3つ買ってしまった・・。

 このところ観葉植物の鉢や受け皿を買うためによく100円ショップに行っている。「安物買いの銭失い」だと思われていたのはもう遠い昔、今の100円ショップには、「本当に100円でいいの?」と思わせる物が多々ある。トンボなどその好例だが、先日レジの側でこんな物を見つけた。


 8月18日に行った名古屋市科学館で開催されいた恐竜展で買ってきた「化石」のことは記事にしたが、確かあれは会場限定という触れ込みであったし、しかも値段は500円くらいしたはずだ。それなのに同じような物が100円で売られているなんて・・・。詐欺にあったようで、ちょっとムッと来た私は、これがいったいどんな物であるか、中身を調べずにはいられなくなった。で、2つ買ってみた。

 家に帰ってさっそく削り始めた。
 箱から出した塊は卵形で、科学科の物よりも一回り以上小さかった。まるで同じではないようだ・・。


 ちょっとホッとしたが、一生懸命削っているのになかなか中身が出てこない。小さい物なのかなあ・・、それにしても勿体ぶっている。
 「早く出てこい!!」
と叫びたくなったちょうどその時、少し形が見えてきた・・。


 「やっぱり小ぶりだなあ・・」
そう思いながらも、さらに削っていったら、全体が出てきた。ふ~ん、パーツを組み立てたりしなくてもいいんだな・・、でもそれではちょっとつまらないなあ・・。

 

 その後もう一つも削ってみたが、種類は違ったものの様式は同じような物だった。


 こうやって3体並べてみると、やはり科学館で買った物が一番立派だ。さすが500円だけのことはある・・。
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「9・11 変容する戦争」

 8月上旬に配巻されていた、集英社「戦争×文学」の第4巻『9・11 変容する戦争』をこのところ読んできた。「9・11以降、イラク、アフガンと今も戦争はつづく。冷戦後、変わりつつある戦争の姿をとらえた新しい文学」を集めた巻であるが、今までのところ

日野啓三 『新たなマンハッタン風景を』
宮内勝典 『正義病のアメリカ』/『ガンジー像下の「イマジン」』/『若者の死を悼む―香田証正君の死』
米原万里 『バグダットの靴磨き』
小田実 『武器よ、さらば』
平野啓一郎 『義足』
重松清 『ナイフ』
笙野頼子 『姫と戦争と「庭の雀」』

を読んだ。他にも何作か収録されているので、そのうち読もうと思っているが、上の作品の中では米原万里の『バグダットの靴磨き』に最も衝撃を受けた。その内容を簡単に記せば、

「路上で靴磨きをしている12歳の孤児・アメフドはお金と引き替えに身の上話をし始める。『父親は軍隊に狩り出されたまま生死不明となり、二人の小さい妹と祖母は米軍の誤爆で家が破壊されて下敷きになって死んでしまう。叔父と母の関係をおもしろくなく思うアフメドは外出禁止の中、家を飛び出して米兵に狙い撃ちされて膝から下が使えなくなる。さらに叔父は、アフメドの身代わりとなって連行され、アブ・グライブ監獄で獄死してしまい、陽気で美人の母親は、結婚式の手伝いをしているときに、急襲してきたアメリカ軍にその家の人々と一緒に撃ち殺されてしまう・・。』とうとう天涯孤独となってしまったアフメドは靴磨きと身の上話で得た60ドルでコルト拳銃を買い、それを使って『人間は殺さないけれど侵略者たちを撃つ』と話を締めくくる・・」

 悲惨きわまりない身の上であり、何でこんなにも・・と思ってしまうが、これがバクダットの現実であったのだろう。平穏な国で安穏と暮らして来た私には想像を超えた現実であるが、驚くべきことにこの小説はロシアの新聞記者の22行のレポートをもとに、米原が創作したものだという。ロシア語の同時通訳者であり、作家としてエッセイストとして多岐にわたる才能を発揮した彼女の作品は「パンツの面目ふんどしの沽券」しか読んだことのなかった私には、米原万里という人物の実像が仄見えたように思えた・・。この作品は、イラク戦争の直後、日本ペンクラブが刊行した「それでもわたしは戦争に反対します」に収められたものだが、イラク戦争反対の意志が伝わってくる。
 ノンフィクション作家の吉岡忍は、この作品について「短い小説ですが、戦争、侵略というざらついた現実に生きている家族の姿と、少年の切羽詰った気持ちを鮮やかに描いた小説になっています」と評価しているそうだが、無垢の少年をそういう状況に追い込んでいく戦争という現実の非情さ、冷酷さに NO! を言い続けることこそが私たちの努めであると、改めて思った。
 だが、米原がこの作品を書いたときと今の世界の情勢はほとんど変わっていないように見える。いや、悪くなってしまっているのかもしれない・・。9・11から10年経って、新聞やTVではいくつかの特集が組まれていたが、それらを読んだり見たりするたびに言いようのない空しさを感じるのは、己の無力さに対してなのだろう・・。

 
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お祭り

 今日は9月11日。アメリカの同時テロから10年、東日本大震災が起こってから半年が経った。それに関して何らかの言葉を残さねばならないと思ったが、私の住む市では一年に一度のお祭り、どうしてもそのことが書きたくなってしまった。私などその程度の人間であるから、恥ずかしげもなく、お祭りのことを記すことにした・・。

 もう20年来、お祭りの一日目は庭で焼き肉をすると決まっていた。だが、今年は断念。その理由は、弟一家が新潟に引っ越してしまい、お祭りに来られなくなったことだ。双子も小学校に入学して、お祭りに連れて行ったら楽しくて仕方がない年頃になったというのに、今年は来られない。「つまらないなあ・・」と妻とかなり前から話していたが、さすがに新潟から呼びつけるわけにもいかない。息子や娘も帰ってこないし・・。
 でも、父が元気だったら私と二人だけでも焼き肉をやったかもしれない。だが、父は退院以来ずっと禁酒を続けているし、手足の不調を訴えることよくあるので、焼き肉をやろうと言っても乗ってきそうもない・・。
 っていう理由で今年は断腸の思いで諦めた。

 だが、そのお陰で今まで味わったことのない喜びにもひたれた。それはお祭り恒例の花火をごく間近で見られたこと。

 
 
 ファンミーティングから一夜明けて戻ってきた妻を迎えに行った帰り、立ち寄ったセブンイレブンの駐車場で見た花火は今までに見たどの花火よりも大きかった。いつもの年だったら、こんな時間はベロベロになっているのに、今年は素面で車を運転していたからこんな幸運に巡り会えた・・。ずっとショボいと思ってきた祭りの花火がこんなにも立派だったなんて、少し嬉しかった。
 「大スターマイン」も名前の通りカッコよかった!!

  

  



 やっぱり夏の終わりの花火はいい。素面でも酔っ払っていてもいいものはいい!!


 
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