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「ライフ いのちをつなぐ物語」

 「ライフ いのちをつなぐ物語」を見た。

 「ミズダコは一生に一度だけ産卵し、付きっきりで卵を守り、孵化する様子を見届けて一生を終える。ハネジネズミは自分より動きの速い敵から身を守るために、縄張り内のあらゆる道を記憶する。単独で狩りをする習性のチーターだが、この作品で見られる三兄弟は力を合わせたチームプレーで大型動物を仕留める。エチオピアの山地に住むヒゲワシは、好物である骨髄の中の脂肪を食べるため、骨を岩場に落として割る方法を思いついた…」

などという映画の内容を読んだり、映画館で予告編を見たりしていたら、ぜひ見たくなった。古くは「野生の王国」、今は「ダーウィンがきた」という野生動物の生態を描いた番組が大好きな私であるから当然のことであるが、

 「動物と同じ目線”にこだわり、最新のカメラ技術を駆使して撮影された本作は、観客がまるでそこにいるかのような体験をする事ができ、奇跡の映像の数々によって構成されている。製作期間6年、総製作費35億円、18カ国、24カ所――世界を股にかけた全大陸ロケを敢行、BBC史上最大のネイチャードキュメンタリーとなった。世界で初めて撮影された動物の映像もふんだんに含まれ、またお馴染みの動物たちの姿からも、今までに見た事のない映像を引き出す事に成功している。丁寧に、辛抱強く、一瞬のチャンスのために時間をかけてカメラに収められた奇跡の映像には、思わず「どうやって撮ったの?」と声をあげてしまう事だろう」

というレビューを読んでますます期待に胸を膨らませていった。

  

  

 確かにレビューの通りだった。どうしてこんな映像が撮れるのだろう?と不思議に思った場面はたくさんあった。だが、なんだが物足りなかった。「いのちをつなぐ物語」という副題から想像できるような感動的な映画ではなかった。どうしてだろう?
 見終わった帰り道、妻とその理由を探してみた。

「撮影したシーンはもっともっとあっただろうね。もっと感動的な場面だってあったはずだよ」
「例えばチーターの話でも、三兄弟が力を合わせたらいい狩りができるって気付くまでにはたくさんの失敗があっただろうから、それを見せて欲しかったよな」
「さすがBBCって感じが少なかった気がする・・」
「編集がまずいんだろうな」
「そうだね、いくつもの動物を詰め込み過ぎたんだよね、きっと」
「場面が次々に変わっていくっていう気はしたなあ・・」
「深みが足りないんだな、結局は」
「Avexが絡んだ映画だから仕方ないんじゃないの」

 さすがスマヲタ、Avexはお気に召さないらしい・・。
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