じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

ウィルスの恐怖

2006-03-16 00:04:01 | Weblog
★ 今人類は2つのウィルスの恐怖に直面している。一つは昔から戦ってきた病原体としてのウィルスであり、もうひとつはコンピュータウィルスである。

★ 病原体としてのウィルスはエボラ出血熱やエイズウィルスなど新しいものが登場してきたが、中でも新型インフルエンザはジワジワと人類に迫りつつある。腰の重い国が特効薬の「タミフル」を備蓄しようとしている点を見ても、大流行の時が近づきつつあることを物語っている。ただ悲観的な見方をすれば我々はこの新しいウィルスとの戦いを防ぎようがない。多くの人類がウィルスの餌食となるであろう。ただささやかな希望は、人類のうちある者たちはこの戦いに打ち勝ち、免疫を手に入れるということである。人類は何度となく病原体、ウィルスと戦い、今ここに存在する我々はその勝者の末裔である。次の戦いで、自分が勝者になるか、敗者になるかはわからないが、人類が絶滅することはなかろう。ウィルス同様、人類もなかなかしたたかに生き延びるであろう。

★ もうひとつのウィルス、コンピュータウィルスはなかなかやっかいな存在である。昨今「ウィニー」による情報の漏洩が報告され、政府が「ウィニー」を使わないようにと呼びかけるなど異常事態となっている。ひとつ心配なことがある。これはSFの世界の話かも知れないが、もしコンピュータウィルスが自己の複製を作ったり、また進化できるとしたらどうであろう。ビデオテープを通して伝染していく「リング」のように広がっていくことはないのだろうか。

★ 今や電子ネット社会である。経済も軍事も電子機器を介さなくては成り立たなくなってきている。映画「2001年宇宙の旅」ではコンピュータがロケットの乗組員に反旗を翻す姿が描かれていた。万が一、軍事関連のコンピュータが暴走したら、核戦争が勃発するなんてことはないのだろうか。ハッカーによって軍事システムが誤作動し、核戦争直前まで至ると言った映画は何本かあったと思う。私たちの社会と言うものは案外、砂上の楼閣なのかも知れない。
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