今年の初めごろに、長年たまっていた書類を大胆に整理したが、最近、あれもとっておくんだった、
これも捨てるんじゃなかった、と思うことが出てきた。
書類を捨てて、押し入れの段ボール箱を2箱つぶして、いまだに和室にたたんで立てかけてある。
和室はちっとも広くなっていない。
そういえば、先週、やっと衣替えをした。
私の寝室のクローゼットに衣装ケースがあり、夏物と冬物を、季節が移ると、交換してきた。
去年は、母の突然の入院後の落ち着かない日々が、ちょうど衣替えの時期と重なり、秋になって
あれ?今年の夏服出さなかった、と気づいた。
外出着が必要なことがなかったせいで、一年中タンスに入っている夏服で、事足りてしまったのだ。
それで、今年は、夏服を衣装ケースから出し、洋服ダンスの冬服を、替わりに、ケースに収めた。
40代、50代に働いていた頃、職場で着る服は、制服のサイトで事務服を購入して、それを
着ていた。
引退してから、そのころの夏のオーバーブラウスの事務服がまだきれいなのに、使わずにいるのが
もったいない。
ちょっと外へ行くときなどに、着ようかと思っていた。
それも、去年は、まったく気づかずに夏を過ごしてしまったのだ。
衣類も、このマンションに引っ越すときに、大胆に捨てた。
高かったものも、ウエストが入らないなら、持っていても仕方ない、と思った。
ときどき、(あれを残しておいたら、使えたな)とか、(姪が成長したら、あげられたのにな)などと、
思うことがあった。
でも、衣類は、また必要なことがあったら、買えばすむ。
書類は、何かの証明、確証、証拠、であるし、捨てないほうがよかったのかな、と悔いている。
ただ、これから、数年たったら、別にそれがなくても、毎日は過ぎていき、そのときは、年老いていて
持っていても、出してきて見ることがなかったかもしれない。
今、ないから、悔やんでいるだけなのだろう。
実家に置いてある荷物も、そのうちに持ってこなければいけないものもあるので、そうなると
また、色々と処分しないと、しまうところがない。
そのときまで、今の未練を解消しておく必要がある。
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