1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2378話目】 その人間の裏表を知ろうと思えば、掃除をさせるが1番早い。掃除をさせれば、その人間の本性が一発で浮き彫りになる。

2022-04-07 20:00:15 | 法話
他宗住職が「同じ歳の友人住職が肝硬変で他界。最期は大量吐血で。彼は53歳、初見は本山の研修会。身体中に刺青があり、皆は避けたが、私は何故か馬があって。若い頃は相当にヤンチャを。が、私が出会った時には、その様な片鱗は微塵も、刺青以外は。ただ、お酒は浴びる程に。が、飲んだからとて平常のまま」と。

【追伸】
この他宗住職が「身体中に刺青、といっても、極道の世界を歩いた訳では。が、若い頃には警察に何度もご厄介に。昔からの言葉に『悪に強い奴は、善にも強い。中途半端が1番あかん』と。とことん悪い事をしてきた人間が、心を入れ替えると、今度はとことん善い事をする、と。ほんと、そんな男でしたね。しかし、53歳は、ちと早い。酒で寿命を縮めましたな」と。因みに、わが寺では、開山(第一世住職、150年前の住職)が酒(色んな意味で)が嫌いだった人らしく、如何に大酒飲みでも、檀家に入ってきたら、自然にお酒が飲めなくなっていったと。間違いなく偶々の偶然だとは思うが、先代(父)や拙僧の時代でも、このお寺に縁付いた人は、ほんとにお酒が飲めなくなっていくんだよな。勿論、例外もいますよ。

写真は、開山和尚。