1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今日4月8日は、お釈迦さんのお誕生日。生誕直後、7歩歩いて「天上天下唯我独尊」と。いやいや、そんなアホな。馬じゃあるまいし。

2022-04-05 17:52:57 | 法話
通例では今日4月8日は、お釈迦さんの誕生日(花祭り、降誕会)にて。が、ほんとにこの日にお生まれになったの、と。2500年前の話にて、誰も確かめようが。但し、花盛りの時期というは文献から見ても、そうかも。法要は2月8日から5月8日まで、寺院によってまちまち。わが寺では4月の第一日曜日に法要を。

【追伸】
4月の8日に拘る寺院もあるが、わが寺では『社会人、子供達もご縁に会える様に』と毎年、日曜日に。お釈迦さんはお生まれになって即、7歩歩かれ「天上天下唯我独尊(大宇宙で私ほど尊い者はいない)」と言われたとの逸話が。そんな馬鹿な事はない。馬じゃあるまいし、即、立って歩いて言葉を発するなど。それだけ尊かったんだ、と後世で作り上げられたもの。が、嘘とは感じないが、釈尊の徳かと。お釈迦さんは現実主義者。その教えを諸に受け継いでいるが、禅宗かな。様々それに因んだ話があるが、禅宗僧侶になった武田信玄(俗名、晴信)公は戦(いくさ)の前、風林火山の旗に鳩が止まった事で「よし、これで戦は大勝利」と、雄叫びを上げた家臣に対し、その鳩を弓矢で射殺し「この度は鳩であったが、烏であったなら、負け戦とでも言うつもりか」と。験を担ぐも免疫向上にはいいが、それを気にし過ぎるは、あかんかな。拙僧、禅の考え方は大好きですね。投稿写真は、わが寺の釈迦涅槃像。桜は枝垂れ桜。