1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 外国人法話読者の若者が「どのくらいの高さまで上空に上れば、地球が平和な星に見えるのかな、住職さん」と。ほんと、そう思うな。

2022-04-29 17:56:41 | 法話
外国人読者が「住職さん。地上、どの位まで空に上れば、地球が平和に見えるのかな」と。対し拙僧「そうだね。地上の人間が見えなくなるまで上ったら、地球が平和に見えるかもね」「という事は、人間が地球から消えたら、他の生物は過ごし易い環境になる、という事か」「人間が消えなくても、欲さえ消えればね」と。

【追伸】
この外国人読者が「人間の強欲を消す事なんて、今の大人達じゃ、無理な話ですよね」と。「絶対に無理な話だな、今の大人達では。が、今の子供達が大人になれば、多少は期待が出来るかな。期待したいがな」「でも、住職。今の子供達を育ててるのは、今の大人達でしょ。期待は出来ないでしょ。第一に、人間から欲がなくなるなんて無理でしょ」「少しずつ時間を追って改善してゆけば、君の孫、玄孫までには、何とかなるかもしれんよ。というより、何とかしなきゃならんよね。そこまで人類が存続しておれば、だが」「そうだね。僕達人間が諦めたら、終わりだもんね」「君は何歳だい」「21歳です」「じゃ、おじさんはまず、君に期待しよう。ごめんな、こんな世界(人間界)を作っておきながら、丸投げする様な事をして」と。






【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2385話目】 鹿児島の子供達が、関ヶ原戦の跡踏破隊として追体験を。敵に背後を見せるな、の教訓を心に頂くために。

2022-04-29 12:33:14 | 法話
薩摩の島津義弘公といえば、敵中突破が先ず脳裏に。関ヶ原敗戦の逃走兵で渋滞の後方よりも、一か八か前方の敵中を、と強行突破。1500人いた兵隊が、最後は80兵に。が、その勇気に家康公は島津家との戦を避け、領地の安堵を約束。毎年8月になると、鹿児島の子供達が関ヶ原戦跡踏破隊として追体験する行事が。

【追伸】
関ヶ原戦跡踏破隊とは、鹿児島の子供達が岐阜県の関ヶ原から、いなべ市を通り、多賀町、大阪まで踏破する行事(片道20キロ)。昭和35年(拙僧が生まれる2年前)から始まったこの催しは、関ヶ原合戦時における島津の武士達の退路を実際に歩くもの。温故知新の旗をかざして、陣羽織の勇壮な姿で。敵に背後を見せない心を、子供達に植え付けるために。そう言われれば、拙僧の狭い範疇(友人、知人、住職仲間)の見解だが、鹿児島の人達は、男らしい人達が多い様な気がする。皆さんの知るところでは、鮎川翔さん、長渕剛さん、山田孝之さん、上白石萌音さん、など、何となくだが、根性が座っとる印象が強いかな。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2384話目】 子供は良い事も悪い事も、外から吸収してくる。それを阻止は出来ない。だからこそ、家庭が濾過出来る場所でなければ。

2022-04-29 09:53:29 | 法話
読者子供が「母ちゃんは『今、何歳』と聞かれると嫌がるのに、誕生日を忘れられると怒る。体重を聞かれると嫌がるくせに『そのくらいにしたら』と食事制限されると腹を立てる。父ちゃんは、父ちゃんで、働きもせんのに『甲斐性無し』と指摘されたら怒る。自分に身に覚えがあるなら、自分で改善すればいいのに」と。

【追伸】
この読者子供が「住職の法話は僕達子供でも納得する事が多い。『子供が世の中の理不尽、善悪を生まれて最初(2、3歳で)に目にするは、親の言動、からだよ。親は社会や学校に文句言う前に、自分の言動に目を』とこの前、ツイッター法話で。この言葉、全くその通りだと思う。幼稚園までは『親の姿が、大人の姿』と僕は思っていたが、幼稚園、学校の先生、友人達の親との接触で、大人にも様々いるんだ、と気付かされた。危ねえ、危ねえ。危ねえ人間になるところだった」と。何と言いましょうかね。こんな理解が出来る子供達ばかりなら、大丈夫ですが。